●鈴鹿テストにも13台が参加
午後1時にスタートした初日のセッション。上空には青空が覗いてるものの、風は冷たく、走行直前には雪がちらつくなどトリッキーなコンディションでのスタートとなった。前回富士テストをスキップしたCMSモータースポーツプロジェクトの三浦勝が参加も、今回は吉田基良が欠席となり、前回同様13台でのテストとなった。
序盤、トップを切って1分53秒台に飛び込んだのはHFDP RACINGの福住仁嶺。福住は開始15分のところで1分53秒716をマーク、2番手にチームメイトの高橋翼がつける。
午後1時20分になる頃には西コース付近で風雪が時折勢いを増したため、オイルフラッグが提示される箇所が出るなど、一時的にコンディションは悪化。このため、しばらくモニターはこう着状態となるが、その後コンディションは好転していき、午後1時35分には福住が1分53分358にタイムアップ。F3-NではTOM'Sの小河諒が1分57秒162でクラス首位に立つ。
時折スピンを喫するマシンがあったものの、セッションは中断もなく中盤にさしかかり、午後1時46分にはPETRONAS TEAM TOM'Sのニック・キャシディが1分53秒921で2番手に浮上。高橋も1分53秒993で、54秒を切ってくるが、午後1時56分にはPETRONAS TEAM TOM'Sの山下健太が1分53秒644で2番手に飛び込む。
午後2時08分にはF3-Nの小河が1分56秒235にクラストップタイムを押し上げ、総合で8番手につけるが、F3-NではDRAGON、三浦愛が小河に次ぐ2〜3番手という状況で推移。同じ頃、B-MAX Racing Team with NDDPの高星明誠が1分53秒908で3番手にポジションを上げ、福住、山下、高星がトップ3となるが、午後2時13分、トップの福住が1分52秒878をマークし53秒を切ってくると、高橋も1分53秒068にタイムアップ、HFDP RACINGが1−2体制を構築する。さらに福住は1分52秒606へとタイムを刻んでいくが、高星も残り30分が近づいたところで、1分53秒595にタイムアップし3番手に浮上することに。
●終盤に逆転しキャシディがトップタイム
同様にF3-Nでも、午後2時26分にEXEDY RACING TEAMの三浦愛が1分58秒138でクラス2番手に浮上するが、トップの小河は1分55秒778をたたき出すと、さらに1分55秒775にタイムアップ。F3-Nクラスながら総合7番手につけるなど独壇場の様相となる。