■ 2015年 全日本F3選手権シリーズ 2015第1回合同テスト
■ 2015全日本F3選手権第1回富士合同テスト
◎トップタイムは山下が獲得も高橋が僅差で2位 F3-Nでは復帰の小河がクラス首位を奪う
どんよりとした曇り空ながら、まずまずのドライコンディションでスタートした3月3日の全日本F3選手権富士合同テスト。今回の富士は3日の午後2時15分〜4時15分と、専有走行は2時間のみながら、前日からスポーツ走行が設定され、各陣営ともにウォームアップ充分でこのセッションに臨んだ。
● 今季最初の合同テストは13台が参加
B-MAX Racing Team with NDDPの23号車、CMSモータースポーツプロジェクトの77号車などが参加を見送った今回の富士テストだが、継続参戦となる山下健太、高橋翼、山口大陸らはもちろん、ニューカマーであるニック・キャシディ、ストゥルアン・ムーア、ルーカス・オルドネス、福住仁嶺、石川京侍らが今季始めて同じ土俵での走行を展開。F3-Nクラスでも三浦愛、小河諒、DRAGON、アレックス・ヤンの4台が走行を行った。
午後2時15分、セッションがスタートすると、開始5分も経たぬ間に福住、山下、キャシディ、そして高橋が1分35秒台に突入するが、開始10分段階でキャシディ、高橋が35秒台前半にレベルアップ。F3-Nでは1年ぶりのF3復帰となる小河が1分37秒前半で首位に立つ。 開始22分で福住が1分35秒038をマークしてトップに立つも、その2分後にはキャシディが1分34秒604で逆転。しかし、その後山下が1分34秒379、高橋が1分34秒470をマークするなど、序盤からニュータイヤを履いたドライバーも多く、激しく上位が入れ替わる。この結果、セッション1時間経過時点でのトップ3は山下、高橋、キャシディ。同じくF3-Nでは小河、DRAGON、三浦となった。 午後3時20分過ぎ、ヘアピンでヤンがスピンを喫してストップしたためセッションは赤旗となるが、ヤンのマシンにも大きなダメージはなく、すぐに再開することに。
● 序盤のオーダーのまま終盤に
午後4時を過ぎ、残り15分となったあたりで、小河、石川京侍、三浦愛らがタイムを上げて行くが、上位陣ではキャシディが残り3分で1分34秒506にタイムアップもポジションは3番手と変わらず。 結局、この2時間のセッションをトップで終えたのは山下。高橋、キャシディ、福住、石川、オルドネス、山口、ムーアと続き、F3-Nのトップは小河。吉田基良を挟んで、三浦、DRAGON、ヤンというオーダーとなった。 この後、3月10〜11日には、鈴鹿で第2回目の合同テストが行われる。