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2008 F3コラム Vol.5
■ チャンピオン決定!

 2008年度チャンピオンシップクラス・ナショナルクラス共にチャンピオンが決定しましたね。両クラスに言えるのが「気が付くと前に居る」と言うことでしょう。特にチャンピオンシップクラスのカルロ・バン・ダム選手(PETRONAS TOM'S F308)は全戦完走。そして1戦も表彰台を逃していないと言う快挙を達成しているのです!何度か危ない場面を見ましたが、何とか切り抜け、気が付くと表彰台。近年、このようなドライバーは居ませんでしたね。残り1ラウンド2戦、何としてでも2戦表彰台をGET!して頂きたいです。
 ナショナルクラスの山内英輝選手(TDP SPIRIT F307)は細かいミスはあるものの、光る走りを見せており、ナショナルクラスでは山内選手・アレキサンドレ・インペラトーリ選手(PTRS F307)の2選手が半歩リードしている感じでした。この2台は来シーズン何処のシートを獲得するか、私は凄く楽しみなのです。この2選手の今後がナショナルクラスの必要性、可能性に大きく左右すると思います。最終イベントも注目したいです。


■またF1ドライバー出ないかな?

 F1で活躍中の2006年全日本F3選手権チャンピオンのエイドリアン・スーティル選手のように、今年のF3メンバーからまたF1ドライバーが出ないかな?今年のチャンピオンのカルロ・バン・ダム選手はどうなのでしょう?これはタイミングもあるからな〜。GP2かな??
 全日本F3選手権を戦ったドライバーは皆さん海外で活躍していますよね。近年ですと中嶋一貴選手・武藤英紀選手・山本左近選手・吉本大樹選手・塚越広大選手・大嶋和也選手・マルコ・アスマー選手・関口雄飛選手が活躍中です。今年のF3メンバーからも必ず海外で活躍してくれるドライバーが出てくるはずです!皆さんの応援宜しくお願いいたします。ガンバレ・ニッポン!



■トムスの3台、抜けてるな〜

 こうもトムスの3台だけペースが良いと、スタートの1コーナーで決着が付いてしまう感じで・・・。ここ数年この流れですが、いつか何かのきっかけに何処かのチームが打破出来ると期待しています!1台ちょっ速の海外選手を引き抜き、2台体制にして、もう1台は若手育成。こんなチームがあれば理想ですね。3台体勢なら尚更良い!ドライバーがチームに伝える情報、チームの情報力と状況に応じての順応性、今年のように新車導入年度だとより難しいでしょう。方向性が見えたチームが前に行く。簡単のようで凄く難しいのです。見かけは同じように見えて、見えない力がもの凄く影響するので、「読み」も大切なのでしょうね。



■1年はアッと言う間

 もう残り1ラウンド2戦のみになり、マカオグランプリか・・・。ついついこの前開幕戦だったのに!最終戦になると来シーズンの行方が気になります。今年ルーキードライバー、そして2年目のドライバー、誰が何処のクラス、誰が何処のチーム、誰がステップアップしてくるかが気になる時期がやってきました。F3のように毎年ドライバーが入れ替わるクラスも珍しいですが、このコラムを始めて早3年、コラムに登場したドライバーさん達がステップアップし、活躍している姿を見ると凄く嬉しくなります。このような素晴しい場を頂き、長屋宏和とレースを結んで頂けて光栄です。ありがとうございます。今後とも宜しくお願いいたします。




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