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2009 F3コラム Vol.2 富士
■トヨタまたもや1・2・3
この3台は一歩も二歩も前をいってしまっています。何か波乱やトラブルがない限り3台が3位に入ってしまいます。富士ラウンドでも国本雄資選手がクラッシュ後、最後尾からの猛追で3位へ。エンジン・マシン共に素晴らしく、ドライバーそれぞれの個性があるけれどマシンが決まってる!雨の中、ブレーキはしっかり踏めて止められているし、ターンイン時にグリップを待たずスムーズにコーナリングしています。その他のチームはグリップするまで待って、グリップしたら曲がる。その待ち時間の差がタイム差に影響しています。マシンが決まっていて次元が高い。いったい何が違うのでしょう?タイヤ・マシン見える部分のものは全員同じ。見えない部分、食う力、ダンパー、デフなど何かが合っているのでしょう。トムスマシンはマカオグランプリを見ても世界一のF3マシンでしょう。この謎はトムスの宝でしょうね。誰か解決を教えてください(笑)考え出すと眠れません。
■ニッサン初の1・2
Nクラスに出場しているNDDP日産ドライバー育成プログラムの佐藤公哉選手、千代勝正選手が1・2フィニッシュ。Nクラスに結成して初めてのこと。日産育成としてF3に挑み、今回の成績は第一歩でしょう。今後、どのようにステップアップしていくのか注目ですね。F3Cクラス?フォーミュラニッポンに新チーム?スーパーGT?
■関口選手とインペラトーリ選手がもったいない。
関口選手は100Rで接触しリタイヤ、インペラトーリ選手はタイヤパンクで戦線離脱。この2台はシリーズ戦に大きな鍵を握っていますが、今回のイベントでのポイントが大きく影響してしまわないことを祈ります。この2台はスピードがあるし、次戦鈴鹿ラウンドも前にくるでしょう。この2選手を見ていると何かやってくれそうなので面白いんのです。ずば抜けて速い時、ハチャメチャに大荒れの元を起こしてくれる時、毎戦注目しています。次戦も何かやってくれるはずです!
■富士の雨ではレインの差が出なかった
さすがにストレートの長く、トップスピード差がでる富士スピードウェイではCクラスとNクラスの差が逆転することはありませんでしたが、エンジンが重たい分、リア過重となりマシンが安定するNクラスのマシンのほうがコーナリング中のマシンの安定性は高かったのは確実ですが、トムスの3台はレインも何かの対応を見付けているように感じました。
次戦鈴鹿ラウンドで雨が降れば実際の結果が見えてくるでしょう。
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