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最終戦も嵯峨宏紀が制し連勝! Nクラスでは蒲生尚弥が雪辱の8勝目


 前日に行われた公式予選で、今シーズン最後のポールシッターとなったのは山内英輝。これに国本雄資、嵯峨宏紀、関口雄飛、アレキサンドレ・インペラトーリが続き、トップ5はCクラスが占める。

 一方Nクラスのポールポジションを奪ったのは蒲生尚弥で、前日Nクラスタイトルを獲得した小林崇志が2番手。Nクラスのセカンドロウには千代勝正と佐藤公哉な並び、佐々木大樹、三浦和樹がこれに続いた。

 前日同様、爽やかな秋晴れとなった日曜。午前10時35分、20周の今季最終戦のフォーメイションラップがスタートした。

 1周の後、迎えたスタートではレッドシグナルが消えると同時に、山内がまずまずの動き出しを見せるも、それを上回り鋭い加速を見せたのは国本。国本は、1コーナーに向けイン側で踏ん張ろうとする山内をアウトからオーバーテイクを仕掛けるが、1コーナー立ち上がりで2台はクラッシュ、リタイアしてしまう。

 この2台の脱落を受け、労せずしてトップに立ったのは前戦で初優勝を飾ったばかりの嵯峨。トップに立った嵯峨は、2番手の関口、3番手のインペラトーリをじりじりと引き離し、独走態勢を築く。

 中盤からはタイヤを気遣ってペースをコントロールする余裕を見せた嵯峨は、結局関口を寄せ付けず連勝。2位に関口が入り、今大会を欠場したラファエル・スズキをかわしてランキング2位を獲得。3位にはインペラトーリが入った。

 一方Nクラスでは、スタートでポールポジションの蒲生が飛び出し、小林をスタートでかわした千代が1コーナーで2番手に浮上するが、Cクラスのクラッシュの影響で2コーナーにかけて蒲生、千代、小林の3台が並走する形となり、3コーナーへ。しかし、大外にいた小林と真ん中にいた蒲生は接触してしまい、小林はコースオフ。タイヤバリアに接触してフロントサスにダメージを受けリタイアに。

 トップを死守した蒲生は、中盤まで千代の攻勢を受けたが、プッシュを続けた千代がスピンで後れを取り、終盤にはひとり旅に。

 こうして前日クラッシュで涙をのんだ蒲生が、最終戦をポール・トゥ・ウインで飾ることとなり、2位には千代のスピン後2〜3番手に浮上も激しく競り合った結果、第2ヘアピンで接触、ストップしてしまった佐藤と佐々木のチームノバ勢の脱落によって再度浮上を果たした千代。3位には黒田吉隆、ギャリー・トンプソンのACHIEVEMENT by KCMG勢との攻防を凌ぎきった三浦和樹となった。

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