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2018年開幕。専有走行は宮田が首位発進
上位陣は僅差の争いに

宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 いよいよ2018年の全日本F3選手権開幕戦となる第1ラウンドが、鈴鹿サーキットで幕を開けた。4月21日(土)の公式予選、そして22日(日)の第1戦/第2戦に先立ち、4月19日(木)の午後3時から、2時間の専有走行1回目がスタートした。今シーズンは15台がエントリーしているが、19日の走行ではそのうち根本悠生(Albirex-RT)をのぞく14台がコースイン。周回を重ねていった。

坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 各チームでは週末に向けてセットアップやタイヤの確認等のメニューをこなしていったが、開始から1時間5分というところで、逆バンクに差しかかった山口大陸(タイロクレーシング28号)がコースアウト。グラベルにマシンを止めてしまったため、赤旗が提示された。その他にもコースアウト等もあったが、初日の専有走行1回目での赤旗中断はその一度のみとなっている。

 終盤には各車がタイムを上げていくが、それまで坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)というふたりがトップ2を占めていたものの、チェッカー間際というところでタイムアップしたのは、今季TODA RACINGに移籍した阪口晴南(TODA FIGHTEX)。1分52秒194でトップに浮上する。

 しかし、直後に今度は坪井が1分52秒048にタイムを上げ、専有走行1回目をトップで終えることに。2番手には阪口、3番手には宮田が続き、4番手には笹原右京(THREEBOND)が、5番手には片山義章(YTB F318)と、オフの合同テスト同様の上位陣の顔ぶれとなった。

■走行2日目の専有走行は宮田が2回とも首位に

阪口晴南(TODA FIGHTEX)

 一夜明け、迎えた4月20日(金)は前日同様初夏のような暑さとなり、快晴の下で午前9時55分から専有走行2回目がスタートした。前日走行を見合わせていた根本もこの日はセッション開始直後にコースインする。

 ただ、開始から31分というところで大湯都史樹(TODA FIGHTEX)がS字でクラッシュ。一度赤旗が提示され走行が中断。その後は赤旗は出されず、終盤にはふたたびニュータイヤを装着しアタックが展開されていった。ここで多くのドライバーがタイムを更新していくが、1分52秒台を切る1分51秒847をマークしたのは宮田。これに坪井が1分51秒985で続き、カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S勢のみが51秒台を記録した。

 これに続いたのは、前日2番手だった阪口。さらに、鈴鹿でのF3ドライブは初となる金丸悠(B-MAX RACING F3)が4番手へ。片山、河野駿佑(HubAuto F318)と続いた。

金丸悠(B-MAX RACING F3)

 長いインターバルの後、5分遅れとなる午後3時55分からスタートした専有走行3回目。午前の2回目に続き天候は晴天だったが、やや風が強く吹くなかでの走行となった。このセッションでは、午前にクラッシュした大湯は走れず、14台が走行を重ねている。

 3回目では、開始から16分というところでDRAGON(TEAM DRAGON F3)がデグナーでグラベルにストップしたため、一度目の赤旗が提示。また、開始から31分には逆バンクで廣田秀機(B-MAX ENGINEERING F3)がスピンしストップ。こちらも赤旗となっている。

 5分間延長となり、午後5時チェッカーの予定となったが、終盤には各車が3回の走行の締めくくりとするべく、ニュータイヤを装着しコースイン。ゆっくりとウォームアップを行いながらアタックラップに向かっていく。

 ただ、各車が一度アタックを行った直後、終了3分前というところで再コースインしていた廣田がヘアピン立ち上がりでガードレールに接触しストップ。3回目の赤旗が提示され、そのまま走行終了となった。

■上位陣は僅差の争いに

笹原右京(THREEBOND)

 この結果、2回目に続きトップタイムをマークしたのは、1分51秒085までタイムを縮めた宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。2番手には1分51秒304を記録した坪井が、3番手には1分51秒863をマークした笹原が続いた。

「初日はあまり感触が良くなく、悩んでいる部分もありました。今日は2セッションともトップで終えられ嬉しさもありつつ、まだまだ自分のなかで足りていない部分があるので、明日に向けて追求していきたいと思います」と宮田。

 また、3番手につけた笹原は、「アタックの際にトラフィックに引っかかることが多かったのですが、感触はずっと悪くないですね。最後に宮田選手が出したタイムにいけるかどうかは分かりませんが、週末の流れはいいリズムにいると思います。予選を決めることができれば、面白いのではないかと思います」とコメントした。

 上位陣は接戦で、4番手につけた片山も「セッティングも良くなってきていて、オフの成果が出ていると思います。上位との差も詰まっていますし、チャンスはあると思います」とさらなる上位を狙う。明日の予選から、非常に激しい戦いが展開されそうな専有走行の結果となった。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

片山義章(YTB F318) 河野駿佑(HubAuto F318) 大湯都史樹(TODA FIGHTEX)
ブルーノ・カルネイロ(B-MAX RODIZIOGRILL F3) 三浦愛(EXEDY B-MAX F317) 根本悠生(Albirex-RT)
山口大陸(タイロクレーシング28号) DRAGON(TEAM DRAGON F3) ジェイク・パーソンズ(NRA312)


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