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2014年 全日本F3選手権シリーズ 第14戦/第15
● 金曜専有走行レポート ● 第14/15戦
 予選上位コメント
● 第14戦
  決勝上位コメント
● 第14戦決勝レポート
● 第15戦
  決勝上位コメント
● 第15戦決勝レポート    


●2014富士大会金曜専有走行

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松下 信治/HFDP RACING 

◎ 今季最終大会WEC富士ラウンド金曜専有走行は
  佐々木大樹&小泉洋史がトップタイムを奪う

 気温18℃、路面温度16℃というコンディションとなった午前9時45分、晴れ間の広がる空の下で今季最終ラウンドの金曜専有走行が始まった。今回は世界耐久選手権(WEC)大会への編入のため、午前1時間、午後1時間の合計2時間の設定となる。

◎最終ラウンドは17台のマシンが出走

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Dan Wells/TODA RACING

 TODA RACINGからダン・ウェルズが、CMSモータースポーツプロジェクトから三浦勝がスポット参戦し、もてぎ大会同様17台のエントリーとなった今大会。走行開始からタイトル争いをリードしているHFDP RACINGの松下信治、そしてチームメイトの高橋翼がモニターのトップを争うが、開始8分でB-MAX Racing Team with NDDPの佐々木大樹が1分36秒863でトップに。F3-NではEXEDY RACING TEAMの三浦愛、TOCHIGI Le Beausset Motorsportsの久保凛太郎、KCMGの湯澤翔平らが1分40秒台でクラス首位を争う。そこから三浦愛が1分39秒489へとタイムを上げるが、午前10時04分にHANASHIMA RACINGの小泉洋史が1分39秒217でトップに浮上すると、さらに午前10時06分には1分38秒890へとタイムアップする。
 しばらく変動のなかった上位陣では、午前10時08分に高星明誠が1分36秒996で2番手に浮上、B-MAX Racing Team with NDDPの1−2に。このため、30分経過時点でのトップ3は佐々木、高星、松下に。F3-Nでは小泉、三浦愛、久保となった。

◎午前のトップは松下&山口!

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山口 大陸/TAIROKU EXCEED

 午前10時22分、ようやく松下が均衡を破るように1分36秒739でトップに再浮上。さらに松下は1分36秒581にタイムアップ、同僚の高橋も1分36秒739で2番手につけ、今度はHFDP RACINGが1−2体勢を築く。ところが、午前10時25分にPETRONAS TEAM TOM'Sの山下健太が1分36秒457でトップを奪うことに。午前10時30分、佐々木も1分36秒483にタイムを上げるが、山下には一歩届かず。
 残り10分となって、F3-NではTAIROKU EXCEEDの山口大陸が1分38秒721でクラス首位に浮上。総合では残り5分を切って山下が1分36秒381にトップタイムを押し上げると、ラスト1分で松下が1分36秒404で2番手に浮上し山下に肉薄。さらにファイナルラップに1分36秒347を刻んだ松下が、逆転で午前のトップタイムを獲得。以下、山下、佐々木と続く結果に。F3-Nでは山口、小泉、三浦愛がクラス上位となった。
 午後2時15分からの午後のセッションも1時間の走行。気温21℃、路面温度22℃と午前よりは温かさの増す中でのセッションスタートとなった。
 早々に全車がピットを離れる中、計測1周目から松下、高橋は1分37秒台を刻むなどハイペースで周回。これにCERUMO INGING Jr.のナニン・インドラ・パユーング等が続くが、開始6分で1分36秒473の好タイムを刻んで佐々木がトップに浮上すると、チームメイトの高星が2番手に。すかさず松下が1分36秒303と、早くも午前のトップタイムを更新し首位を奪還するも、午後2時23分に山下が1分36秒189をマークしトップに立つなど、序盤から激しい攻防に。F3-Nでは1分38秒318で小泉が首位に立ち、久保、山口がこれを追う展開となる。

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高星明誠/B-MAX Racing Team with NDDP
山下 健太 /PETRONAS TEAM TOM'S

