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2013年 全日本F3選手権シリーズ第10戦/第11戦
●全日本F3選手権 第11戦決勝上位ドライバーコメント
■ 優勝:中山 雄一
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONASTOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
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「今日もポールポジションからのスタートでしたが、2番手の勝田選手がすごく気合が入っていて、1コーナーはどんな勝負になるのだろうと思っていたのですが、楽な形で1コーナーを通過できることになって良かったです。レースペースも悪くはなかったとはいえ、予選で少しタイヤを傷めてしまっていたのでマシンバランスが崩れていて苦しかったところを、ドライビングでアジャストしていくことができました。少し雨が降ったときは、後ろとのマージンがあるし多少ミスをしても大丈夫だろうと焦らずに走っていましたが、結局コンディションが変わるほどではなかったですね。タイトルのことは考えず、まず走り切ることに集中しました。このあとの4戦も全セッションで全力を尽くします。今日でタイトルを獲ることは出来ましたが、残りの4戦でも1周1周集中して走りたいと思います」
■2位:千代 勝正
(B-MAX ENGINEERING/Car.No50/B-MAX・F312/TODA TR-F301)
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「なかなか抜けないもてぎでのレースで、昨日より不利な条件になる5番手スタートだったので、スタートから5コーナーぐらいまでが勝負だなと思っていました。そのスタートがうまく決まって、1コーナーで野尻選手に近づけたのですがそこでは抜くことができず、3コーナーから5コーナーの間にスリップストリームに入って勝負を仕掛け、2番手に上がることができました。レース中盤からは中山選手を追いかける展開になりましたが、セクターごとに見ると僕の速いところ、中山選手の速いところがそれぞれあったのですが、1周で見ると差を広げられるという感じでした。5月のもてぎ大会では、レースラップでトムスと大きな差があったのですが、それが今回はコンマ数秒のところまで縮められました。自分のクルマや走りの進化を着実に証明できていると思います。残りのレースでもチームと力を合わせ、最低1勝できるように頑張ります」
■3位:野尻 智紀
(TODA RACING/Car.No2/TODA FIGHTEX/TODA TR-F301)
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「スタートでは勝田選手が失速したのがラッキーな形になりましたが、1周目は僕の詰めが甘かった部分があり、千代選手に抜かれてしまいました。レースの最後までプッシュしていたのですが千代選手には追いつけず、大きいミスもなかったのですが後ろの選手に迫られることになりました。内容としてはあまり良くないレースになってしまい、悔しいという思いもあります。ただ、予選結果などを見るとクルマの調子は良くなっているのは明らかです。チームは完璧な仕事をしてくれているので、あとは僕がプラスアルファの部分をしっかりと走っていかないといけないなと思っています」
■4位:松下 信治
(HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F312/HONDA MF204D)
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「スタートはそんなに悪くなかったのですが、目の前のマシンが停まっていたので避けたところで千代選手に前に出られてしまいました。レース後半はコンマ1秒ぐらいずつ野尻選手に近づいていけて、上手くいけば抜けるかなと思っていたのですが、近づくとダウンフォースも抜けてしまって、なかなか勝負を仕掛けるところまでは近づけませんでした。あと少し自分のペースが良ければ相手のミスも誘えたと思うのですが、悔しいです。自分の精神的な弱さを感じたレースでした。あと少しで前を抜ける状況になった時に、もう少し冷静に対処すれば上手くいくのかなと感じる場面が何回かありました。今回は予選があまり良くなかったのですが、菅生もおそらく予選が重要なコースだと思うので、予選で自分の100%以上の力を出して、ベストの位置からスタートできるように頑張ります」
■ 7位(N-1位):ナニン・インドラ・パユーング F3-N クラス
(TOM'S SPIRIT/Car.No38/PTT SPIRIT F307/ TOYOTA TOM'S 3S-GE)
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「2勝目を挙げることができてとても嬉しいです。いつもより良いスタートが切れたのですが、後ろの小泉選手の方がもっと良いスタートを決めていて抜かれてしまいました。なんとか1周目の90度コーナーで小泉選手を抜いてトップに戻れたのですが、小泉選手もラインを1台分空けてくれて、クリーンなバトルが出来ました。前回、前々回のレースではタイヤのセービングが自分の課題だったので、1周目からそのことを頭に入れて走りました。その結果、タイヤのパフォーマンスも大きく落ちることなく最後まで良いレースができました。次戦の菅生は走ったことがないのですが、練習走行から良い走りができるように頑張りたいと思います」
■ 8位(N-2 位):高星 明誠 F3-N クラス
(NDDP RACING/Car.No23/S Road NDDP F3/トヨタトムス3S-GE)
