●第5ラウンド岡山金曜占有走行

猛暑の中、山内と佐々木がトップタイムをマーク

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　夏休み最後の週末となる明日からの第9・10戦を翌日に控えた8月24日、岡山国際サーキットで金曜占有走行が行われ、ポイントリーダーの平川亮（RSS）とF3-Nのポイントリーダー佐々木大樹（NDDP RACING）がそれぞれトップタイムを奪った。

　午前10時10分、やや曇りがちの空の下で始まった占有走行だが、セッションが始まるとすぐに雲が切れ、真夏の暑い日差しがコースに降り注ぐことに。

　そんな中、早々に1分30秒を切って来たのは佐々木、ラファエル・スズキ（TODA RACING）、リチャード・ブラッドレー（PETRONAS TEAM TOM'S）ら。開始20分のところで、佐々木が1分29秒081までタイムを伸ばし、総合でのトップに立つ。2番手には野尻智紀（HFDP RACING）が1分29秒484で続く。しかし、午前10時46分には佐々木が1分28秒575に一気にタイムアップ。この直後、スズキが1分28秒526をたたき出してトップを奪うが、午前11時を目前にして野尻が1分27秒703にまでタイムを上げて首位に躍り出ると、僚友の平峰一貴も1分28秒115で総合2番手、F3-Nクラストップに続く。

　午前11時19分、今回久々の参戦となった島田龍吾（CFR）が最終コーナーでコースオフを喫し、セッションは赤旗中断となるが、残り15分で午前11時25分に再開。この直後、中山雄一（PETRONAS TEAM TOM'S）が1分28秒079で2番手に浮上するも、残り7分となって平峰が1分27秒702をマークし、総合でのトップに。
　しかし、残り5分で1分27秒578をマークした野尻がこのセッションのトップタイムを獲得。2番手に平峰とHFDP RACINGの2台が1−2に。3番手以下には中山、平川、ブラッドレーが続き、F3-Nの2番手は総合8番手の佐々木となった。

　ますます暑さの増した午後1時40分に始まった午後のセッションでは、開始早々に1分29秒台のラップを刻むマシンが多かったが、午後1時47分にはスズキが1分28秒940でトップに。さらに1分28秒669にタイムを上げたスズキは、午後1時50分に1分28秒623をマークした平川、さらに午後2時04分に1分28秒432を刻んだ山内英輝（B-MAX ENGINEERING）らに先行を許すが、午後2時09分、再び1分27秒977でトップに返り咲くと、午後2時12分には1分27秒800にタイムを伸ばす。

　午後2時16分、2コーナー立ち上がりで島田がクラッシュ、このは日2度目の赤旗となるが、午後2時27分の再開後には野尻、平峰のHFDP RACINGコンビがタイムを上げ、野尻は1分28秒111で2番手、平峰も1分28秒588で総合5番手、佐々木に次ぐF3-Nクラス2番手に浮上する。

　セッションが終盤に入ると各ドライバーのタイムアップが続出。まず午後2時43分に佐々木が1分27秒995で総合2番手につけると、午後2時46分には平川が1分27秒698でトップに。この平川のタイムをスズキが1分27秒256で午後3時03分に更新してトップを奪うが、残り3分となった午後3時07分、再び平川が1分26秒921と、ただひとり27秒を切る好タイムをたたき出し、結局この日の総合トップを手にした。

「今日は暑かったせいか、タイヤがすごく溶けてぬるぬるする感じで難しいコンディションだったと思います。午前は新しいセッティングをいろいろトライしていたのですが、それがちょっと上手く行かなくて。それでいつものセッティングに戻して調整して行く感じでした。岡山は良く知っているコースですし、F3でも一度テストに来ているのですが、明日はとにかく予選で前にいることが重要だと思います」と平川。状況次第では今大会でタイトルを決める可能性もあるが、「あまり考えずに行きます」とコメントした。

　総合2番手にはスズキ、3番手には山内、4番手に午前のタイムで野尻が続いたが、F3-Nのトップは佐々木。
「まあまあの一日でした。午前中はニュータイヤを履かず、午後にニュータイヤを使いましたが、路面は比較的良かったように感じました。もちろん路面温度が高いことで午後は路面がにゅるにゅるするような感じは多少ありましたが、午前はS耐走行後でもゴミも少なく比較的きれいな路面だったと思います。今回はまたポイントリーダーとして迎えたレースウィークですが、ライバルもかなり速いので、自分がしっかりやらないと、と。とりあえずこの調子で戦いたいですね」と、現在平峰との一騎討ちとなっているF3-Nクラスだが、佐々木としては、この週末でさらにリードを拡大したいところ。

