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●第60回マカオGP　第4日　11月17日

　第60回の記念大会となった2013年のマカオGPは、11月17日に決勝レースを迎えた。ウォームアップ等はなく、乱戦となったWTCCのレース2が終了した午後3時34分、いよいよ15周のF3世界一決定戦の戦いの火ぶたが切って落とされた。
　関口雄飛14番手、中山雄一18番手、千代勝正19番手と、中段グリッドからスタートすることとなった日本勢。スタート直後のマンダリンでは3台のマシンがクラッシュを演じるも、日本勢はこれを回避。関口はスタート直後の位置取りが悪く15番手に後退も、逆に中山、千代は好スタートで12番手、14番手に。
　しかし、このアクシデントのためにオープニングラップに早くもセーフティーカーが導入される。
　リスタートは3周目。中山は背後のジャズマン・ジャファーにスリップを奪われてしまい、マンダリン手前でひとつポジションダウン。その中山に今度は千代と関口が襲いかかり、リスボアでの攻防の結果、千代13番手、関口14番手、中山15番手となる。
　6周目、関口が千代をパスして順位を入れ替えることとなったが、翌周には他社のピットインなどもあり、関口は一気に10番手に。中山も12番手とするが、千代は14番手とポジションを下げてしまう。
　レース後半になんとかポジションを上げたい日本勢だったが、後方から追い上げて来たマシンも絡み、レース終盤は接近戦の中での攻防に。その結果、惜しくも関口は14周目にひとつポジションを下げて11位でチェッカー。同じく中山は12位、千代は15位でのフィニッシュ。残念ながら今年日本勢は、トップ10フィニッシュを飾ることは出来なかった。

関口雄飛（15号車：KFZ-Teile24 Mucke Motorsort）　決勝順位：11位
「昨日と同じマシンに引っかかった上に、メルコヘアピンで後ろからぶつけてしまい、ノーズにダメージを負ってしまいました。それでダウンフォースが抜けてしまったので、抜くこともできず、後ろから来たマシンにも抜かれてしまった、という感じです。そのあとも、前方でクラッシュがあり、ブレーキを踏んでペースを落としたので、かなり順位を下げてしまいました。今週は流れが悪くまるで今年の自分を象徴するような週末になってしまいました。速さがあったことは確実に自信を持って言えます。残念です。今後のフォーミュラのレースについては、チャンスがあれば出たいと思っていますし、マカオに関してもチャンスがあれば乗りたいですが、難しいかもしれませんね。悔しさが残る週末になりました」

中山雄一（12号車：Tom's）　決勝順位：12位
「レースは運よくスタートで順位を上げることができましたが、SC解除直前の最終コーナーでミスしてしまい、リスボアで3台に抜かれてしまいました。そのあと、何台かパスできたのですが、後方グリッドからスタートした速い選手に抜かれて12位でした。最初の2日間でいい走りができなくて、予選が下位に沈んでしまって勝負権がない状態でしたが、レースで少しずつ上がって行くことはできました。山側では前のクルマにしっかりついていくことができていましたし、最終コーナーやその前もいいペースで入れて、スリップをうまく使う、マカオらしいレースはできたかと思います。
　シーズン中に市街地のコースでレースをすることもないですし、攻め方も最後までよくわからない状態で、それがトップとのタイム差になったのだと思います。どこまで攻められるのかというのを掴むのが難しかったです。結果は良くなかったけれど、2年間通してだんだん成長していけた、という手ごたえはあったので良かったと思います」

千代勝正（28号車：B-MAX ENGINEERING）　決勝順位：15位
「スタートは結構良く決まって、アクシデントも避けながら順位もそこそこ上げられたと思います。今回感じたのはストレートのマンダリンを曲がってからリスボアまでの間、スリップについても、抜け出してからの伸びがちょっと足りませんでした。ですので、追い上げてもリスボアで何台か抜かれる展開になってしまいました。それからしばらくしてから単独になったときに自分の走りを見直すつもりでプッシュして、山側とかも工夫して走ってみたのですが、そこで2分13秒台に入れることができました。トライしてみてよかったです。ようやく自分が仕上がってきた、というところで終わってしまいました。金曜日にクラッシュして走れなかった時間がすごく悔やまれますが、凄くいい経験になったので良かったです。1年目でここまで走れたので、来年チャレンジできるのならばまた走りたいですね」

