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●Cクラスで国本、Nクラスでは小林が優勝、ポイントリーダーがその座を堅持

 うす曇りの空の下ながら、時折強い日差しが降り注ぎ気温30℃、路面温度44℃というコンディションで迎えた第5戦決勝は15周の戦い。

 午前8時55分にスタートした予選の結果、ポールシッターはトムスの国本雄資が獲得。しかし、0.01秒差と言う僅差でチームメイトのラファエル・スズキが続き、決勝での好バトルの予感が漂うことに。3番手には戸田レーシングのアレキサンドレ・インペラトーリ、4番手にはル・ボーセの嵯峨宏紀、5番手にスリーボンドの関口雄飛が続き、予選でミッションのトラブルに見舞われたハナシマレーシングの久保田克昭は、満足に周回できず12番手からの追い上げを期することに。

 一方、NクラスではHFDP RACINGの小林崇志が総合5番手となるクラスポールを獲得。トムススピリットの蒲生尚弥、チーム・ノバの佐藤公哉、エイムスポーツの銘苅翼がこれに続く結果となった。

 午後1時20分、レッドシグナルが消え全車がいっせいにスタート。しかし、フロントロウ2台の動き出しは今ひとつで、国本は1コーナーでトップを守ったものの、スズキはインペラトーリ、さらには嵯峨の後塵を拝してしまう。一方レース序盤、アグレッシブな動きを見せたのは関口。予選2回目をユーズドタイヤで走り、ニュータイヤを温存していた関口は、この第5戦をニュータイヤでスタート。その利を活かし、序盤にスズキ、嵯峨をかわして3位に浮上すると、6周目にはインペラトーリをも攻略し2位に躍り出る。

 しかし、この時点でトップ国本は既に6秒半ものマージンを稼いでおり、独走態勢。逆に関口は序盤の猛プッシュが祟ったか、終盤はインペラトーリをかわした3番手スズキの攻勢を受ける。

 トップ国本は最終的に13秒ものマージンを築く圧勝。関口は2位を死守し、3位にはスズキ。インペラトーリ、嵯峨、久保田がCクラスの4〜6位となった。

 Nクラスでは、クラスポールシッターの小林が、スタートこそ今ひとつだったものの、ポジションを脅かされることも無く、じりじりと2番手蒲生を突き離す力強いレースを展開。蒲生は序盤3番手佐藤の追撃を受けるも、徐々に単独走行となり、小林を追い詰めることはできず。佐藤も終盤、ポジションを上げてきたCクラス久保田との攻防でペースが上がらず、結局高い安定感を示した小林は4秒差で逃げ切って4勝目をマーク。2位に蒲生、3位に佐藤という結果に。

 終盤までNクラス4位を走行していた銘苅だったが、千代勝正との攻防で14周目の1コーナーで接触。マシンにダメージを受けてピットインしたため惜しくも周回遅れに。このためクラス4位にはACHIEVEMENT by KCMGのギャリー・トンプソン、5位にチーム・ノバの佐々木大樹、6位にHFDP RACINGの三浦和樹が続く結果となった。




写真左 C-Class 表彰
写真右 N-Class 表彰

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