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2009 F3コラム Vol.4 もてぎ
■ケイ・コッツォリーノ選手やってくれた。

戸田レーシング・ケイ・コッツォリーノ選手(TODA FIGHTEX)がついにトムスの3台をウェットでもなく、真っ向から勝負し勝利しました！
晴れの中、予選ポールポジション、決勝も毎周ライバルよりタイムを上まり、ぶっちぎりで優勝。戸田レーシングは2000年以来のポール獲得。2006年以来の優勝。ケイ・コッツォリーノ選手は念願の初優勝を獲得してくれました。
戸田レーシングのピットでは戸田幸男さんはじめ全員が無言で何もないことを祈り続け、ケイ・コッツォリーノ選手のお父さんは1周1周ストレートを通過するたびに握りしめた手で念を込めながら応援しているのを見て、何事もなく走りぬいてほしいと願っていました。
ドライバーは走っているとき、ピットで何を言われているか分からず調子良い時は良いのですが、悪い時は・・・僕もこう言われていたんだなと・・・(冷汗)
12戦を終え、これまでいろいろありましたが、皆さんの応援があり後押しになったのだと思います。優勝者コメントで皆さんの耳に日本語が話せることが通じたと思いますので応援宜しくお願いします(笑)


■安田選手さすがだ。

12戦のスタート後、タイヤの内圧が落ち着くまでの3周の安田裕信(ThreeBond)、エンジン差のある中、安田選手の上手さで攻防を阻止し、3位表彰台を獲得。ダウンヒルのブレーキング時のライン取りなんて経験のライン取りでタイム差があっても後ろを走るマシンには風が当たらずダウンフォースが少なくなりコーナリング中に思うような走りが出来ず、近づくことすらできずに攻略出来ず。
F3マシンはバトル中の後車はツインリンクもてぎのコースはタイム差があってもこうも抜けないかと感じるくらいでした。



■山本選手3連勝！

鈴鹿ラウンドに続き地元もてぎで2連勝を加え3連勝を獲得したNクラスの山本尚貴選手(HFDP RACING)。地元ということもあり、凄い人数の応援がきていました。その応援に答えるように快走を見せ、危なげなく連勝。「お盆なのにこんなに大勢の方が応援にきてくれ、後押しになりました」と言うように大勢の声援が後押しをしていたことは間違いないなと感じました。これも山本選手の人柄でしょうね。





■もっと勢いが欲しい。

もっともっと熱いバトルを見たいです。当然もてぎと言う抜きにくいことはありますが、若いのにみんな冷静で。これは良いことなのかもしれませんが、若手であれば暴れてもいいのではないでしょうか？結果もそうですが見ている人を楽しませることもレースですし、応援してくださる方がいるからレースが成り立つのでアグレッシブに攻めたて、迫力が見ている方に伝わり、応援してくださる方が増えてほしいなと思います。毎戦、関口雄飛選手(EBBRO AIM F307)を見ていると何かやってくれそうで面白い！
サッカーや野球と違い、レースの楽しさ、面白さが伝わるまでにはすごく時間がかかり、高い壁があります。その壁を取る最短距離は速さよりもアグレッシブさ、ドライバーの表情だと感じます。ヘルメットがあることで嬉しいのか悲しいのか表情が見えないのは他のスポーツから入りづらいポイントですが、他にはない迫力がレースにはあります。そこを伝える為には見ていてわかる走りのアグレッシブさだなと感じます。面白いドライバーがもっと出てきてほしいです。




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