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全日本F3選手権 第14戦 決勝上位ドライバーコメント

◎Cクラス◎

■優勝:山内 英輝
(ハナシマレーシング/Car.No5/MJハナシマレーシングF308/トヨタハナシマ)
「今、こうしてここ(記者会見場の優勝者席)にいられるということに対して、ハナシマレーシングのスタッフの方々や(チャンスをいただいた)久保田克昭さんに本当に感謝しています。今日のレースは、ちょっと反応と加速が悪かったんですが、スタートから前に出ることが出来て良かったですね。最初からずっとプッシュして行ったんですが、終盤の2〜3周でホイールナットが緩んだのか、左側のタイヤがグラグラしていたのでペースを落として様子を見ていたんですが、マージンを築いておいて良かったなというのが今の心境です。このところスタートでミスしていましたが、昨日遅くまで残ってメカニック参たちといろいろ話をしたりして、そういったことが今日の結果につながったと思います。このままオートポリスでもポール・トゥ・ウインを狙いたいですね」

■2位:嵯峨 宏紀
(DENSO Team Le Beausset/Car.No62/DENSO・ルボーセF308/トヨタハナシマ)
「スタートがすべてだったと思いますが、相変わらず僕はスタートが得意なほうなので、動き出しが良くて山内選手に並び掛けたのですが、上手い具合にブロックラインを採られてしまってアウト側に行かざるを得ず、さらにラファエル選手が良いスタートで来て、僕に並び掛けてくるような状況のまま1コーナーに入っていくことになりました。その結果2位になったわけですが、山内選手のペースにうまくついていければという展開だったものの、コンマ1〜2秒ずつ、僅かずつ離されてしまうという感じで、レース的にはちょっと苦しかったですね。次のオートポリスは去年表彰台に上がっていますし、自分にとって一番得意なコース。おそらく自分のF3人生にとってラストランとなると思いますので、最後にひと花咲かせて終われるように頑張ります」

■3位:ラファエル・スズキ
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス)
「今日は良いスタートを切ったものの、ここは1コーナーまでの距離が短いこともあり、嵯峨選手に並び掛けるのにも少しスペースが足りない感じだった。彼もディフェンスのために、アウトに動いたからね。それで3位をキープしたまま1〜2コーナーをクリアしたんだけれど、残念ながら今日はペース的に今ひとつだった。昨日の予選中にスピンを喫して、今日のタイヤには4本ともフラットスポットができていたことが影響していたと思う。とはいえ、3位表彰台だし、チームメイトの国本雄資選手も抑えることができた。まずまずのレースが出来たんじゃないかな」

■4位:国本 雄資
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No1/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス)
「ちょっと苦しいレースになってしまいましたね……。スタートで順位を上げることが出来なかったので、どこかでチャンスがあればと狙っていたのですが、何回もコースオフしてしまって、そのたびに離されてしまいました。1コーナーで2回行って、ハイポイントと馬の背、さらにはSPでも飛び出してしまって、結果的にどうしても抜くことが出来ませんでした。クルマ自体は昨日よりも良くなっていてプッシュ出来たんですが、残念です」


◎Nクラス◎

■優勝:蒲生 尚弥
(TOM'S SPIRIT/Car.No37/TDP SPIRIT F307)
「今日はスタートもそれほど良かったわけではなかったんですが、それでも抜かれることなく1コーナーをクリアしました。その後に関しては、ちょっとレース後半にクルマを合わせていたので、前半はペースが上げられなかったものの、後半はペースを上げて後ろを引き離すことが出来、安定したペースで走れたので、良いレースだったと思います。(小林崇志選手とのポイント差がかなり縮まったが)九州には行ったこともありませんが、次のオートポリスもいつもと同じように、普通に走れば大丈夫だと思います。あまりチャンピオンのことばかり考えずに、1戦1戦自分のベストを尽くして走りたいですね」

■2位:佐藤 公哉
(TEAM NOVA/Car.No23/NDDP EBBRO)
「スタートはそんなに悪くなかったのですが、小林崇志選手がすごく良いスタートを切っていたので、アウトから被せられてしまい、1〜2コーナーで抜かれて3番手に落ちたのですが、3〜4コーナーで相手がミスをしたのでまたポジションを獲り返すことが出来ました。チームとの作戦で、序盤に決着をつけてやろうと思っていたので、そこから序盤はかなりプッシュして、ギンギンに行っていたのですが、なかなか追いつくことが出来なくて。後半は徐々に徐々に離されて行って……。途中で周回遅れが間に挟まったりしたこともあり、今日はちょっと後半特に苦しい展開でしたね。ただ、今後やオートポリスに向けて、勝つために良いきっかけになるレースが出来たのではないかと思います」

■3位:ギャリー・トンプソン
(ACHIEVEMENT by KCMG/Car.No20/ACHIEVEMENT by KCMG)
「金曜はあまり速くなく、予選でもあまり上位に進出できなかった上に、昨日の第13戦ではスタート直後の1周目にアクシデントを避けるために大きくポジションを落としてしまうなど、あまり良いレースウィークではなかったことを考えれば、今日の3位という結果は嬉しいね。スタートしてからの3つのコーナーでうまく位置取りをしてポジションを上げられたのが大きかったと思う。これで2位と3位は経験できたので、あとはもう優勝だけだね。最終戦のオートポリスも走ったことのないサーキットだけれど、なんとかチームと頑張って最終ラウンドで優勝できるよう頑張るよ」

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