●16台が岡山国際テストに参加
AIM SPORTSからF3-Nクラスへのエントリーが決まったフランス人ドライバー、ギョオム・クニントンも加わり、16台での出走となる中セッション開始と同時に全車がコースイン、精力的に周回を行った。
まず、セッション開始5分で1分24秒599をマーク、トップに立ったのはPETRONAS TEAM TOM'Sのニック・キャシディ。これに同じく24秒台に入れたHFDP RACINGの福住仁嶺が続き、F3-NではTOM'Sの小河諒が1分26秒346で早々にクラス首位に。
小河 諒/TOM'S
ほぼ全車が前日に設定されたスポーツ走行に参加していたこともあり、コース習熟を終えているキャシディは、さらに1分24秒257にタイムアップするなど好調な滑り出し。F3-Nのトップ小河も1分25秒982にタイムを上げ、その他のドライバーも徐々にタイムを上げて行ったが、午後零時01分にB-MAX Racing Team with NDDPの高星明誠が1分24秒145でキャシディを上回ると、翌周には1分23秒728をマーク、トップタイムを押し上げる。
●トップ高星を福住がセッション半ばに追走
福住仁嶺/HFDP RACING
午後零時09分、KCMGのストゥルアン・ムーアが1分24秒918で4番手に浮上、トップ4が24秒台となるが、ムーアはさらに24秒700、24秒634、24秒476を刻んで3番手に。その後PETRONAS TEAM TOM'Sの山下健太も1分24秒957、24秒684として24秒台に。さらに午後零時32分、福住も1分24秒633、24秒275とベストタイムを更新、HFDP RACINGの高橋翼も1分24秒968をマークするなど、徐々に上位陣はレベルアップしていく。
そんな中で午後零時40分、セッションは1時間を経過するが、その5分後福住が1分23秒926で2台目の23秒台に。しかし、その後上位陣はこう着状態となり、TODA RACINGの石川京侍が1分24秒台半ばでベストタイムを更新するも、トップ4のオーダーは変わらず。すると午後1時17分、1コーナーでクニントンがバンカーストップ。このためセッションは赤旗中断となる。
●終盤の逆転劇は無く、高星&小河が首位に
山下健太/PETRONAS TEAM TOM'S
セッションは午後1時24分に再開。終盤にニュータイヤを投入する陣営もあり、残り10分を切ってキャシディが1分23秒964、山下が1分23秒992とPETRONAS TEAM TOM'S勢がそろって23秒台に。さらにF3-Nクラスでは2番手につけたEXEDY RACING TEAMの三浦愛が1分27秒台へタイムを上げた他、B-MAX Racing Team with NDDPのルーカス・オルドネスも1分24秒371で5番手に。残り3分となってB-MAX Racing TeamのDRAGONが1分27秒275でF3-Nクラス2番手に浮上するなど、大きくオーダー変動が起こったが、結局高星が1分23秒728でトップタイムをマーク。F3-Nでは小河が1分25秒982でクラス首位の座を守る結果となった。
2日目は午前1時間、午後1時間の合計2時間の走行が予定されている。