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全日本F3選手権 第13戦 決勝上位ドライバーコメント

◎Cクラス◎

■優勝:ラファエル・スズキ
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス)
「今日のレースは非常に難しい戦いだった。好スタートを決めて、1コーナーでトップに立つことが出来たけれど、自分が一番速いとは思っていなかったこともあり、最初から100%の力でプッシュしなければならなかったんだ。山内選手に僕をオーバーテイクするチャンスを与えないために、なんとか早くギャップを作ろうとしたからね。お陰でとてもタフなレースになったし、フィジカル面でも、マシンのコントロールに関しても苦しかったが、それをやり遂げることが出来て良かったよ。これで3連勝になるけれど、すべてフロントロウからのスタートだったし、それが勝利のカギでもあった。明日は3番手スタートなので、優勝するのは凄く難しいと思うけれど、ベストを尽くしたいね」

■2位:山内 英輝
(ハナシマレーシング/Car.No5/MJハナシマレーシングF308/トヨタハナシマ)
「スタート自体は大きなミスはなかったように思います。エンジン回転が落ちてしまったのは確かですが、落ち着いてスタートできたので抜かれることはないだろうと思ったのに、1コーナーまでに完璧に横に並ばれてしまったので……。2番手に下がった後、“絶対に抜いてやろう!”と思っていたので毎周プッシュしていたのですが、どうしても抜くことはできませんでした。ただ、最後までプッシュし続けることは出来たので、自分の中でその点では成長できたのかなと思います。決勝中、トムスのマシンの速いところ、逆に自分の方が速いところなどを見ていたので、明日こそポールから初優勝したいですね」

■3位:国本 雄資
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No1/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス)
「今日のレースは3番手からのスタートだったのですが、気温と路面温度が低かったのでタイヤがなかなか温まりにくいだろうことは分かっていたので、フォーメイションでかなり入念にタイヤを温めてからスタートしました。スタートして最初の数周で(前の山内選手を)抜きに行きたかったんですが、うまくついて行くことはできるものの、なかなか抜くチャンスはなくて……。後半も本当にプッシュしてコースアウトしそうになりながらも、“絶対に抜いてやる”という気持ちで走ったんですが、結局3位のまま終わってしまいました。抜くのが難しいサーキットだということは分かっていますが、去年マーカス・エリクソン選手は抜いているし、チャンスはあるはずと思って頑張ったんですが、残念ながら無理でしたね」

■4位:アレキサンドレ・インペラトーリ
(TODA RACING/Car.No2/TODA FIGHTEX/無限戸田)
「6番手からのスタートだったことを考えると、4位というのはある意味ベストなリザルトだったと思う。スタートをうまく決めて関口雄飛選手をかわして5番手に浮上したあと、さらに前の4番手を走っていた嵯峨宏紀選手がコースアウトしたことで4位に上がることが出来たんだ。その後は関口選手からポジションを守る戦いになったけれど、関口選手が1度飛び出したことで一旦楽になり、また追いついてきたと思ったら、最後はスピンアウトして止まったのでその後は4位キープとなった。関口選手からポジションを守るためにコーナー立ち上がりのトラクション重視で走ったんだけれど、最後はちょっとグリップが落ちて来て、コースに留まるもの難しい状況だった。なんとか明日も再び良いスタートを決めて、良い展開に恵まれると良いね」


◎Nクラス◎

■優勝:蒲生 尚弥
(TOM'S SPIRIT/Car.No37/TDP SPIRIT F307)
「スタートの動き出しはすごく良かったんですが、その後の加速の伸びがあまり良くなくて、1コーナーで小林崇志選手に並ぶことができませんでした。っところが、2周目に小林選手がミスをしたことで前に出ることが出来たので、それからは1周1周を大事にして走っていました。小林選手は単純にオーバーランしたように見えました。タイトル争いも残り3戦ですが、明日はポールからのスタートとはいえ、ポールとファステストを獲っての優勝を積み重ねて行かないと、たぶんチャンピオンは見えてこないと思います。今日もファステストが獲れていませんし、明日はクルマを変え、ドライビングも見直してファステストを獲っての優勝を飾りたいですね」

■2位:佐々木 大樹
(TEAM NOVA/Car.No22/NDDP EBBRO)
「スタートの出だしは悪かったんですが、その後の加速が良かったので、1コーナーで予選3位の佐藤公哉選手のイン側に入ることが出来て、それで3位に浮上することになりました。その後、さらに小林選手が飛び出して行ったので2位に上がれたのですが、序盤は結構蒲生尚弥選手について行けたのですが、後半に向けては自分のドライビングが足りない分、離されて行ってしまいました。ただ、そこでいろいろなトライが出来たので、明日に向けては良いレースが出来たように思います。中古タイヤでの走り方や、タイヤの使い方が徐々に出来てきた部分がラップタイムにもつながったと思います」

■3位:小林 崇志
(HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F307)
「自分のミスで勝てるレースを落としてしまったので、自分自身悔しいですし、チームにも非常に申し訳なく思っています。スタートはあまり良くはなかったものの、1コーナーではうまく蒲生選手を抑えることが出来たんですが、1周目の1コーナーで、僕の中では問題なくエントリーして行ったんですが、予想外にロックして飛び出してしまいました。その後マシンのフィーリングもドライビングも良かったので、前に他車がいてダウンフォースが減っている中でもファステストが獲れたことは自信になるところですが、佐々木大樹選手を抜くまでに至らなかったのが残念です。このところミスが続いていて流れは今ひとつ良くないように思うのですが、そんなことは言っていられませんし、明日は3番手スタートですが自分のベストを尽くして頑張ります」

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