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来季全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権で使用
ダラーラ320が岡山の最終戦終了後にお披露目走行



 全日本F3選手権第20戦、今季の最終大会となる岡山サーキットでの決勝レースが終了した9月29日(日)。最後のレースを終えた後のピットウォーク中には、来季から始まる全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に導入されるダラーラ320のデモ走行が3周に渡って行われた。

この走行を担当したのは、千代勝正選手。多くの観客の前で、新たなシャシーがお披露目され、拍手を浴びた。
 マシンを降りた千代選手は、初めて乗ったこのニューシャシーについて、「ダウンフォースがすごく大きいですね。クルマ自体も、カウルがかなり大きくなっているので、結構重たいのかなと思ったら、そんなことはなく、軽かったです。 とにかく全体的に運動性能が高いという印象でした。今日の段階では、まだまだ限界が引き出せていませんが。それでもかなりスピードを上げていったんですけど、全く何も起きないですね。それだけポテンシャルが高いと感じました。

今後、スーパーフォーミュラを目指す若手ドライバーにとってものすごくいいトレーニングになるマシンだと思います」とファーストインプレッションを語っていた。

 ちなみに、このニューシャシーは、レースウィークに入ってから、スーパーフォーミュラに参戦中のルーカス・アウアー選手の手によって、初テストが行われている。そのアウアー選手も「これまで使われてきているF3のコンセプトを踏襲していて、軽いし、ダウンフォースが大きい。これまでのクルマよりもダウンフォースが大きいことは、1〜2コーナーや、マイクナイトコーナー、最終コーナーといった高速コーナーで十分感じることができた。
 まだセットアップもほとんどしていない状態だけど、今のF3のトップと同等のタイムをマークできたし、もっともっと速くなると思うよ」とコメント。「こういう速いクルマに乗って、さらにスーパーフォーミュラにステップアップして腕を磨くことで、日本では本当のプロのドライバーになることができると思うし、色々な道があるけど、ヨーロッパのドライバーにとっても日本に来ることは今後も選択肢の一つとしていいと思う」とも語っていた。




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