全日本F3選手権 第18戦決勝上位ドライバーコメント
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| 第18戦を制した坪井翔（カローラ中京 Kuo TOM'S F317）とF3-N優勝の元嶋佑弥（Planex スマカメ・F308） |
■第18戦 優勝
坪井翔
（カローラ中京 Kuo TOM'S F317／Car No.1／カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S／TOYOTA TOM'S TAZ31）
「今日はスタートで出遅れ、一瞬失速もしたのですが、1コーナーをトップで通過できたので、あとは自分のペースを守れば昨日のようなレースができると考えていました。序盤のうちはファステストラップも獲れていたのですが、最後の最後で高星選手に逆転されて、何がなんでも獲り返さなければと思ってファイナルラップはプッシュしました。セクター2までは良かったのですが、セクター3でタイヤが苦しくなったのもあって少しだけ足りず、昨日ほどいいレースにはできませんでした。今日は1ポイント逃してしまいましたが、最終戦のSUGOもフルマークをターゲットにして、ひとつひとつ大切に勝負していきたいです」
■第18戦 2位
宮田莉朋
（カローラ中京 Kuo TOM'S F314／Car No.36／カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S／TOYOTA TOM'S TAZ31）
「第17戦のスタートの失敗を受けて、今日はスタート前にもう一度いろいろと確認をしました。昨日もワン・ツーフィニッシュを決めたかったのに、僕のミスで落としてしまって、今日は最低でも2位で終えたいと思っていました。そのためには何としてでもスタートを決めたかったので、チームにも協力してもらいました。ひさびさにトップ3で終えられて、途中まではファステストラップも獲れていたので、そこは嬉しいです。ただペースを見ると全然足りないので、最終ラウンドのSUGOに向けて、もっと上げられるように対策したいですね。まだF3でポールポジションも獲ったことがないので、最終戦はいい結果で終えたいです」
■第18戦 3位
高星明誠
（B-MAX NDDP F3／Car No.23／B-MAX RACING TEAM WITH NDDP／VOLKSWAGEN A41（0XY））
「第17戦同様にスタートを決めて順位を上げることを意識しましたが、あまり目立ったスタートはできませんでしたね。そのあとは何としてでも前に食らいついていって、SUGOに向けても何か材料が見つけられないかと考えながら走っていました。ファステストラップが獲れて意地をみせられたし、チャンピオンに向けて貴重な1ポイントを稼げたと思います。あとは表彰台を逃さなければチャンピオンだとは思いますが、勝たなければと思うし、勝ってこそのチャンピオンです。ポールポジションを獲ることもレーシングドライバーとしての性だと思っているので、そこは強く意識したいし、そうすることで来年以降にもつながると思います」
■第18戦 12位（F3-N 優勝）
元嶋佑弥
（Planex スマカメ・F308／Car No.55／HANASHIMA RACING／TOYOTA TOM'S 3S-GE）
「僕は今日のレースをユーズドタイヤで走る一方、澤田選手がニュータイヤで走るので、昨日ほど簡単じゃないと思っていました。スタート前のグリッドで片岡龍也さんに応援してもらってモチベーションも上がりましたね。スタートしてから前半で勝負をつけようと思ってプッシュして、結構差もつけたのですが、黄旗区間でトラフィックにかかってしまい、ギャップも振り出しに戻ってしまいました。でも逆にそこから集中しなおして、自分のベストラップに近いところで最後まで走れたので、いいレースになったと思います。F3に乗れたことで新しく自信もついたので、これを他のカテゴリーにも活かせるように、今後も頑張ります」
■第18戦 14位（F3-N 2位）
澤田真治
（B-Max Racing F306／Car No.50／B-MAX Racing Team／TOYOTA TOM'S 3S-GE）
「1周目に元嶋選手に並ぶところまではいけたんですが、前に出られず、そのあとは抜きつ抜かれつのバトルではなく、タイムレースのようになってしまいました。自己ベストは更新していたけれど、元嶋選手の方が少しずつ速くて、トラフィックに引っかかって僕が追いついた後も、お互いのタイム差が最後まで積み重なりました。この週末を通して、これまでの経験にないことを体感することがほとんどで、F3のダウンフォースや、タイヤの使い方など、実になることがたくさんありました。自分のプラスにはなりましたが、レースウイークの間に結果につなげられなかったのはとても悔しいです。次の機会があれば、絶対に優勝したいですね」
■第18戦 15位（F3-N 3位）
大塚隆一郎
（DPS.LBJレーシングCMS／Car No.77／シーエムエスモータースポーツプロジェクト／TOYOTA TOM'S 3S-GE）
「この週末でいちばん路面とマシンの状態が合っているという感触を得たので、できればスタートしてすぐ3番手に上がって、前の2台を追いかけたいと考えていました。ところがスタートではストールしてしまい、なんとかすぐに４番手には戻りましたが、その時にはすでにトップの２台とは離れていたので、３番手を一生懸命追いかけることに集中しました。金曜日のロングランチェックで、後半に入るぐらいからマシンの動きが良くなることが確認できていたので、そこまでに一番リスクのないパッシングをしようといろいろ考えていました。アクシデントで3番手に上がりましたが、きちんとした形で戦いたかったのでそれは少し残念です。SUGOでは木曜日からドライビングをいろいろ試して、もっと上位に近づきたいですね」