 

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Star River - Windsor Arch Formula 3 Macau Grand Prix Final Race Classification
POS	NO	CL	DRIVER	NAT	TEAM	TIME	LAPS	GAP	KPH	BEST
1	10		Alex LYNN	GBR	Theodore Racing by Prema	37:37.975	15		146.36	2:11.959
2	1		Antonio F. DA COSTA	PRT	Carlin	37:39.148	15	1.173	146.28	2:12.061
3	18		Pipo DERANI	BRA	Fortec Motorsport	37:44:770	15	6.795	145.92	2:12.019
4	23		Alexander SIMS	GBR	Three Bond with T-Sport	37:46.178	15	8.203	145.83	2:11.883
5	5		Jordan KING	GBR	Carlin	37:47.548	15	9.573	145.74	2:11.547
6	4		Jazeman JAAFAR	MYS	Carlin	37:53.522	15	15.547	145.36	2:12.015
7	2		Carlos SAINZ Jnr	ESP	Carlin	37:54.951	15	16.976	145.26	2:12.466
8	21		Tom BLOMQVIST	GBR	Fortec Motorsport	38:04.135	15	26.160	144.68	2:12.676
9	6		Nicholas LATIFI	CAN	Carlin	38:07.263	15	29.288	144.48	2:13.464
10	11		Esteban OCON	FRA	Prema Powerteam	38:08.889	15	30.914	144.38	2:12.793
11	15		Yuhi SEKIGUCHI	JPN	KFZ-Teile24 Mucke Motorsport	38:10.829	15	32.854	144.26	2:13.847
12	12		Yuichi NAKAYAMA	JPN	Tom's	38:11.765	15	33.790	144.20	2:14.216
13	19		Will BULLER	GBR	Fortec Motorsport	38:12.240	15	34.265	144.17	2:12.635
14	3		Harry TINCKNELL	GBR	Carlin	38:14.507	15	36.532	144.03	2:13.145
15	28		Katsumasa CHIYO	JPN	B-Max Engineering	38:14.877	15	36.902	144.00	2:13.480
16	27		Antonio GIOVINAZZI	ITA	Double R Racing	38:15.559	15	37.584	143.96	2:12.553
17	30		Nelson MASON	CAN	Jo Zeller Racing	38:17.852	15	39.877	143.82	2:13.236
18	16		Dennis VAN DER LAAR	NLD	KFZ-Teile24 Mucke Motorsport	38:39.626	15	1:01.651	142.47	2:14.622
19	17		Ed JONES	ARE	Fortec Motorsport	39:07.000	15	1:29.025	140.81	2:15.363
20	29		Lucas WOLF	DEU	URD Rennsport	35:58.191	14	1LAP	142.92	2:14.060
21	24		Kevin KORJUS	EST	Galaxy Double R Racing	36:47.264	13	2LAP	129.76	2:12.477
NOT CLASSIFIED
	8		Raffaele MARCIELLO	ITA	D88.com Prema Powerteam	24:16.370	9	D.N.F.	135.22	2:12.505
	22		Stefano COLETTI	MCO	EuroInternational	21:04.719	7	D.N.F.	121.94	2:13.660
	25		SUN Zheng	CHN	Galaxy Double R Racing	18:11.638	6	D.N.F.	121.09	2:18.466
	14		Felix ROSENQVIST	SWE	GR Asia with Mucke			D.N.F.
	26		Sean GELAEL	IDN	Double R Racing			D.N.F.
	20		John BRYANT-MEISNER	SWE	Fortec Motorsport			D.N.F.
	9		Lucas AUER	AUT	Theodore Racing by Prema			D.N.F.