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2012年 アチーブメント全日本F3選手権シリーズ第5戦/第6戦
  決勝レポート

Round 5-6 富士スピードウェイ 2012.7.14
● 占有走行 ● Round5-6
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● Round5決勝
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● Round5決勝上位
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● Round6決勝
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● Round6決勝
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 土曜の第5戦予選では全車レインタイヤでのアタック。続く第6戦予選でも多くのマシンがレインでコースインする中、ギャリー・トンプソンだけがスリックを装着。序盤はコントロールに苦しんだトンプソンだが、このチームの好判断が的中しセッション終盤にはそこまで首位に立っていた平川亮を抑え、見事F3-Nながら総合でのポールポジションを獲得する。
 連続でのPP獲得が4で途絶えた平川は2番手。以下、山内英輝、中山雄一、平峰一貴、佐々木大樹、ラファエル・スズキ、野尻智紀、リチャード・ブラッドレー、勝田貴元、小泉洋史、マシュー・ホーソン、野呂立、吉田基良というオーダーとなった。
 日曜もすっきりしない天候となった富士。気温25℃、路面温度28℃となった午前10時10分、第6戦決勝のフォーメイションが始まったが、霧雨状の雨が時折ぱらつくなど、予断を許さない状況でのスタートとなった。
 初PPのトンプソンはスタートで加速に勝るF312勢に飲み込まれ、1コーナーにトップで入ったのは平川。これに中山が続き、ややスタートで遅れた山内はトンプソンと競り合いながら3番手に。これにスズキ、平峰、野尻、ブラッドレーと続くが、1周目の最終コーナーでブラッドレーが野尻と交錯しながら7番手に浮上を果たす。
 2周目以降、熾烈を極めたのはF3-N勢による5番手争い。2周目のストレートでF3-Nのトップを行くトンプソンに平峰が襲い掛かり、コカコーラコーナーでいったん平峰が先んじるも、そこからトンプソンも粘りを見せ、F3-Nの首位争いは時折ポジションを入れ替えながら、激しいものとなる。この攻防の背後では野尻と佐々木が2周目のヘアピンへのアプローチで交錯、佐々木の右フロントと野尻の左リヤが接触し野尻のマシンは横転こそ免れたものの、早々にリタイアとなってしまう。
 平峰、トンプソンによるF3-Nの首位争いは、追い上げて来た勝田を含む三つ巴となるが、4周目に2番手に浮上した勝田と、トップを死守したいトンプソンが同じ周のダンロップコーナー立ち上がりで接触。トンプソンはコースオフ後にスピンを喫し、ここで平峰が再びトップに立つが、勝田、佐々木との首位争いはさらに続いて行く。
 後方の戦いを後目に、トップの平川は2番手で追走する中山を引き離して行く。中山の後ろ、3番手には山内をかわしたスズキが浮上も、上位陣では大きな順位変動はないままレースは終盤に。結局連日の優勝でポイントリーダーの座を平川がさらに強固なものにすることとなり、2位中山、3位スズキと第5戦と同じ顔ぶれが表彰台に登った。山内、ブラッドレーは4〜5位。
 一方、激戦となったF3-Nだが、佐々木、勝田に相次いで10秒のペナルティーストップという裁定が下されたことで労せずしてトップに返り咲いた平峰が、こちらも第5戦に続き連勝。レースウィークを迎える段階でF3-Nのポイントリーダーであった佐々木を逆転、平峰がランキング首位に躍り出た。また、2位にはもてぎから参戦を開始したばかりのホーソンが初表彰台を獲得。同じく3位には、最終ラップまで続いたトンプソンの攻勢を凌ぎ切った小泉洋史が入り、自身初のシャンパンファイトを演じることとなった。。

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2012年 アチーブメント全日本F3選手権シリーズ第6戦決勝
2012年 アチーブメント全日本フォーミュラ3選手権 第6戦決勝結果 場所:富士スピードウェイ
Pos. No. Cls   Type Team/Car Laps Time Ave.km/h Gap Lap
1 4 - R.Hirakawa
平川 亮
Dallara F312 広島トヨペットF312 21 34'27.700 166.305 1'37.637 4
2 36 - Y.Nakayama
中山 雄一
Dallara F312 PETRONAS TOM'S F312 21 34'36.345 165.612 8.645 1'37.950 3
3 2 - Rafael Suzuki Dallara F308 MAD CROC TODA F308 21 34'40.403 165.289 12.703 1'37.995 4
4 1 - H.Yamauchi
山内 英輝
Dallara F312 B-MAX・F312 21 34'46.568 164.801 18.868 1'38.291 3
5 37 - RICHARD BRADLEY Dallara F312 PETRONAS TOM'S F312 21 34'50.840 164.464 23.140 1'38.564 4
6 7 N K.Hiramine
平峰 一貴
Dallara F307 N HFDP RACING F307 21 35'10.864 162.904 43.164 1'39.667 2
7*1 19 N Matthew HOWSON Dallara F308 N KCMG 21 35'17.522 162.392 49.822 1'39.983 10
8 6 N H.Koizumi
小泉 洋史
Dallara F307 N Net Move F306 21 35'22.853 161.984 55.153 1'40.411 4
9 20 N Gary Thompson Dallara F307 N KCMG 21 35'25.975 161.746 58.275 1'39.711 8
10*2 23 N D.Sasaki
佐々木 大樹
Dallara F306 N S Road NDDP F3 21 35'47.238 160.145 1'19.538 1'39.088 16
11 77 N T.Noro
野呂 立
Dallara F306 N スタッフワンCMS F306 21 35'54.643 159.594 1'26.943 1'41.303 3
12*3 35 N T.Katsuta
勝田 貴元
Dallara F306 N TDP SPIRIT F307 21 36'04.716 158.852 1'37.016 1'39.460 3
13 13 N M.Yoshida
吉田 基良
Dallara F306 N B-MAX・F306 20 34'50.498 156.633 1Lap 1'42.412 13
以上 規定周回数完走: 18Laps
8 - T.Nojiri
野尻 智紀
Dallara F312 HFDP RACING F312 1 1'44.025 147.391 20Laps
開始時刻: 10:13'27   終了時刻: 10:47'54.700
Fastest lap 4 R.Hirakawa/平川 亮 広島トヨペットF312 1'37.637 (4 / 21)168.244 km/h

*1 CarNo.19は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第5条違反(ホワイトラインカット)により、罰金2万円を科す。
*2 CarNo.23は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条12.1)2)(他車への接触行為)により、ペナルティストップ10秒およびペナルティポイント1点とする。
*3 CarNo.35は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条12.2)3)(他車の走路妨害行為)により、ペナルティストップ10秒を科した。


 




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