◎激しい攻防の午後を制したのは佐々木&小泉

 しかし、午後2時31分には三浦愛が1分38秒308でクラストップに躍り出るが、その直後には佐々木が1分35秒980と、この日初めて35秒台に突入しトップに立つと、さらに1分35秒671へタイムアップ。さらに高星も1分36秒144で2番手につけた翌周に1分36秒018にタイムを伸ばすなど、総合、F3-Nクラス双方でトップタイムがレベルアップする。
 こうして開始30分が経過した午後2時45分の段階でのトップ3は佐々木、高星、山下。F3-Nでは三浦愛、小泉、久保という顔ぶれ。午後2時46分には佐々木が1分35秒641とさらにタイムを伸ばしたが、午後2時49分には山下が1分35秒912、高星が1分35秒924とほぼ同時に35秒台に突入。さらに高星は翌周に1分35秒526をマークしトップを奪うが、松下も1分35秒908、さらに1分35秒857とタイムを上げ3番手に浮上するなど、ラスト20分を前に再び攻防が激化していく。
 残り16分というところで小泉がタイヤトラブルに見舞われてスロー走行も、無事ピットへと帰還、コース復帰を果たす。
 残り10分のところで松下が1分35秒775へとタイムを刻むもポジションは3番手と変わらず。残り3分を切ると、F3-Nでは久保、小泉が相次いで1分37秒台に突入しクラストップタイムを書き換えるが、ほぼ同じタイミングで佐々木が1分35秒357をマークしトップに。勝田貴元、山下、松下らも相次いでタイムアップも、1分35秒307にまでタイムを伸ばした佐々木が午後のトップタイムを獲得。これに高星、松下が続くことに。F3-Nでは小泉が1分37秒877でクラストップを奪うも、久保も1分37秒970と僅差での2番手に。3番手にはKCMGの湯澤翔平が続いた。
 この結果、この日総合でも佐々木がトップタイム。F3-Nでは小泉がクラストップをマークした。明日は予選、第14戦決勝が予定されているが、チャンピオン決定戦がどのような結末を迎えるのか、非常に興味深い2日間となりそうだ。


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高星明誠/B-MAX Racing Team with NDDP 山下 健太 /PETRONAS TEAM TOM'S
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小泉 洋史/HANASHIMA RACING 三浦 愛/EXEDY RACING TEAM
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久保 凛太郎/TOCHIGI Le Beausset Motorsports 佐々木大樹/B-MAX Racing Team with NDDP 勝田 貴元 /PETRONAS TEAM TOM'S
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高橋 翼/HFDP RACING 湯澤 翔平/KCMG 松下 信治/HFDP RACING
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三浦 愛/EXEDY RACING TEAM 久保 凛太郎/TOCHIGI Le Beausset Motorsports 小泉 洋史/HANASHIMA RACING


2014年全日本フォーミュラ3選手権 金曜日専有走行AM 結果
  No. Driver Team/Car Type Laps BestTime GAP Kph Laps
1 7 N.Matsushita
松下 信治
HFDP RACING Dallara F312 26 1:36.347 - - 170.5 26
2 36 山下 健太
Kenta Yamashita
PETRONAS TEAM TOM'S Dallara F314 24 1:36.381 0.034 0.034 170.4 28
3 23 佐々木 大樹
Daiki Sasaki
B-MAX Racing Team with NDDP Dallara F312 17 1:36.483 0.136 0.102 170.3 22
4 8 高橋 翼
Tubasa Takahashi
HFDP RACING Dallara F312 16 1:36.739 0.392 0.256 169.8 26
5 1 勝田 貴元
Takamoto Katsuta
PETRONAS TEAM TOM'S Dallara F312 24 1:36.888 0.541 0.149 169.5 27
6 22 高星 明誠
Mitsunori Takaboshi
B-MAX Racing Team with NDDP Dallara F312 11 1:36.995 0.648 0.107 169.4 21
7 21 ダン・ウェルズ
Dan Wells
TODA RACING Dallara F314 24 1:37.007 0.66 0.012 169.3 26
8 38 ナニン・インドラ・パユーング
Nanin Indra-Payoong
  CERUMO・INGING Jr. Dallara F312 21 1:37.053 0.706 0.046 169.3 27
9 2 S.Kiyohara
清原 章太
TODA RACING Dallara F312 22 1:37.186 0.839 0.133 169 22
10 28 山口 大陸
Tairoku Yamaguchi
N TAIROKU EXCEED Dallara F306 N 17 1:38.721 2.374 1.535 166.4 21
11 6 小泉 洋史
Hiroshi Koizumi
N HANASHIMA RACING Dallara F306 N 25 1:38.823 2.476 0.102 166.2 26
12 3 三浦 愛
Ai Miura
N EXEDY RACING TEAM Dallara F307 N 17 1:39.297 2.95 0.474 165.4 27
13 19 湯澤 翔平
Shohei Yuzawa
N KCMG Dallara F308 N 26 1:39.417 3.07 0.12 165.2 26
14 62 久保 凛太郎
Rintaro Kubo
N TOCHIGI Le Beausset Motorsports Dallara F308 N 27 1:39.565 3.218 0.148 165 27
15 30 DRAGON N B-MAX Racing Team Dallara F306 N 11 1:39.746 3.399 0.181 164.7 15
16 13 吉田 基良
Motoyoshi Yoshida
B-MAX Racing Team Dallara F312 17 1:39.889 3.542 0.143 164.5 26
17 77 三浦 勝
Masaru Miura
N CMS Dallara F306 N 16 1:40.740 4.393 0.851 163.1 23
Fastest Lap Lap 26 Nobuharu MATSUSHITA 1:36.347 170.5 Kph
リザルト・エントリーリストPDFはこちらからもダウンロード出来ます