　F3-Nクラスでは平峰が2番手、3番手には午後の終盤に一気にタイムを上げたギャリー・トンプソンが付け、F3-Nのランキングトップ3が総合5〜7番手に並ぶ結果となった。

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2012年 アチーブメント全日本F3選手権シリーズ第9戦第10戦専有走行 総合結果
Pos.	No.	Class	Driver	Type	Team/Ca	BEST Time	Delay	1st Ses.	2nd Ses.
1	4	-	R.Hirakawa/平川　亮	Dallara F312	広島トヨペットF312	1'28.127	29/31	● 1'26.921	31/32
2	2	N	Rafael Suzuki	Dallara F308	TODA　FIGHTEX F308	1'28.355	33/35	● 1'27.256	29/31
3	1	-	H.Yamauchi/山内　英輝	Dallara F312	B-MAX・F312	1'28.322	38/41	● 1'27.424	37/39
4	8	-	T.Nojiri/野尻　智紀	Dallara F312	HFDP RACING F312	● 1'27.578	28/28	1'27.703	28/29
5	23	-	D.Sasaki/佐々木大樹	Dallara F306-N	S Road NDDP F3	1'28.398	33/37	● 1'27.587	34/34
6	7	-	K.Hiramine/平峰　一貴	Dallara F307-N	HFDP RACING F307	● 1'27.702	35/36	1'27.985	34/34
7	20	-	Gary Thompson	Dallara F307-N	KCMG	1'30.059	30/31	● 1'27.979	32/33
8	36	N	Y.Nakayama/中山　雄一	Dallara F312	PETRONAS TOM'S F312	1'28.079	29/34	● 1'27.990	26/27
9	37	N	RICHARD BRADLEY	Dallara F312	PETRONAS TOM'S F312	1'28.149	36/39	● 1'28.065	27/29
10	35	N	T.Katsuta/勝田　貴元	Dallara F306-N	TDP SPIRIT F307	1'29.806	33/33	● 1'28.570	34/37
11	19	N	Matthew HOWSON	Dallara F308 N	KCMG	1'29.817	24/29	● 1'28.711	23/26
12	6	N	H.Koizumi/小泉　洋史	Dallara F306-N	Net Move F306	1'29.636	19/37	● 1'29.027	31/34
13	13	-	M.Yoshida/吉田　基良	Dallara F306-N	B-MAX・F306	1'32.315	23/28	● 1'31.368	21/23
14	3	N	R.Shimada/島田　龍吾	Dallara F308	C-FACTORY	● 1'31.532	21/23	1'32.281	7/15

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2012年 アチーブメント全日本F3選手権シリーズ第9戦第10戦占有走行 1回目
2012年 ｱﾁｰﾌﾞﾒﾝﾄ全日本ﾌｫｰﾐｭﾗ3選手権　第９戦専有走行 1回目
Pos.	No.	Class	Driver	Type	Team/Ca	Time	Ave.(km/h)	Gap	Lap
1	8	-	T.Nojiri/野尻　智紀	Dallara F312	ＨＦＤＰ　ＲＡＣＩＮＧ　Ｆ３１２	1'27.578	152.216		28/28
2	7	N	K.Hiramine/平峰　一貴	Dallara F307-N	ＨＦＤＰ　ＲＡＣＩＮＧ　Ｆ３０７	1'27.702	152.001	0.124	35/36
3	36	-	Y.Nakayama/中山　雄一	Dallara F312	ＰＥＴＲＯＮＡＳ　ＴＯＭ’Ｓ　Ｆ３１２	1'28.079	151.350	0.501	29/34
4	4	-	R.Hirakawa/平川　亮	Dallara F312	広島トヨペットＦ３１２	1'28.127	151.268	0.549	29/31
5	37	-	RICHARD BRADLEY	Dallara F312	ＰＥＴＲＯＮＡＳ　ＴＯＭ’Ｓ　Ｆ３１２	1'28.149	151.230	0.571	36/39
6	1	-	H.Yamauchi/山内　英輝	Dallara F312	Ｂ－ＭＡＸ・Ｆ３１２	1'28.322	150.934	0.744	38/41
7	2	-	Rafael Suzuki	Dallara F308	ＴＯＤＡ　ＦＩＧＨＴＥＸ　Ｆ３０８	1'28.355	150.878	0.777	33/35
8	23	N	D.Sasaki/佐々木大樹	Dallara F306-N	Ｓ　Ｒｏａｄ　ＮＤＤＰ　Ｆ３	1'28.398	150.804	0.820	33/37
9	6	N	H.Koizumi/小泉　洋史	Dallara F306-N	Ｎｅｔ　Ｍｏｖｅ　Ｆ３０６	1'29.636	148.721	2.058	19/37
10	35	N	T.Katsuta/勝田　貴元	Dallara F306-N	ＴＤＰ　ＳＰＩＲＩＴ　Ｆ３０７	1'29.806	148.440	2.228	33/33
11	19	N	Matthew HOWSON	Dallara F308 N	ＫＣＭＧ	1'29.817	148.422	2.239	24/29
12	20	N	Gary Thompson	Dallara F307-N	ＫＣＭＧ	1'30.059	148.023	2.481	30/31
13	3	-	R.Shimada/島田　龍吾	Dallara F308	Ｃ－ＦＡＣＴＯＲＹ	1'31.532	145.641	3.954	21/23
14	13	N	M.Yoshida/吉田　基良	Dallara F306-N	Ｂ－ＭＡＸ・Ｆ３０６	1'32.315	144.406	4.737	23/28

