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●またも国本、小林が凱歌! 両クラスとも連勝劇は続く

 土曜の第5戦から一転、気温21℃、路面温度30℃と涼しいコンディションとなった第6戦。土曜午前の予選の結果、ポールポジションは再び国本雄資。しかし、第5戦同様チームメイトのラファエル・スズキが0.09秒差の2番手につける。3番手にアレキサンドレ・インペラトーリ、4番手に嵯峨宏紀、5番手に関口雄飛となり、Cクラスの6番手は久保田克昭。Nクラスでは小林崇志を抑え、銘苅翼が今季初ポールポジションを奪取。佐々木大樹、三浦和樹がこれに続く結果となった。

 迎えたスタートは午後3時24分。フロントロウのトムス勢の動き出しが悪く、国本はなんとかトップを守ったものの、スズキは1コーナーまでにインペラトーリ、嵯峨の先行を許してしまう。しかし、イン側からブレーキ勝負となり、アウトにはらんだ嵯峨とインペラトーリに対し、アウトからアプローチしたスズキは立ちあがり加速に勝り、クロスラインを採るように2コーナーではスズキが2番手に。同じく、1周目にポジションを上げた関口が3番手。嵯峨、インペラトーリがこれに続く。

 しかし、3周目に2台のNクラスマシンがクラッシュしたためセーフティーカーが導入されたことで、いったん広がり始めた各マシンの差が一気にゼロに。

 リスタートは6周終了時となったが、再びスパートする国本にスズキが数周追いすがったが、最後は約3秒差をつけた国本がそのまま逃げ切って6連勝をマーク。スズキは自己最高位となる2位。3位には関口が入り、インペラトーリ、嵯峨、久保田という結果に。

 一方Nクラスでは、ポールポジションの銘苅がストールこそ免れたものの、スタートで動き出しが悪く早々に小林にクラストップの座を明け渡し、三浦、佐々木が2〜3番手に浮上し、銘苅は4番手に。しかし、3周目の1コーナーで三浦のインを突いた佐々木だったが、三浦もアウト側から併走する形で2コーナーを立ちあがりダンロップコーナーへ向かうところで、佐々木と三浦が接触。絡み合ってクラッシュした2台はその場でリタイアとなるが、クラッシュの処理のためにセーフティーカーが入る。

 6周目のリスタート直後、銘苅に次ぐ3番手に浮上もブレーキに不具合を抱えていた千代勝正が1コーナーでコースアウト。代わって佐藤公哉が3位に浮上。佐藤は12周目に銘苅を攻略し2位に躍進、一方の銘苅は追い上げてきた蒲生尚弥の後塵も拝することとなってしまう。

 後続の攻防を他所に独走態勢に持ち込んだ小林は、2番手の佐藤に約8秒差をつけて優勝。早くも今季5勝目を刻む。佐藤、蒲生、銘苅の順でチェッカーを受けたものの、レース後の車検で重量不足が判明し、まさかの失格となってしまい、蒲生が2位、銘苅が3位……、と繰り上がることとなった。




写真左 #1PETRONAS TEAM TOM'S国本雄資
写真右 #8 HFDP RACING 小林崇志

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