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■アチーブメント全日本F3 選手権シリーズ Round 2 鈴鹿 レポート
国本雄資と小林崇志が第2戦も優勝、鈴鹿で連勝をマーク!
土曜の開幕戦同様、好天に恵まれた日曜の鈴鹿。今季第2戦決勝は、気温15℃、路面温度28℃というコンディションとなった午前9時30分にスタート進行が始まった。
前日の午前に行われた予選2回目に、1分52秒778というレコードタイムで自身初となるポールを奪ったのは嵯峨宏紀。これに国本雄資、アレキサンドレ・インペラトーリ、ラファエル・スズキが続き、フロントロウの順番こそ違えどトップ4の顔ぶれは第1戦と同じ。吉田広樹が5番手に入り、トラブルで予選2回目に出走できなかった関口雄飛を除くCクラス勢5台が上位を占める。
一方、Nクラスでは小林崇志が2戦連続ポールを獲得し、千代勝正が同じく2番手。クラス3番手には黒田吉隆が食い込み、これに三浦和樹、佐藤公哉、佐々木大樹が続く結果となった。
迎えた午前9時53分、いよいよ17周の決勝レースがスタート。初ポールながら好スタートを決めた嵯峨は、逆にエンジン回転が落ち、動き出しの鈍かった国本、インペラトーリに脅かされることなくトップで1コーナーへ。前日同様好スタートを決めたスズキがインペラトーリをかわして4番手に浮上。Nクラスでは小林がCクラスの吉田をもパスするほどの好スタートを決め、クラストップで1コーナーに進入し、千代、黒田と予選順位どおりに続くが、エンジンストールに見舞われた三浦はスターターが回らず、オフィシャルに押し掛けされてスタートも最後尾に。
トップに立った嵯峨だが、予想外に序盤のバランスが今ひとつでヘアピンなどでクリップにつけず苦戦。オープニングラップこそラップリーダーとなったものの、2周目のバックストレッチでスリップを奪われると、130Rの飛び込みでインを国本に奪われ、無念の首位陥落となり、トップに立った国本がじりじりと嵯峨を引き離していくことに。
このトップ2台の後方ではスズキとインペラトーリが3位を争っていたが、最後尾スタートから追い上げてきた関口が、早くも3周目には5番手吉田の背後に。4周目に吉田をパスした関口は、次いでインペラトーリに迫るが、8周目にインペラトーリがスプーンでコースオフを喫し、労せずして関口は4番手に浮上を果たす。
しかし、序盤の追い上げでタイヤを消耗した上、前車を追走するがゆえに水温が上がってしまった関口はペースが伸びず、トップの国本、2番手の嵯峨はもちろん、3位のスズキにも届かない。逆にインペラトーリの追撃を受けることとなるが、16周目のダンロップコーナーでインペラトーリはスピンアウトを喫しリタイアに。
結局国本が連勝を果たし、嵯峨の初優勝はならず。3位にスズキが入り、初表彰台。関口、吉田がこれに続き、インペラトーリは完走扱いでのCクラス6位となった。
一方、1周目こそ千代の攻勢を受けた小林だったが、そのピンチを凌いだあとはファステストラップをマークしながらの独走態勢に。最終的に約7秒ものマージンを築いた小林は、見事連勝を達成。2位となった千代には大きく離されてしまったものの、3番手を得たのは黒田、佐藤らとの3位争いに競り勝った蒲生尚弥。序盤ペースが上がらず苦しんだ黒田が4位、佐々木、佐藤が5〜6番手に入っている。
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