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2011年は全日本F3選手権にお伺い出来ず、開幕ラウンドをUSTREAMで見たコラムで止まっていました。そのコラムに書かせて頂いたUSTREAM放送でのご提案を受け入れて頂き、映像とリザルトを確認出来るようになって、全戦チェックはさせて頂いていました。 関係者の皆様から、「もうF3コラム書かないの?」とおっしゃって頂けましたが、やはりサーキットに行き、その場の雰囲気を感じなければコラムは書けませんでした。 2012年も2ラウンド目。新しい顔ぶれでゼッケンと名前を覚えないとですね!

■Nクラス平峰一貴選手に注目
CクラスとNクラスのパワーの差はスタートの蹴り出しの違いがあるだろうと思っていました。ラファエル・スズキ選手を中心に全体を見た時、他のNクラスマシンは思った通り、蹴り出しに遅れがありましたが、平峰選手だけはCクラスと遜色無い動きでした。その後のペースもCクラスとほぼ同等で走行していて驚きました。 鈴鹿ラウンドでは日産の佐々木大樹選手、もてぎでは平峰選手、次戦富士では勝田貴元選手になるのでしょうか?

■戸田レーシング、全日本F3は1年ぶりの参戦
私も2002年に所属していた赤い戸田レーシングが昨年度参戦していないのは寂しい気持ちでした。開幕ラウンドは肺炎で入院していて病室からリザルトをチェックしたとき、戸田レーシングのゼッケン2を見付けた、すぐに嬉しい気持ちを戸田レーシングにメールをしまいました。 エンジンはCクラス、シャーシはNクラスという立ち位置ではありますが、戸田レーシング、ラファエル・スズキ選手にCクラスと同等、それ以上のパフォーマンスに期待しています。

■デビューウィンした平川亮選手はFDJとF3のダブル参戦
FCJの開幕戦リザルトを見たとき、F3の平川選手と同姓同名なのかと思っていました(笑)。関係者の皆様から聞き、やっと一致したわけですが、同じ日に2つのレースが出来るなんて正直羨ましいです。当然、体力的には辛いはずですが、そのことは分かっていたことで、平川選手も計算に入れていたはずです。 1日に2つレースが出来るということは、最初の走行で路面状況の確認が出来、F3に反映出来る利点があります。路面状況は目で見ても分からず、走行してみなければ分かりません。F3はスタートグリッドにつくまで2周の確認走行が出来ますが、タイヤは違っても同じ人間が感じているので、実戦が出来ているのは他選手より適したマシンに仕上げられる環境にあると思います。 当然、マシンの順応性がなければどっちつかずになってしまいますが、F3に乗っていればFCJは凄く簡単に感じているでしょう。 今回はスタートで前に出られてしまったことが敗因なので、次戦以降はスタートを普通にこなしてもらいたいです。 私もフォーミュラドリーム時代、開幕戦ポールスタートでミスし2位ゴールになったことがあり、その後精神的に抜け出せず、8連勝されてしまいました。同じようになってもらいたくないと思っています。


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