● 第61回マカオGP 11月12日水曜日
11月13〜16日にマカオ市街地で行われる第61回マカオGP。このF3世界一決定戦に、今季は全日本F3選手権から高星明誠(B-MAX Racing Team with NDDP)、山下健太、サム・マックラウド(ともにTom's)、ダン・ウェルズ(TODA RACING)の4選手がエントリーすることとなった。
走行初日となる木曜を前に、参戦各ドライバーに意気込みを聞いた。
●山下健太(No.7 Tom's)
「車載映像を見たり、シミュレーターに乗ったりしてきましたが、実際のコースは山側などとても狭いですし、思っていた以上にアップダウンも凄く、やはり全然違いますね。しかし、出るからには目標は表彰台に置いていますし、そのためにはとにかくクラッシュしないように気をつけて、徐々にペースを上げて行きたいです。初の海外戦ですが、緊張感もないですし、リラックス出来ています」
●サム・マックラウド(No.8 Tom's)
「僕にとって初めてのマカオ参戦となるけれど、とてもチャレンジングなコースだね。歩いてみたけれど、正直アメイジング、という言葉がぴったりだ。長い歴史の中で、たくさんの伝説的なドライバーが戦った舞台でのレースになるけれど、あまり大きな目標は考えていない。セッション毎にペースを上げて行って、決勝で最後にトップ8に残れていればと思うよ。チームメイトの山下選手は良いドライバーだけれど、彼もマカオはルーキーだし、互いのデータを活かしながらうまくパフォーマンスを上げて行きたいね」
●高星明誠(No.12 B-MAX Racing Team with NDDP)
「マカオは初参戦となります。まだ走っていないので具体的な目標は立てづらいですね。まずは明日走ってみないと。事前にゲームやD.D.Rでマカオのコースを走ってきましたので、コース自体は頭に入っていますが、やはり実際に下見してみると、特に山側の学校前付近などが思っていた以上にタイトですね。路面もまだとても汚れていますし、本当に明日走ってみないと見えない部分が多いです。しかし、シングルに入れれば満足というわけではなく、出来ればより上を狙って行きたいですね」
●ダン・ウェルズ(No.30 TODA RACING)
「全日本F3最終戦の富士に続いて、戸田レーシングとともに、このマカオを戦うことをとても楽しみにしているよ。マカオは昨年Fマスターで経験し、フロントロウを獲っている世界一好きなサーキット。香港に住んでいる僕にとってはホームレースのようなものだし、そのマカオでの初めてのF3での参戦にわくわくしている。僕も少し日本語を勉強して来たし、チームとのコミュニケーションも良好。来季以降に繋がるレースウィークにしたいね」