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鈴鹿合同テストの2日目は坪井、阪口がトップタイム
F3-Nは松井が両セッションとも首位に

坪井翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

 12月19日にスタートした全日本F3選手権の合同テストは、12月20日に走行2日目を迎えた。この日は午前9時から午前11時30分までの走行2回目、午後1時30分〜午後4時の走行3回目という2セッションが行われた。

 20日は全国的に強い冷え込みもあり、鈴鹿サーキットも晴天で日射しはあるものの、気温は10度に届かない程度のなかでの走行2回目となった。前日には走行しなかったEXCEED MOTOR SPORTSの74号車が、鈴木智之のドライブでコースインしたほか、B-Max Racing teamの19号車には、序盤ジョシュ・バードンが乗車。セッション後半になり、前半に47号車をドライブしていた澤田真治が19号車に乗り換えている。

阪口晴南(TODA RACING)

 各ドライバーとも、順調にプログラムをこなしていった走行2回目は、チェッカー時までアクシデントによる赤旗中断は一度もなし。そんななか、TODA RACINGの2号車をドライブした阪口晴南が最初に1分49秒台へ突入。宮田莉朋、坪井翔というカローラ中京 Kuo TEAM TOM'S勢が続いた。

 終盤にはタイムを上げてくるマシンが出はじめるが、残り9分というところでタイムアップを果たしたのは坪井。1分49秒820をマークし、さらにチェッカー間際には1分49秒750までタイムを縮め、走行2回目を首位で終えることとなった。

 2番手は阪口で、坪井と阪口だけが1分49秒台。3番手には宮田、4番手には終盤タイムアップした大湯都史樹(TODA RACING)がつけ、笹原右京(ThreeBond Racing with Drago corse)が5番手。F3-Nはこの日も精力的に周回を重ねた松井孝允(SAMURAI)が1分54秒674でトップタイム。澤田が47号車で記録した1分55秒864が2番手、濱口弘(B-Max engineering)が3番手となった。

■午後は阪口晴南がトップタイムを記録

大湯都史樹(TODA RACING)

 午後1時30分からスタートした走行3回目は、午前に引き続き晴天。コースオープン時は気温10度近くまで上昇したものの、やはり肌寒いなかでの走行となった。午前からはカローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sの1号車が、坪井からディエゴ・メンチャカに交代。また、19号車はふたたびジョシュ・バードンが乗り込んだ。

 この日は一度も赤旗が提示されていなかったが、走行開始から35分というところで、佐藤セルゲイビッチ(ALBIREX RACING TEAM)がスプーンカーブでコースアウトしクラッシュ。この回収のため走行が中断されている。また、開始から1時間20分には、笹原のマシンが燃料が足りなくなってしまい、130R入口でストップ。笹原のマシンは牽引されピットに戻っている。

 まず走行3回目で1分50秒台に突入したのは宮田で、これに笹原、阪口が続く展開となっていたが、開始から1時間30分を過ぎると、宮田の36号車をドライブした坪井がタイムを上げる。しかし、午前に続きいち早く1分49秒台に入れたのは阪口だ。終了まで18分というところで、1分49秒941を記録してみせた。

笹原右京(ThreeBond Racing with Drago corse)

 チェッカー間際には各車がふたたびアタックに向かおうとピットアウトしていくが、残り8分というところでバードンがスプーンでストップ。そのため3回目の赤旗提示となり、10分間走行が延長され、午後4時10分にチェッカーを迎えることになった。ただ、チェッカーとほぼ同時にデグナーで大湯がコースアウトしストップしている。

 最終的に、坪井が宮田のマシンで1分50秒245にタイムアップするも、阪口のタイムは破れず。阪口、坪井、宮田というトップ3となった。大湯が4番手、5番手に笹原というトップ5に。3回のセッションの総合トップタイムは、坪井の1分49秒750となっている。

「昨日の途中から乗せていただいて、いろいろなことを学ぶことができました。最後にそれをしっかりとタイムとしてまとめることができたと思います。TODA RACINGは今季所属していたHFDP RACINGとは組み立て方が多少違いますが、両方のいい部分を感じることができたのは大きかったですね」と阪口。

ディエゴ・メンチャカ(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

 また、総合トップタイムとなった坪井は「シーズン中は大きなトライはできませんが、今回はテストなので、僕自身が変えたい部分も含めさまざまなことを行いました。いろいろな収穫もあり、最後はトップで終わることができたのは良かったですね」と振り返った。

 F3-Nは、このセッションも松井が1分55秒138を記録しトップに。47号車の澤田、77号車をドライブした霜野誠友が3番手につけた。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

澤田真治(B-Max engineering) 片山義章(OKAYAMA KOKUSAI CIRCUIT RC) 鈴木智之(EXCEED MOTOR SPORTS)
山口大陸(TAIROKU RACING) ダニエル・フロスト(B-Max engineering) 松井孝允(SAMURAI)
根本悠生(ALBIREX RACING TEAM) ジョシュ・バードン(B-Max Racing Team) 大塚隆一郎(CMS MOTORSPORTS PROJECT)


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