雨の午前、曇りの午後ともマーデンボロー首位
F3-Nはスポット参戦の松井がベストタイム
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ヤン・マーデンボロー/B-MAX NDDP F3 |
全日本F3選手権は、6月の鈴鹿ラウンドから1カ月以上のインターバルを経て、ふたたび舞台を富士スピードウェイに移した。5月14〜15日の第3戦/第4戦に続き、今シーズン2回目の富士での第9戦/第10戦開催となった。
■午前の走行はウエット。マーデンボローがベストに
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千代勝正/B-MAX NDDP F3 |
迎えた7月15日(金)は、午前8時30分から専有走行1回目がスタートした。ただ、この日の富士は朝から雨模様。開始1時間ほど前には非常に強い雨が降ったが、幸い走行開始直前に雨は小降りとなり、オンタイムで走行がスタートしていった。
今回の富士ラウンドは、松井孝允(サムライサポーターズF306)がスポット参戦したため、前ラウンドよりも1台多い17台がエントリー。また、前戦までB-MAX Racing team with NDDPとしてエントリーしていた21号車には、中国人ドライバーのイェ・ホンリーが乗り込み、Team KRC with B-Maxとして参戦。カラーリングもレッドを基調としたものに変更されている。
そんなイェ・ホンリーがドライブしたKRC with B-Max F315が、開始から18分というところでパナソニック・コーナーでストップしてしまい、この日最初の赤旗が出されてしまう。トラブルを抱えていたためで、その後ホンリーはマシンを修復し再コースインするも、専有走行1回目は6周の走行に留まった。
セッション終盤に向けて次第にコース上の水量が減っていくと、各車のラップタイムも向上。最終的にこの専有走行1回目のベストタイムをマークしたのは、雨のレースとなった第6戦岡山でも優勝を飾ったヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)。21周目に1分51秒205というタイムで、このセッションの最速となった。
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山下健太/ZENT TOM'S F312 |
1分51秒624というタイムで2番手に続いたのは、チームメイトの千代勝正(B-MAX NDDP F3)。次いで坪井翔(ZENT TOM'S F314)が3番手につけ、ウエットを得意とする牧野任祐(TODA FIGHTEX)が4番手。三浦愛(EXEDY B-Max F312)が1分52秒829で5番手につけている。
F3-Nは、今回スポット参戦している松井が1分54秒638というベストタイムで首位に。DRAGON(B-Max F306)が2番手、ランキング首位の片山義章(Petit LM Racing)が3番手となった。
■午後は一転ドライ。ふたたびマーデンボロー最速
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坪井翔/ZENT TOM'S F314 |
午前の専有走行1回目のあと、雨は止んでいき2時間強のインターバルの後、午後0時15分から専有走行2回目がスタートした。ちょうどセッションが始まるころには晴れ間も見えはじめ、日射しがサーキットに注ぐと、レコードラインを中心に急速にドライコンディションに変化していった。
そのため、各車ウエットタイヤでコースインしたものの、開始から15分ほどが過ぎるとスリックタイヤへ交換するマシンが現れる。いち早くスリックでタイムをマークしたのは千代で、1分38秒台に一気にタイムを上げると、他車も大幅にタイムを縮め始めた。
専有走行2回目は、大きなアクシデントもなく赤旗が出ない走行となったが、終盤には各車が予選シミュレーションを展開していった。ここで大きくタイムを上げたのはマーデンボローで、午前に続きベストタイムで初日の走行を終えた。
0.178秒差の2番手に続いたのは、ランキング首位の山下健太(ZENT TOM'S F312)。3番手には坪井が続き、TEAM TOM'S勢が2番手〜3番手に。千代が4番手、阪口晴南(HFDP RACING F312)が5番手となった。
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松井孝允/サムライサポーターズF306 |
F3-Nは、午前に続き松井が1分38秒316でベストタイムをマークしているが、DRAGONが0.016秒差の2番手に。片山が3番手と、午前と同様のオーダーとなっている。
この週末は天気予報が二転三転しており、天候が及ぼす影響も気になるレースとなるかもしれない。7月16日(土)の公式予選は午前10時30分から第9戦が、午前10時50分から第10戦が行われ、午後4時15分から第9戦の決勝レースがスタートする予定だ。
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牧野任祐/TODA FIGHTEX |
DRAGON/B-Max Racing F306 |
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廣田築/アルビレックスF306TLM |
大津弘樹/HFDP RACING F312 |
阪口晴南/HFDP RACING F312 |
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岡崎善衛/GlocalアルビTLM |
三浦 愛/EXEDY B-Max Racing F312 |
片山義章/Petit LM Racing |
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イェ・ホンリー/KRC with B-Max F315 |
山口大陸/タイロクレーシング28号 |
アレックス・ヤン/ALEX YANG Hanashima F3 |
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