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2014年 全日本F3選手権シリーズ 第14戦/第15
● 金曜専有走行レポート ● 第14/15戦
 予選上位コメント
● 第14戦
  決勝上位コメント
● 第14戦決勝レポート
● 第15戦
  決勝上位コメント
● 第15戦決勝レポート    


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山下 健太 /PETRONAS TEAM TOM'S  松下 信治/HFDP RACING  高星明誠/B-MAX Racing Team with NDDP

2014第15戦決勝

● 佐々木大樹&小泉洋史が最終戦でともにポール・トゥ・ウイン!

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佐々木大樹/B-MAX Racing Team with NDDP
山下 健太 /PETRONAS TEAM TOM'S
松下 信治/HFDP RACING

 全15戦で争われる全日本F3選手権の、今季ラストレースが富士スピードウェイを舞台に10月12日(日)に開催された。土曜日に行われた予選ではB-MAX Racing Team with NDDPの佐々木大樹が1分34秒799をマークし、2戦連続でポールポジションを獲得。これにチームメイトの高星明誠が続き、2列目にもPETRONAS TEAM TOM'Sの勝田貴元と山下健太が並ぶことになった。F3-NクラスでもHANASHIMA RACINGの小泉洋史が2戦連続のトップで、2番手はKCMGの湯澤翔平。バランス不良によるタイヤからの振動に苦しんだTOCHIGI Le Beausset Motorsportsの久保凛太郎は3番手に留まった。


◎ポールの佐々木がホールショットを奪う

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高星明誠/B-MAX Racing Team with NDDP
高橋 翼/HFDP RACING
ナニン・インドラ・パユーング /CERUMO・INGING Jr.

 すでにチャンピオンは第14戦の結果でHFDP RACINGの松下信治に、そしてF3-Nクラスも小泉に決定しているが、注目すべきポイントはこのふたりが有終の美を飾れるか、それともライバルたちが一矢報いられるかであった。
 15周で争われる決勝レースのスタート進行開始は午前7時50分ということもあり、気温は13℃、路面温度は16℃という、これまでのレースにはない厳しい条件となっていた。そのため、より入念にタイヤのウォームアップをフォーメイションラップに行なった後、グリッドにロックオン。レッドシグナルが消えるのと同時に、誰より鋭いダッシュを決めたのがポールシッターの佐々木だった。
「第14戦はスタートで遅れたのが最大の敗因でしたので、第15戦では完璧に決めて、ぶっちぎりたいと思います」と語っていたとおりの展開とし、誰からのプレッシャーをかけられることなく1コーナーに飛び込んでいく。
 その後方では高星と勝田がやや出遅れ、その2台をかわしていったのが山下と5番手からスタートの松下だった。1コーナーへは並んで入ってノーズひとつ分、前に出かけた松下ながら、イン側をしっかり抑えた山下が2番手に躍り出ることに。そして、F3-Nクラスでは小泉が無難なスタートを切るも、1コーナーのアウトから久保に大外刈りをかけられ、トップを明け渡していた。

◎ランキング2位争いは、2位フィニッシュの山下が制す

 1周目を終えた段階で、佐々木と山下、そして松下がトップグループを形成するようになり、4番手を争う勝田と高星を早々と引き離す。しばらくの間は等間隔をキープしていた上位陣ながら、これは佐々木がタイヤをいたわってペースをコントロールしていたからに他ならない。むしろ序盤が勝負と山下の方は必死に食らいついていたが、それも中盤まで。苦しい状況は松下も代わりはなく、それぞれの間隔は広がっていった。後半まで佐々木が余力を残していたのは、13周目にファステストラップをマークしていたことからも明らか。最後は山下に2秒以上の差をつけ、宣言どおりの展開で今季2勝目を佐々木はマークすることとなった。松下は終盤になって勝田の接近を許し、防戦一方となったことから、山下もやがて単独走行に。この2位入賞によって山下は、ランキング2位を獲得することにもなった。

◎F3-Nでは小泉が連勝で締めくくる

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小泉 洋史/HANASHIMA RACING
湯澤 翔平/KCMG

 スタート以降、松下が何度か山下にアタックをかけていたとはいえ、逆転は許されなかったことから上位に動きはなかったのとは対照的に、F3-Nクラスでは展開が劇的に変化した。久保にトップを奪われた小泉は、オープニングの1周だけで1秒以上引き離されていたものの、これを1周ごと着実に詰めていく。その小泉と遜色ないペースで走行していたのが湯澤で、6周目からは3台でトップが争われるようになる。まずアクションを起こしたのが小泉で、8周目のストレートでスリップストリームを使った後、1コーナーで久保をパス。湯澤が同じ周のヘアピンで続いて久保をかわそうとするも、ここでの逆転は許されず。その後も久保と湯澤のバトルが続く間に、小泉は徐々に逃げていくこととなった。
 そして、13周目の1コーナーで湯澤がいったん前に出るが、クロスラインをかけて2コーナーで久保が再逆転。ところがコカコーラコーナーに向かう短いストレートで両者は接触し、ともにリタイアを喫してしまう。これにより単独で周回を重ねていたTAIROKU EXCEEDの山口大陸以下の順位が繰り上がり、EXEDY RACING TEAMの三浦愛も3番手に浮上。より差を広げる形となった小泉は7勝目を獲得、文字どおり有終の美を飾ることとなった。そして山口は初優勝を飾った第12戦以来の、三浦は第10戦以来となる表彰台に上がっていた。