2014年全日本フォーミュラ3選手権 金曜日専有走行PM 結果
  No. Driver Team/Car Type Laps BestTime GAP Kph Laps
1 23 佐々木 大樹
Daiki Sasaki
B-MAX NDDP F312 Dallara F312 24 1:35.307 - - 172.4 25
2 22 高星 明誠
Mitsunori Takaboshi
B-MAX NDDP F312 Dallara F312 17 1:35.526 0.219 0.219 172 27
3 7 松下 信治
Nobuharu Matsushita
HFDP RACING F312 Dallara F312 25 1:35.558 0.251 0.032 171.9 25
4 36 山下 健太
Kenta Yamashita
PETRONAS TOM'S F314 Dallara F314 25 1:35.785 0.478 0.227 171.5 25
5 1 勝田 貴元
Takamoto Katsuta
PETRONAS TOM'S F312 Dallara F312 22 1:35.885 0.578 0.1 171.3 24
6 8 高橋 翼
Tubasa Takahashi
HFDP RACING F312 Dallara F312 25 1:35.947 0.64 0.062 171.2 25
7 2 清原 章太
Shota Kiyohara
TODA FIGHTEX Dallara F312 26 1:36.007 0.7 0.06 171.1 26
8 21 ダン・ウェルズ
Dan Wells
TDC F314 with DWI Dallara F314 24 1:36.553 1.246 0.546 170.1 25
9 38 ナニン・インドラ・パユーング
Nanin Indra-Payoong
CERUMO INGING Jr.F312 Dallara F312 25 1:36.673 1.366 0.12 169.9 27
10 6 小泉 洋史
Hiroshi Koizumi
N Net Move Hanashima Racing Dallara F306 N 24 1:37.877 2.57 1.204 167.8 26
11 62 久保 凛太郎
Rintaro Kubo
N CG ROBOT LE BEAUSSET F308 Dallara F308 N 25 1:37.970 2.663 0.093 167.7 26
12 13 吉田 基良
Motoyoshi Yoshida
B-MAX RACING F312 Dallara F312 11 1:38.240 2.933 0.27 167.2 23
13 19 湯澤 翔平
Shohei Yuzawa
N KCMG F308 Dallara F308 N 26 1:38.242 2.935 0.002 167.2 26
14 3 三浦 愛
Ai Miura
N EXEDY RACING F307 Dallara F307 N 7 1:38.308 3.001 0.066 167.1 27
15 28 山口 大陸
Tairoku Yamaguchi
N TAIROKU EXCEED Dallara F306 N 25 1:38.339 3.032 0.031 167 25
16 30 DRAGON N B-MAX with RSS306 Dallara F306 N 21 1:38.649 3.342 0.31 166.5 23
17 77 三浦 勝
Masaru Miura
N ARBOL ALDEA CMS306 Dallara F306 N 20 1:40.519 5.212 1.87 163.4 24
Fastest Lap Lap 24 Daiki SASAKI 1:35.307 172.4 Kph
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