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第2ラウンドもてぎ金曜占有走行、総合トップはCクラスの国本雄資

 第2ラウンドの第3/4戦を明日に控えた5月21日、ツインリンクもてぎで恒例の金曜占有走行が行われ、午前、午後の2回のセッションの総合でCクラスの国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)がトップタイム。Nクラスでは小林崇志(HFDP RACING)がクラストップを手にした。

 朝から夏を思わせる好天となったもてぎ。午前9時45分から始まった1時間半の午前のセッションは、気温26℃、路面温度39℃でスタート。各陣営ともにセッション開始から積極的な走行となったが、何台かのマシンがオーバーランを喫したり、セッション終盤に蒲生尚弥のマシンが4コーナー立ち上がりのグリーンでストップするなどはあったものの、赤旗中断のないままセッションは進行。

 終盤、残り15分あたりにはニュータイヤを履くマシンも現れたが、1分47秒691と唯一48秒を切りトップタイムを奪ったのは「中古タイヤでのタイムなので、フィーリングはまずまず。開幕戦で表彰台を逃したので、今大会はポイントを稼ぎたい」と語ったスリーボンドの関口雄飛。2番手には嵯峨宏紀、3番手にはアレキサンドレ・インペラトーリが続き、Nクラスでは先行した佐藤公哉を最後のアタックで逆転した小林が、1分49秒128でトップに。佐藤、そして三浦和樹が2〜3番手につけた。

 午後1時45分からの2回目のセッションでは、さらに日差しが照りつけ、気温30℃、路面温度47℃という暑さの中でセッションが始まった。しかし、午前同様スピンするマシンやオーバーランするマシンが散見されたものの、大きなアクシデントはなく、このセッションも最後まで中断されることなく走行が続けられた。

 この結果、このセッションを制したのは1分47秒092をマークした国本。午前はセッション中に大幅なセット変更を行なったため、充分な周回が出来なかった国本だが、「マシンの方向性も非常に良くなったし、手応えは充分。開幕ラウンドで出来なかった2戦連続のポール・トゥ・ウインを狙いたい」と、総合でのトップタイムをも奪い、明日からの第3/4戦に向けての自信を見せた。また、午後のセッションではインペラトーリが1分47秒451で2番手、3番手には嵯峨がつけた。

 一方、Nクラスでは午前同様、小林、佐藤、千代勝正らによる攻防となったが、「昨年はもてぎでは表彰台に上がれず、あまりこのサーキットには良い印象がなかったが、午後の最後にはかなり良いフィーリングで走ることが出来た」と振り返った小林が、ただひとりの48秒台となる1分48秒803で再びトップに。この小林に続き、2番手に千代、3番手に佐藤が入ったが、それぞれのクラスで開幕ラウンドを連勝した国本、小林が、第2ラウンドでも軸となりそうな気配の前日占有走行となった。




写真左 #1PETRONAS TEAM TOM'S国本雄資
写真右 #8 HFDP RACING 小林崇志

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