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2014年 全日本F3選手権シリーズ 第14戦/第15
● 金曜専有走行レポート ● 第14/15戦
 予選上位コメント
● 第14戦
  決勝上位コメント
● 第14戦決勝レポート
● 第15戦
  決勝上位コメント
     


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勝田 貴元 /PETRONAS TEAM TOM'S   佐々木大樹/B-MAX Racing Team with NDDP

2014第14戦決勝

● 勝田貴元が優勝も、タイトルは松下信治の手に!
  F3-Nでは小泉洋史がポール・トゥ・ウインで戴冠

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DRAGON/B-MAX Racing Team
小泉 洋史/HANASHIMA RACING
山口 大陸/TAIROKU EXCEED

全日本F3選手権の最終ラウンドが、富士スピードウェイを舞台に開催された。その第1レースとなるシリーズ第14戦が予選とともに10月11日(土)に行われ、ポールポジションをB-MAX Racing Team with NDDPの佐々木大樹が獲得。1分34秒835をマークし、ほぼコンマ1秒差でPETRONAS TEAM TOM'Sの勝田貴元を従えた。「富士は得意なので、すごくいい感じでここまで来ている。連勝してシーズンを終えたいと思います」と佐々木。
 一方、タイトル候補者ではPETRONAS TEAM TOM'Sの山下健太が3番手で、これにB-MAX Racing Team with NDDPの高星明誠、HFDP RACINGの松下信治が続いていた。ポイントの上で最も有利な立場の松下が5番手なのは、産みの苦しみを味わっているからなのだろう。逆にF3-Nクラスでは、ランキングトップから王手をかけているHANASHIMA RACINGの小泉洋史が、TOCHIGI Le Beausset Motorsportの久保凛太郎を従えることに成功。これに続いたKCMGの湯澤翔平まで、わずかコンマ1秒差の接戦となっていた。「タイトルのことはあまり意識しませんが、だからといってプレッシャーも感じていませんよ」と小泉。


◎スタートで勝田、山下のトムス勢が1−2体勢築く

 決勝レースは21周で争われた。今回のスタート進行は通常より短く、ピットを離れると、すぐにグリッドに着かねばならず、最終チェックができないのが悩みの種ではあるが、それは全チームに条件は一緒ではあった。
 スタートを誰より鋭く決めたのが山下であったが、その背後について1コーナーのブレーキングで前に出たのが勝田。ポールの佐々木は出遅れこそしなかったものの、3台並んでイン側からアプローチしたのが災いし、3番手へと退くこととなる。そして、F3-Nクラスではトップの小泉がストールさせて最後尾まで後退する大波乱が。これで久保が難なくトップに躍り出る。
 そのオープニングラップではまだまだ波乱は続き、まずヘアピンでCERUMO INGING Jr.のナニン・インドラ・パユーングがスピン。さらにダンロップコーナーではTODA RACINGからスポット参戦のダン・ウェルズがオーバーラン。その直後にはEXEDY RACINGの三浦愛が湯澤と接触し、その場でリタイアを喫していた。湯澤には幸いダメージがなかったようで、すぐにF3-Nクラストップの久保に迫っていった。

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清原 章太/TODA RACING
高橋 翼/HFDP RACING
湯澤 翔平/KCMG
久保 凛太郎/TOCHIGI Le Beausset Motorsports

◎序盤からF3-Nクラスでは激しい攻防に

 1周目を終えた時点で、勝田と山下の差はコンマ9秒。そこからコンマ5秒離れて佐々木が続き、以下は高星、松下という順。中盤までのペースは勝田が良く、徐々に後続を引き離していった。逆にF3-Nクラスには序盤のうちに順位変動が。明らかにペースの鈍い久保に、湯澤が襲いかかり、4周目の1コーナーでパスしてトップに浮上。そして、その頃すでに小泉は3番手に上がっていた。次の周には久保の背後に小泉が続き、随所で激しいバトルを繰り広げる。決着がついたのは6周目のストレート。スリップストリームから抜け出して、小泉が2番手に浮上。これで完全に勢いに乗った小泉は、湯澤のペースが乱れ始めたのを察知して、さらにプッシュし、9周目のストレートで抜き去ってトップに浮上した。あとはもう、悲願の王座目指してチェッカーを受けるだけという状況に。

◎佐々木が肉薄も勝田が逃げ切り、王座は松下に

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松下 信治/HFDP RACING

 12周目には2秒8のリードを築いた勝田ながら、ピークはその周。そこから先、徐々に迫ってきたのが山下ではなく、佐々木だった。背後につけて逆転のチャンスをしばらくうかがっていた佐々木ながら、山下のガードも固く、なかなか前に出ることはできず。しかし、12周目の1コーナーでアタックをかけられた山下は、コカコーラコーナーまでガードを固め過ぎたのが裏目に出て、続く100Rの進入で巧みに佐々木が前に出ることとなる。後半のペースに定評のある佐々木はじわりじわりと差を詰めて、最終ラップには勝田と完全にテール・トゥ・ノーズ状態に。ほぼすべてのコーナーでプレッシャーをかけ続けるも、逆転にはあと一歩の決め手を欠く。それでも最後のストレートにすべてをかけてスリップストリームから抜け出すも、1000分の7秒だけ届かず。もし、ゴールラインが数m先だったら、きっと佐々木が逆転を果たしていたことだろう。
 3位は山下が、4位は高星が獲得。そして松下は5位でのフィニッシュとなったが残る第15戦を待たずして、悲願のチャンピオンを獲得。また、今季2勝目を得た勝田と山下が同時に表彰台に上がった、PETRONAS TEAM TOM'Sもまたチームタイトルを獲得することとなった。