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高橋 翼/HFDP RACING
清原 章太/TODA RACING
ナニン・インドラ・パユーング /CERUMO・INGING Jr.
三浦 愛/EXEDY RACING TEAM
DRAGON/B-MAX Racing Team
三浦 勝/CMS


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山下 健太 /PETRONAS TEAM TOM'S
松下 信治/HFDP RACING
高橋 翼/HFDP RACING
ナニン・インドラ・パユーング
/CERUMO・INGING Jr.
清原 章太/TODA RACING
久保 凛太郎/TOCHIGI Le Beausset
Motorsports

湯澤 翔平/KCMG
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吉田 基良/B-MAX Racing Team
三浦 勝/CMS
ダン・ウェルズ/TODA RACING 小泉 洋史/HANASHIMA RACING
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三浦 勝/CMS 三浦 愛/EXEDY RACING TEAM 佐々木大樹/B-MAX Racing Team
with NDDP

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小泉 洋史/HANASHIMA RACING
山口 大陸/TAIROKU EXCEED
三浦 愛/EXEDY RACING TEAM
佐々木大樹/B-MAX Racing Team with NDDP
山下 健太 /PETRONAS TEAM TOM'S
松下 信治/HFDP RACING

 

2014年 全日本フォーミュラ3選手権 第15戦決勝 正式結果
  No. Driver Team/Car Type Laps Total Time GAP Lap Time Laps
1 23 佐々木 大樹
Daiki Sasaki
B-MAX NDDP F312 Dallara F312 15 24:02.538 - - 13 1:35.692 171.7
2 36 山下 健太
Kenta Yamashita
PETRONAS TOM'S F314 Dallara F314 15 24:04.860 2.322 2.322 3 1:35.814 171.4
3 7 松下 信治
Nobuharu Matsushita
HFDP RACING F312 Dallara F312 15 24:06.758 4.22 1.898 4 1:35.871 171.3
4 1 勝田 貴元
Takamoto Katsuta
PETRONAS TOM'S F312 Dallara F312 15 24:07.640 5.102 0.882 3 1:35.566 171.9
5 22 高星 明誠
Mitsunori Takaboshi
B-MAX NDDP F312 Dallara F312 15 24:09.697 7.159 2.057 6 1:35.786 171.5
6 2 清原 章太
Shota Kiyohara
TODA FIGHTEX Dallara F312 15 24:15.192 12.654 5.495 8 1:36.091 171
7 38 ナニン・インドラ・パユーング
Nanin Indra-Payoong
CERUMO・INGING Jr.F312 Dallara F312 15 24:20.396 17.858 5.204 5 1:36.259 170.7
8 8 高橋 翼
Tubasa Takahashi
HFDP RACING F312 Dallara F312 15 24:22.112 19.574 1.716 4 1:36.195 170.8
9 21 ダン・ウェルズ
Dan Wells
TDC F314 with DWI Dallara F314 15 24:23.161 20.623 1.049 7 1:36.594 170.1
10 6 N 小泉 洋史
Hiroshi Koizumi
Net Move Hanashima Racing Dallara F306 N 15 24:43.887 41.349 20.726 6 1:38.021 167.6
11 28 N 山口 大陸
Tairoku Yamaguchi
TAIROKU EXCEED Dallara F306 N 15 24:52.560 50.022 8.673 10 1:38.654 166.5
12 3 N 三浦 愛
Ai Miura
EXEDY RACING F307 Dallara F307 N 15 24:56.446 53.908 3.886 7 1:38.781 166.3
13 13 吉田 基良
Motoyoshi Yoshida
B-MAX RACING F312 Dallara F312 15 24:56.768 54.23 0.322 10 1:37.866 167.8
14 30 N DRAGON B-MAX with RSS306 Dallara F306 N 15 24:58.160 55.622 1.392 6 1:38.681 166.5
15 77 N 三浦 勝
Masaru Miura
アルボルアルデアCMS306 Dallara F306 N 15 25:06.622 +1:04.084 8.462 4 1:39.204 165.6
ー以上完走ー
62 N 久保 凛太郎
Rintaro Kubo
CG ROBOTル・ボーセF308 Dallara F308 N 12 19:49.164 5 1:38.060 167.5
19 N 湯澤 翔平
Shohei Yuzawa
KCMG F308 Dallara F308 N 12 19:49.428 4 1:37.981 167.7
Pole Position Daiki SASAKI 1:34.799 173.3 Kph
Fastest Lap Lap 3 Takamoto KATSUTA 1:35.566 171.9 Kph

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