岡山国際サーキットを舞台とする全日本F3選手権の第5大会は、本戦に先駆けて6月26日に金曜専有走行を行った。今回はル・マン24時間を戦い終えたB-MAX Racing team with NDDPのルーカス・オルドネスが復帰し、また前大会に続いてFSC MOTORSPORTのギョオム・クニントンが欠場のため、15台による戦いとなった。
●雨の影響で午前のセッションは積極的に走行せず
山口大陸/TAIROKU Hanashima Racing
この日は終日雨模様で、一瞬たりとも路面が乾くことはなく、特に午前9時からの1回目のセッションは雨脚が強かったこともあり、1周も走らなかった車両があったほど。ストレートを通過したのも1分51秒062でトップとなったTAIROKU Hanashima Racingの山口大陸、PETRONAS TEAM TOM'Sの山下健太とニック・キャシディ、そしてTOM'SからF3-Nクラスに出場する小河諒の4人のみ。B-MAX Racing team with NDDPの高星明誠は2周の走行を、いずれもスタート練習に充てていた。
開始から18分後にKCMGのストゥルン・ムーアがモスSでクラッシュ。回収のため、赤旗が出され、その後午前9時30分に再開されたものの、残り1時間はさらに雨脚が強くなったこともあり、誰も走行しなかった。