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全日本F3選手権 第7戦 決勝上位ドライバーコメント

◎ Cクラス ◎

■優勝:国本 雄資
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No1/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス)
「スタートでラファエル選手と嵯峨選手に並ばれて1コーナーでブレーキングしたんですが、ちょっとレイトブレーキになりタイヤがロックしてしまってクリップにつけなかったために、そこで嵯峨選手に抜かれてしまって。しかしレースラップは自分の方が速いと分かっていたので、焦ることなくコカコーラコーナー手前で抜き返すことができました。その際、左側2輪がグリーンにはみ出したのですが、そのときはリスクも考えずやってやろうと思っていたのですが、今思えばちょっと怖かったですね(笑)。その後は最後まで良いペースで走りきることが出来ました。明日はミスのない完璧なレースをしたいですね」

■2位:関口 雄飛         
(ThreeBond Racing/Car.No12/ThreeBond/スリーボンド東名)
「毎回出遅れていたのですが、今日はスタートが初めて決まりました。出遅れても、いつも1コーナーの混乱などで順位を上げられていたので、今日のこのスタートなら3台くらい行っちゃおうかな、と思ったんですが(笑)、嵯峨選手が思ったよりブレーキングが早く、結局それに詰まって抜くことが出来ませんでした。ただ、その後序盤にラファエル選手を1コーナーで抜こうとしたら失敗して後れを取ってしまったんですが、なんとか挽回できたことが、この結果につながったと思います。ラファエル選手を抜いたときは、いったんスピードを落としてスリップに入り直したのが頭良かったなと思いました(笑)」

■3位:ラファエル・スズキ
(PETRONAS TEAM TOM’S/Car.No36/PETRONAS TOM’S F308/トヨタトムス)
「面白いレースだったね。スタート自体はリーズナブルで、国本選手と似たような動き出しだった。1コーナーでは国本選手を抜こうとトライしたけれど、互いにレイトブレーキすぎて嵯峨選手に先行されてしまったんだ。その後、序盤に嵯峨選手をコカコーラコーナーでアウトから抜こうとしたんだけれど、その際に嵯峨選手の右リヤと僕の左フロントが当たって、少しダメージを受けてしまった。それでややペースが悪くなってしまったところで、嵯峨選手にリヤをヒットされてグリーンに飛び出し、タイヤが汚れてペースが上げられず関口選手に抜かれてしまった。残念だけれど、これもレースだからね」

■4位:アレキサンドレ・インペラトーリ  
(TODA RACING/Car.No2/TODA FIGHTEX/無限戸田)
「1コーナーでスズキ選手が国本選手に仕掛けようとしているのが見えたので、無理せずアプローチしたら、うまく嵯峨選手に続いて2番手くらいの位置で立ち上がることが出来た。ところが、コカコーラコーナーへのアプローチでイン側にいたトムスのマシンがすごい勢いで来たので、当たってしまうと思って避けたら飛び出してしまって。そのために大きくポジションを下げてしまい、挽回するのにタイヤを酷使しすることとなり、嵯峨選手は抜けたものの終盤はかなり厳しかった。できれば表彰台に上がりたかったけれど、クルマのセットアップを変えて、良い方向に行ったので全体としてはポジティブだね」

■5位:嵯峨 宏紀
(DENSO Team Le Beausset/Car.No62/DENSO・ルボーセF308/トヨタハナシマ)
「1コーナーでトムスの2台が競り合ってアウトにはらんだので、うまくトップに立つことができました。今日のレースに予選で温存したニュータイヤを履いていたこともあって、序盤の1〜2周はトップを守れたのですが、ストレートの速度差が大きくてトムス勢を抑えておくことは出来ませんでしたね。コカコーラコーナーでは国本選手がイン側に来たのでけん制したのですが、あそこまで寄せていたら抜かれることはないと思ったのですが……。スズキ選手との攻防では、2コーナーをテール・トゥ・ノーズで立ち上がったところで、こちらのノーズが彼のタイヤに当たってしまったのか、互いにグリーンに飛び出してしまって。その際にフラットスポットを作ってしまったせいか、後半はまったくペースが上げられませんでした」



◎ Nクラス ◎

■優勝:佐藤 公哉     
(TEAM NOVA/Car.No23/NDDP EBBRO)
「今日は2番手スタートだったのですが、今年はずっとスタートの調子が良かったので、スタートで前に出られたら良いなと考えていたものの、よりによって今日はスタートに失敗して千代選手と小林選手に両サイドに並ばれてしまいました。そうしたら背後からCクラスのマシンが飛んできて、前の蒲生選手に突っ込んで行ったので、そのアクシデントの影響を受けてダメージを負ったものの、3番手で戻って来れましたし、最後まで走り切れたので良かったです。なかなか開幕から勝てなかったのですが、今回やっと勝てたのはここまでチーム全員が頑張ってくれたお陰だと思いますし、感謝しています」

■2位:千代 勝正     
(DENSO Team Le Beausset /Car.No63/BPダイシン ル・ボーセF305)
「今日はスタートがうまく行って、佐藤選手の横で1コーナーに入って行ったのですが、僕のイン側からブレーキを遅らせた感じでCクラスのマシンが入ってきたのが見えたので、あまり無理せず1コーナーに入ったところ、接触があって。うまくその混乱を切り抜けることが出来て良かったです。その後、トップを走っていたのですが、ずっとペースが上がらず佐々木選手が近づいてくる中、早く周回数が減ってくれないかなと思いながら序盤は走っていました。それから今度は佐藤選手が追い上げて来たので、何周かブロックしたりして抑えていたのですが、最後は耐え切れず1コーナーまでのストレート区間で抜かれる形になってしまって。今回は不調の中で2位に入ることが出来たのは良かったのですが、まだマシンの次元が低いと思うので、そのあたりの対策をチームやチームメイトの嵯峨さんと考えて、チーム全体として力を上げて行きたいと思います」

■3位:小林 崇志                  
(HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F307)
「1コーナーでのアクシデントが僕の目の前で起こってしまったので、大幅に減速せざるを得ず、ポジションも大きく落としてしまいましたし、トップとの差も大きく開いてしまったために、そこから追い上げのレースになりました。結果的に3位にまで挽回することは出来ましたが、最後は千代選手に追いつくのが精一杯だったかなと思います。終盤2周ほど千代選手に仕掛ける状況はあったのですが、僕自身もタイヤがかなり厳しくなってきていたので、抜くことは出来ませんでした。連勝は途切れましたが、今日の後半のペースは悪く無かったですし、明日のレースは長いので、また優勝を狙って行きます」

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