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全日本F3選手権 第10戦 決勝上位ドライバーコメント

◎Cクラス◎

■優勝:国本 雄資
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No1/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス)
「今日もポールポジションからのスタートだったわけですが、スタートもうまく決まって、ファステストラップも獲ることが出来ましたし、後続を引き離して優勝することが出来て良かったです。金曜日の走行ではあまり調子が良くなかったんですが、予選でうまく建て直すなど、今週末もいろいろ学ぶことが出来ました。昨日はタイやが温まるまでの数周、関口選手に食らいつかれてしまったんですが、その反省をこめて、今日はしっかりとタイヤを温めて最初からプッシュ出来たことが、今日のこの結果につながったんじゃないかと思います。このまま次の岡山も連勝でチャンピオンを決めたいですね」

■2位:関口 雄飛         
(ThreeBond Racing/Car.No12/ThreeBond/スリーボンド東名)
「昨日はスタートで出遅れたので、今日は入念にタイヤを温めたり、いろいろ対策をして臨んだんですが、残念ながらまたあまり良いスタートを切ることが出来ませんでしたね。スタート後、昨日のように国本選手について行けるかなと思ったのですが、今日は国本選手も速かったので全然追いつけなかったですね。序盤、昨日よりもタイヤの温まりが悪かったようにも感じました。その後は、タイヤを温存してポジションを守り、最後の2周でまたプッシュして、山内選手を少し引き離してゴールした感じです。もうチャンピオンは厳しいと思うのですが、なんとか岡山では1勝したいですね」

■3位:山内 英輝
(ハナシマレーシング/Car.No5/MJハナシマレーシングF308/トヨタハナシマ)
「今日はスタートがうまく行って、関口選手の隣まで並ぶことが出来たんですが、1コーナーでミスをして、逆に嵯峨選手に迫られてしまって、自分のポジションをキープするのに1周目は忙殺されてしまいました。その間に前とのギャップが広がってしまった感じでしたが、そこでレースの流れを悪くしてしまったように思います。ハンコックタイヤとCクラスでの決勝が昨日初めての経験だったのですが、その経験を活かして、今日はセットアップを少し変更して臨みましたが、それもあって関口選手に詰め寄ることができたと思います。今週末のチャンスをいただいた久保田さんとチームに感謝しています」

■4位:ラファエル・スズキ
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス)
「残念ながら今日もスタートが悪かった。イン側グリッドが汚れているからなのか……、どうも今週末はうまくいかないね。昨日よりはマシなスタートだったけど、それでも嵯峨選手に先行されてしまった。レース中はプッシュし続けたけれど、ちょっと昨日のような速さがなかった。リヤタイヤが厳しくて、かなり苦戦してしまったんだ。そのせいでタフなレースになってしまったけれど、恐らく次の岡山も厳しい戦いになると思う。僕はまだ岡山のコースを走った経験がないし、逆に僕以外のCクラスのドライバーはみんな岡山を知っているわけだからね。でも、富士のような速さがマシンに戻れば大丈夫。頑張るよ」

■5位:アレキサンドレ・インペラトーリ  
(TODA RACING/Car.No2/TODA FIGHTEX/無限戸田)
「今週末はちょっと残念なレースウィークになってしまった。金曜の走り始めは良かったのにブレーキにトラブルが出てしまって、予選でも思うように走れなかったために、両戦ともに6番グリッドからのスタートとなったことが、結果的に最後まで影響してしまった。今日も昨日同様良いスタートを切ったけれど、スズキ選手をパスするまでには至らず、結局彼を抜きあぐねる結果になったんだ。ブレーキトラブルの解消を狙って、新品のブレーキパーツをつけて行ったので序盤苦しかったし、後半にもちょっと不具合があった中での5位だから仕方がないけれど、ちょっと予想していたよりも結果は悪かったね」


◎Nクラス◎

■優勝:蒲生 尚弥                   
(TOM'S SPIRIT/Car.No37/TDP SPIRIT F307)
「今日はスタートも良くて、1コーナーで小林選手に並び掛けて3コーナーも並走して行ったんですが、行き場を失って少しはみ出してしまって3番手まで落ちてしまって……。そこから、前の佐藤選手がペナルティーを受けて2番手になったのですが、最初は小林選手の方が速くて結構差が開いてしまったものの、その後後退したCクラスのマシンと絡んだことで一気に小林選手との差が縮まって、1コーナーで思い切ってインに入って抜くことが出来ました。これで3連勝ですが、岡山は走ったことがないので、チームとミーティングをして、セッティングなど良く考えて連勝を続けられるよう頑張ります」

■2位:ギャリー・トンプソン  
(ACHIEVEMENT by KCMG/Car.No20/ACHIEVEMENT by KCMG)
「ここまでペース自体は悪くなかったので、表彰台に経つのも時間の問題だと思っていたけれど、今日ようやくその日が来たね。今日は僕にとってすごく展開的にうまく行ったと思う。スタートで4番手にポジションを上げて、その後は佐々木選手や千代選手とのバトルになったけれど、最終的に小林選手がスローダウンしたことで2位に浮上することが出来たんだ。昨日からブレーキにトラブルがあって、今日も後半厳しい状況もあったけれどなんとかポジションを守ることが出来て良かった。今日のこの結果は、僕にとってもチームにとっても、とても喜ばしいものになったと思うよ」

■3位:千代 勝正
(DENSO Team Le Beausset /Car.No63/BPダイシン ル・ボーセF305)
「今日はスタートで初めてストールしてしまって、最後尾まで落ちてそこから追い上げたのですが、レースは何があるか分からないと最後まで諦めずにプッシュしました。そうしたら、結構早い段階で前に追いついたので、黒田選手らをかわしたところで、前で競り合うトンプソン選手と佐々木選手が見えたので、その2台に徐々に追いついて行って。なかなか抜けぬまま一度チャンスを逃したものの、最終コーナーで失速した佐々木選手を1コーナーでうまく捕らえることができました。棚ボタのような3位でしたが、今回夜遅くまで作業してくれたチームに報いることができてうれしかったです」

■4位:佐々木 大樹
(TEAM NOVA/Car.No22/NDDP EBBRO)
「スタートでトンプソン選手に先行され、その後もずっと彼とのバトルになったのですが、チャンスは何度かあったものの、うまく駆け引きが出来なかったこともあってなかなか抜けない展開になりました。ただ、彼といろんな駆け引きをしている間に千代選手に追いつかれてしまって、トンプソン選手との攻防をしている間に、うまく千代選手にかわされてしまった感じでした。前々回の富士あたりから、僕のペースは上がってきているんで、あとは予選の1発をどうまとめるかとスタート直後の1〜2周の組み立て方、そしてレース後半の速さを追求していけば、次戦でも良い結果が得られると思います」

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