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「タイトルのかかったレースになっても気負わずに行こうと思っていましたが、スタートでクラッチを少し早く離しすぎて、エンジンストールさせてしまいました。久しぶりにスタートでミスしてしまいましたね。だいぶ後ろの方に下がってしまったのですが、気持ちを切り替えて追いかけようと思って、なんとかすぐに2番手までは復帰することができました。そこからは、タイヤも厳しくなってきたのかペースが上がらず、差を広げられる展開になってしまいました。課題の残る週末になりましたが、次の菅生では同じような展開にならないよう、ペースの上がらなかった原因をしっかりと突き止めたいと思います」
■ 9位(N-3 位):小泉洋史 F3-N クラス
(HANASHIMA RACING/Car.No6/Net Move Hanashima Racing/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
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「昨日はクラッシュから、チームの皆さんが夜中までかかって修復してくださって今日のレースを迎えることができたものですから、チームの皆さんのためにも、また応援に来てくれた方のためにも、最低でも表彰台に上がりたいと思ってレースに臨みました。スタートがまずまず良かったので、オープニングラップだけでもトップで帰ってこられるかなと思っていたのですが、ナニン選手のヘアピンの立ち上がりがうまく、90度コーナーで抜き返されて2番手になりました。その後3位に下がったあとも前のふたりについていきたかったのですが、3位をキープというレースになりましたね。個人的に好きな富士大会が残っていますが、菅生もあきらめずにベストを尽くして何とか1勝できるよう頑張ります」
2013年 全日本F3選手権シリーズ第11戦決勝結果 |
2013年 全日本フォーミュラ3選手権 第11戦決勝結果 |
Pos. |
No. |
F3N |
Driver |
Team/Car |
Type |
Laps |
Total Time |
Delay |
Gap |
Best |
Laps |
1 |
36 |
|
Y.Nakayama/中山 雄一 |
PETRONAS TOM'S F312 |
Dallara F312 |
20 |
35'53.665 |
160.52km/h |
|
1'46.717 |
4/20 |
2 |
50 |
|
K.Chiyo/千代 勝正 |
B-MAX・F312 |
Dallara F312 |
20 |
35'58.965 |
5.300 |
5.300 |
1'46.944 |
3/20 |
3 |
2 |
|
T.Nojiri/野尻智紀 |
TODA FIGHTEX |
Dallara F312 |
20 |
36'04.996 |
11.331 |
6.031 |
1'47.203 |
4/20 |
4 |
7 |
|
N.Matsushita/松下 信治 |
HFDP RACING F312 |
Dallara F312 |
20 |
36'05.423 |
11.758 |
0.427 |
1'47.265 |
4/20 |
5 |
8 |
|
S.Kiyohara/清原 章太 |
HFDP RACING F312 |
Dallara F312 |
20 |
36'06.118 |
12.453 |
0.695 |
1'47.362 |
10/20 |
6 |
37 |
|
T.Katsuta/勝田 貴元 |
PETRONAS TOM'S F312 |
Dallara F312 |
20 |
36'07.511 |
13.846 |
1.393 |
1'47.408 |
5/20 |
7 |
38 |
○ |
Nanin Indra-Payoong |
PTT SPIRIT F307 |
Dallara F306 N |
20 |
36'56.323 |
1'02.658 |
48.812 |
1'49.406 |
4/20 |
8 |
23 |
○ |
M.Takaboshi/高星 明誠 |
S Road NDDP F3 |
Dallara F306 N |
20 |
37'05.772 |
1'12.107 |
9.449 |
1'50.051 |
6/20 |
9 |
6 |
○ |
H.Koizumi/小泉 洋史 |
Net Move Hanashima Racing |
Dallara F306 N |
20 |
37'20.912 |
1'27.247 |
15.140 |
1'50.875 |
5/20 |
10 |
11 |
○ |
S.Yuzawa/湯澤 翔平 |
Nova with IMM F306 |
Dallara F306 N |
20 |
37'26.874 |
1'33.209 |
5.962 |
1'51.348 |
6/20 |
11 |
30 |
○ |
DRAGON |
B-MAX・F306 |
Dallara F306 N |
20 |
37'37.202 |
1'43.537 |
10.328 |
1'51.588 |
6/20 |
12 |
13 |
|
M.Yoshida/吉田 基良 |
B-MAX・F312 |
Dallara F312 |
18 |
33'38.747 |
2Laps |
2Laps |
1'50.919 |
12/18 |
以上 規定周回数完走: |
開始時刻: 13:27'55 終了時刻: 14:03'48
BEST TIME 36 Y.Nakayama/中山 雄一 PETRONAS TOM'S F312 1'46.717 4/20 161.97km/h
規定周回数 18 |
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