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またもポール・トゥ・ウインで国本が8連勝、Nでは蒲生が初優勝!


 まずまずの好天に恵まれたものの、昨日よりはやや雲が多かったのか、気温30℃、路面温度47℃と前日よりもやや暑さの翳った日曜の午後1時、21周で争われる第8戦決勝のフォーメイションラップが始まった。

 ポールポジションは再びPETRONAS TEAM TOM'Sの国本雄資で、2番手はチームメイトのラファエル・スズキ。3番手にスリーボンドの関口雄飛、4番手に戸田レーシングのアレキサンドレ・インペラトーリ、5番手にル・ボーセの嵯峨宏紀とCクラス勢が上位に並び、Nクラスのポールシッターはトムススピリットの蒲生尚弥。これにチームノバの佐藤公哉、HFDP RACINGの小林崇志、チームノバの佐々木大樹が続くグリッドとなった。

 注目のスタートでは2番グリッドのスズキが出遅れ、代わって関口が1コーナーで国本のインを突くが、立ち上がりでオーバーランしてしまい、トップは再び国本の手に。これに関口、インペラトーリ、スズキ、嵯峨が続くが、ダンロップコーナー立ち上がりで嵯峨がスズキをかわし4番手に。Nクラスでは蒲生がトップを守り、小林が2番手に浮上。やや出遅れた佐藤は1コーナーのブレーキングでミスを犯し、千代勝正がクラス3番手となる。

 トップに立った国本は、2番手以下を引き離しじりじりと独走態勢を築いていくが、2番手の関口はウォーターリークに見舞われ、エンジンの水温が上がるなどしてペースが上がらず苦戦。インペラトーリをかわしたスズキ、さらにはインペラトーリにもポジションを奪われ4番手に後退してしまう。

 スズキが2番手に浮上した16周目には、既に国本は18秒ものマージンに守られている状態。そのまま21周を逃げ切った国本は、ポール・トゥ・ウインで連勝を“8”に伸ばすことに。2位にスズキ、3位にインペラトーリとなった。

 一方、Nクラスではトップに立った蒲生が、序盤Cクラス勢のスリップをうまく活かしてギャップを築くと、2番手で追走する小林を寄せ付けず独走。そのまま待望の初優勝を飾った。2位には小林、3位には終盤タイヤを消耗した千代を捕えた佐藤が入った。

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