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2012年 アチーブメント全日本F3選手権シリーズ第9戦第10戦占有走行 2回目
2012年 ｱﾁｰﾌﾞﾒﾝﾄ全日本ﾌｫｰﾐｭﾗ3選手権　第９戦専有走行2回目
Pos.	No.	Class	Driver	Type	Team/Ca	Time	Ave.(km/h)	Gap	Lap
1	4	-	R.Hirakawa/平川　亮	Dallara F312	広島トヨペットＦ３１２	1'26.921	153.367		31/32
2	2	N	Rafael Suzuki	Dallara F308	ＴＯＤＡ　ＦＩＧＨＴＥＸ　Ｆ３０８	1'27.256	152.778	0.335	29/31
3	1	-	H.Yamauchi/山内　英輝	Dallara F312	Ｂ－ＭＡＸ・Ｆ３１２	1'27.424	152.484	0.503	37/39
4	23	-	D.Sasaki/佐々木大樹	Dallara F306-N	Ｓ　Ｒｏａｄ　ＮＤＤＰ　Ｆ３	1'27.587	152.201	0.666	34/34
5	8	-	T.Nojiri/野尻　智紀	Dallara F312	ＨＦＤＰ　ＲＡＣＩＮＧ　Ｆ３１２	1'27.703	151.999	0.782	28/29
6	20	-	Gary Thompson	Dallara F307-N	ＫＣＭＧ	1'27.979	151.523	1.058	32/33
7	7	-	K.Hiramine/平峰　一貴	Dallara F307-N	ＨＦＤＰ　ＲＡＣＩＮＧ　Ｆ３０７	1'27.985	151.512	1.064	34/34
8	36	N	Y.Nakayama/中山　雄一	Dallara F312	ＰＥＴＲＯＮＡＳ　ＴＯＭ’Ｓ　Ｆ３１２	1'27.990	151.504	1.069	26/27
9	37	N	RICHARD BRADLEY	Dallara F312	ＰＥＴＲＯＮＡＳ　ＴＯＭ’Ｓ　Ｆ３１２	1'28.065	151.375	1.144	27/29
10	35	N	T.Katsuta/勝田　貴元	Dallara F306-N	ＴＤＰ　ＳＰＩＲＩＴ　Ｆ３０７	1'28.570	150.511	1.649	34/37
11	19	N	Matthew HOWSON	Dallara F308 N	ＫＣＭＧ	1'28.711	150.272	1.790	23/26
12	6	N	H.Koizumi/小泉　洋史	Dallara F306-N	Ｎｅｔ　Ｍｏｖｅ　Ｆ３０６	1'29.027	149.739	2.106	31/34
13	13	-	M.Yoshida/吉田　基良	Dallara F306-N	Ｂ－ＭＡＸ・Ｆ３０６	1'31.368	145.902	4.447	21/23
14	3	N	R.Shimada/島田　龍吾	Dallara F308	Ｃ－ＦＡＣＴＯＲＹ	1'32.281	144.459	5.360	7/15

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