◎F3-Nでは小泉が勝ってタイトルを決定、湯澤、久保が表彰台に

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小泉 洋史/HANASHIMA RACING
久保 凛太郎/TOCHIGI Le Beausset Motorsports

 そしてF3-Nクラスでは7勝目をマークした小泉が、フル参戦3年目にして悲願を達成。クラス最多勝も確定することとなり、まさに両手に花という状態としていた。2位は湯澤が、3位は久保が獲得。4位はB-MAX Racing TeamのDRAGONで、惜しくも3戦連続での表彰台ゲットはならなかった。







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勝田 貴元 /PETRONAS TEAM TOM'S 久保 凛太郎/TOCHIGI Le Beausset
Motorsports
佐々木大樹/B-MAX Racing Team
with NDDP
山下 健太 /PETRONAS TEAM TOM'S
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勝田 貴元 /PETRONAS TEAM TOM'S
佐々木大樹/B-MAX Racing Team with NDDP
松下 信治/HFDP RACING 小泉 洋史/HANASHIMA RACING

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勝田 貴元 /PETRONAS TEAM TOM'S
佐々木大樹/B-MAX Racing Team with NDDP
山下 健太 /PETRONAS TEAM TOM'S
松下 信治/HFDP RACING
小泉 洋史/HANASHIMA RACING


 

2014年 全日本フォーミュラ3選手権 第14戦決勝 正式結果
  No. Driver Team/Car Type Laps Total Time GAP Lap Time Laps
1 1 勝田 貴元
Takamoto Katsuta
PETRONAS TOM'S F312 Dallara F312 21 33:47.705 - - 3 1:35.844 171.4
2 23 佐々木 大樹
Daiki Sasaki
B-MAX NDDP F312 Dallara F312 21 33:47.712 0.007 0.007 4 1:35.842 171.4
3 36 山下 健太
Kenta Yamashita
PETRONAS TOM'S F314 Dallara F314 21 33:52.691 4.986 4.979 4 1:35.973 171.2
4 22 高星 明誠
Mitsunori Takaboshi
B-MAX NDDP F312 Dallara F312 21 33:57.993 10.288 5.302 4 1:36.267 170.6
5 7 松下 信治
Nobuharu Matsushita
HFDP RACING F312 Dallara F312 21 33:59.109 11.404 1.116 6 1:36.418 170.4
6 2 清原 章太
Shota Kiyohara
TODA FIGHTEX Dallara F312 21 34:00.688 12.983 1.579 8 1:36.365 170.5
7 8 高橋 翼
Tubasa Takahashi
HFDP RACING F312 Dallara F312 21 34:04.673 16.968 3.985 9 1:36.744 169.8
8 38 ナニン・インドラ・パユーング
Nanin Indra-Payoong
CERUMO・INGING Jr.F312 Dallara F312 21 34:24.096 36.391 19.423 5 1:36.489 170.2
9 6 N 小泉 洋史
Hiroshi Koizumi
Net Move Hanashima Racing Dallara F306 N 21 34:43.494 55.789 19.398 8 1:38.080 167.5
10 21 ダン・ウェルズ
Dan Wells
TDC F314 with DWI Dallara F314 21 34:49.347 +1:01.642 5.853 9 1:36.530 170.2
11 19 N 湯澤 翔平
Shohei Yuzawa
KCMG F308 Dallara F308 N 21 34:51.864 +1:04.159 2.517 8 1:38.818 166.2
12 62 N 久保 凛太郎
Rintaro Kubo
CG ROBOTル・ボーセF308 Dallara F308 N 21 34:55.828 +1:08.123 3.964 10 1:38.994 165.9
13 28 N 山口 大陸
Tairoku Yamaguchi
TAIROKU EXCEED Dallara F306 N 21 35:00.384 +1:12.679 4.556 15 1:38.332 167.1
14 13 吉田 基良
Motoyoshi Yoshida
B-MAX RACING F312 Dallara F312 21 35:04.137 +1:16.432 3.753 15 1:38.879 166.1
15 30 N DRAGON B-MAX with RSS306 Dallara F306 N 21 35:08.596 +1:20.891 4.459 11 1:39.270 165.5
16 77 N 三浦 勝
Masaru Miura
アルボルアルデアCMS306 Dallara F306 N 20 33:54.062 1 Lap 1 Lap 8 1:40.582 163.3
ー以上完走ー
3 N 三浦 愛
Ai Miura
EXEDY RACING F307 Dallara F307 N 0 0
Pole Position Daiki SASAKI 1:34.835 173.2 Kph
Fastest Lap Lap 4 Daiki SASAKI 1:35.842 171.4 Kph

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