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■ 全日本F3選手権 第8戦 決勝上位ドライバーコメント
◎Ｃクラス◎
■優勝：国本 雄資
（PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No1/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス）
「今日は昨日と同じくポールポジションからのスタートだったのですが、自分としてはそれほどミスをしたという印象はなかったものの、関口選手のスタートがすごく良くて、１コーナーでイン側からかわされてしまいました。ただ、すぐにそこで気持ちをリセットして、どうすれば抜き返せるかを考えた結果、クロスラインを取ろうと決めたのですが、それがうまく行って立ち上がりで逆転することができました。トップに立ってからは、クルマのバランス自体はあまり良くはなかったのですが、後ろを引き離すことができましたし、良いレースが出来たと思います。次から後半戦となりますが、全勝するつもりで頑張ります」
■２位：ラファエル・スズキ
（PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス）
「昨日はスタートでややホイールスピンが多かったので、今日は少しクラッチを使うのを少なめにしたら、逆にストールしかけて出遅れてしまった。そのため１コーナーでは４番手あたりになってしまい、そこから追い上げることになったんだ。インペラトーリ選手を抜くのに手間取ってしまったのが痛かったが、関口選手を抜くのは問題なかった。ただ、２番手に浮上したときには、トップは遠く離れた状況だったので、残念ながらそれ以上のポジションアップは不可能だったね。今週末は優勝を狙っていたけれど、残念ながら２戦ともに厳しいバトルを強いられた。でも諦めることなく、次戦で勝てるよう努力するよ」
■３位：アレキサンドレ・インペラトーリ
（TODA RACING/Car.No2/TODA FIGHTEX/無限戸田）
「スタートが決まって、スズキ選手をかわして１コーナーでは３番手に浮上した。立ち上がりで関口選手がコースオフしたので、２番手に並びかけたんだけれど、コカコーラコーナーではリスクを避けて３番手に留まったんだ。その後数周は関口選手を追いかけていたが、背後にスズキ選手が迫ってきてからは、後ろを気にしながらの走行になった。なんとかポジションを守るべくトライしたが、残念ながら１１周目のコカコーラコーナーでかわされてしまった。ただ、終盤タイヤが厳しくなったのか、３番手の関口選手のペースが落ちたので、セクター３で彼のミスに乗じてオーバーテイクできて良かったよ」
■４位：関口 雄飛
（ThreeBond Racing/Car.No12/ThreeBond/スリーボンド東名）
「スタートが決まってトップに立てたと思ったのですが、右のミラーでラファエル選手が来ているように見えたので、ちょっとブレーキを遅らせたら止まれなくて。その後２番手を走っていたのですが、どうも水漏れがあったようで、急に水温が上がり、エンジンパワーがなくなってしまい、ストレートも伸びないし、苦しい展開になってしまいました。リヤタイヤが厳しくなったのかとも思ったのですが、どうも漏れた水がこぼれていたようで、そのせいでグリップ感もなく、どうしようもありませんでした。それでも完走できたのは良かったですし、一瞬ですけど今季初めて国本選手を抜いたので、気持ち良かったです」
◎Ｎクラス◎
■優勝：蒲生 尚弥
（TOM'S SPIRIT/Car.No37/TDP SPIRIT F307）
「スタートはあまり良くなかったんですが、他の選手も良くなかったようで、あまり１コーナーで迫ってこなかったので普通にクリアすることができました。その後、序盤の数周は前のCクラスのマシンのスリップをうまく使って後続を引き離すことができたのですが、それ以降は最後まで後ろがどんどん離れて行く展開だったので、最後は前のCクラスを抜いてやろうと思ってプッシュしました。やっと勝てたわけですが、このレースに向けて自分を追い込んで努力してきたので、それが報われて良かったです」
■２位：小林 崇志
（HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F307）
「１コーナーで２位に上がることが出来て、目の前に蒲生選手がいて、そのままついていくことが出来れば良かったのですが、自分のペースを思うように上げることが出来なくて。自分のペースが悪かったために、前との差がどんどん開いていく形で苦しいレースでした。後半は後ろから千代選手と佐藤選手が迫ってくるという展開になり、その中で落ち着いて走るということも難しく、本当に苦しいレースになってしまいました。今回は気温も高かったですし、Ｆニッポンのラバーの乗った路面を含め、コンディションに自分がうまく合わせ切れなかったことが今回の苦戦の原因なのかなと思っています」
■３位：佐藤 公哉
（TEAM NOVA/Car.No23/NDDP EBBRO）
「今日も昨日と同じ２番手スタートで、昨日よりは良かったものの、若干ストール気味になってしまい、小林選手に抜かれてしまった上に、１コーナーの混戦の中でブレーキングをミスしてオーバーランしてしまいました。そのためにコカコーラコーナーで千代選手とＣクラスのクルマに抜かれたのですが、その後ライン取りが悪くタイヤが汚れてしまって序盤ペースが上げられなかったものの、クルマの感触としてはチームが頑張ってくれて、昨日よりもパフォーマンス的には良かったので、その状況での３位という結果にはすごく悔しさを感じます」
■４位：千代 勝正
（DENSO Team Le Beausset /Car.No63/BPダイシン ル・ボーセF305）
「昨日は２位でしたが、あまり良いレースが出来なかったので、これではいけないと今日はクルマを大きく変更して臨みました。その結果、レース前半はすごくフィーリングが良く、非常に良いクルマに仕上がっていました。ただ、後半になって残り３分の１くらいからは予想以上にリヤタイヤが苦しくなってしまって。いろいろ変えてクルマの次元を一気に上げたので、リヤタイヤを守るために今日の高い気温やコンディションに合わせ込むところまでは出来ていなかったというのが反省点です。しかし、結果は４位でしたが方向性も見えましたし、昨日の２位よりもずっと価値のあるレースが出来たと思います」 |
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