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山下が予選レースで4位フィニッシュ。勝利に手ごたえ

ジョージ・ラッセル(Hitech GP)に並びかける山下健太(ThreeBond with T-Sport)

 第63回マカオグランプリはいよいよ土曜の予選レースを迎えた。11月19日(土)のギア・サーキットは薄曇り。18日(金)の夜は雨が降っており、朝のコースは路面が濡れていたが、ギアレースやチャイニーズ・レーシングカップの走行を経て、路面はドライに転じた。

マカオグランプリ FIA F3ワールドカップ参戦ドライバー

 午後1時50分から予定されていた予選レースのフォーメーションラップだが、直前のFIA GTワールドカップの遅れの影響でスタートが10分遅れる。さらに、スタート直前になってリスボア・ベンドのアウト側、メインストレートでコースサイドに観客席上の屋根に溜まった水が落ちてしまい、路面が濡れスタートディレイとなってしまった。結局、1時間遅れの午後2時51分、フォーメーションラップがスタートしていった。

 スタート直後、上位ではポールポジションスタートのジョージ・ラッセル(Hitech GP)がポジションを落とす一方、オープニングラップのマンダリン・ベンドで早くも混乱が起きる。アウト側にマキシミリアン・ギュンター(SJM Theodore Racing by Prema)がヒットすると、その後方でアンソニー・フバート(Van Amersfoort Racing)、ランド・ノリス(Carlin)らがクラッシュする。

 そのクラッシュの影響でパーツが飛散するが、それを見てほんのわずかに減速した26番手スタートの佐々木大樹(B-MAX Racing Team)に、イェ・ホンリー(B-MAX Racing Team)が追突してしまう。ホンリーは激しく佐々木のマシンに乗り上げてしまい、危うくホンリーのマシンのリヤタイヤが佐々木の頭部にヒットしてしまうところだった。

牧野任祐とヤン・マーデンボロー

 この一連のクラッシュの処理のためにレースはセーフティカーが導入される。この時点でカラム・アイロット(Van Amersfoort Racing)が首位、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(Carlin)、セルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)、ラッセルと続く。そして5番手につけていたのが山下健太(ThreeBond with T-Sport)だ。

 5周目にレースは再開されるが、山下はここでラッセルをオーバーテイクしようとマンダリン・ベンドからリスボア・ベンドにかけて仕掛けていく。ただ、マンダリンではマシンがスライドしてしまったこともあり、ここでオーバーテイクはならず5番手でラッセルを追った。

 山下はその後、9周目のストレートでラッセルの背後にピタリとつけると、マンダリン・ベンドでアウト側からラッセルをオーバーテイク。これで4位に浮上した。レースはダ・コスタが優勝し20日の決勝レースのポールポジションを獲得。アイロット、セッテ・カマラに次ぐ4位で山下はフィニッシュし、2列目グリッドを獲得している。

 全日本F3勢は、22番手からスタートした牧野任祐(TODA RACING)はセットアップ変更をして挑み、スタート直後の混乱を避けながら19位に。ヤン・マーデンボロー(B-MAX Racing Team)が20位、坪井翔(TEAM TOM'S)が21位と続いた。

 佐々木はオープニングラップでのクラッシュの後、なんとかピットに戻りリヤエンドを修復。完走扱いにはなっていないが、24番手から明日の決勝レースを戦う。ホンリーはクラッシュしたマシンを修復し、29番手から追い上げを目指す。

イェ・ホンリー(B-MAX Racing Team) 坪井翔(TEAM TOM'S)と佐々木大樹(B-MAX Racing Team)
予選レースのスタート直後のシーン 佐々木大樹(B-MAX Racing Team)

■山下健太
(ThreeBond with T-Sport/Car No.11/TOMEI ENGINE)
「もう1台抜くことができればベストでしたが、4位はいい位置だと思います。あと何周かあれば3位に上がる力もあったと思うので、いいレースでしたね。心配していたスタートも決めることができましたが、その後はトップの2台が並走していて、アクセルを抜かざるを得なかったです。リスタートの後、Rベンドの脱出がうまくいってラッセル選手に並ぶことができましたが、そこでは抜けませんでした。その後は前にクルマがいても速かったですし、直線も速かったです。明日は優勝を狙っていきます」

■牧野任祐
(TODA RACING/Car No.19/TODA TR-F301)
「まわりでクラッシュもありましたし、危ないところでしたね。リヤウイングが飛んでいるしで、驚きました。10周走りきってレースの流れをつかんだところもありますが、路面コンディションが上がると読んでセットアップも攻めたのですが、それを外してしまいオーバーステアが厳しかったです。明日の決勝レースはコンディションがかなり上がってくると思いますので、そこに向けてセットアップも含めて考えていかなければいけないと思います」

■ヤン・マーデンボロー
(B-Max Racing Team/Car No.5/VOLKSWAGEN A41)
「昨日に続いてまだまだ苦戦しているね。クルマのバランスはまだ良くなったけど、少しアンダーステアがあるんだ。セクター2のドライビングはすごくタフだった。また明日に向けてはセットアップを変えていきたいと思う。もちろん、レースはエンジョイすることができた。スタート前はすごくディレイしていたし、スタート自体もクレイジーだったね。初めてのマカオだからすごく興奮しているよ。明日ももっと楽しみたいけど、そのためにはもっとハードワークしないとね」

■坪井翔
(TEAM TOM'S/Car No.15/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「初めてのマカオのレースは怖かったです(苦笑)。スタートは決まったと思ったら前でストールしているマシンがいて、それはなんとか避けることができました。その後も荒れるだろうな、と思ったら宙を舞っているマシンがいるし、パーツは飛んでいるし……。結果的には21位で、1台速いマシンが来たので抜かれはしましたが、1台オーバーテイクすることはできて、前の日本勢にもついていくことができました。やっと形になってきた印象ですね。昨日考えていた『思考回路を変えないと』という課題もかなり解決しました。いい感じに攻め始められたと思います」

■佐々木大樹
(B-Max Racing Team/Car No.6/VOLKSWAGEN A41)
「体は大丈夫です。少し減速しましたが、前がクラッシュしていて黄旗も出ていて、砂ぼこりもすごい状況でまったく前も見えず、普通は踏んでいかないと思います。どこに視線をおくかにもよりますが、うしろのマシンも前の状況が見えているはずなので、少し速度を落とすくらいにしなければと思うのですが。順位はともかく、まずはちゃんと走れるようになりたいです。明日はきちんと走りきって、自分のこれからに繋がるレースがしたいですね」

■イェ・ホンリー
(B-Max Racing Team/Car No.7/VOLKSWAGEN A41)
「見てのとおり、本当に激しいクラッシュをしてしまった。体はなんとか大丈夫だけれど……。せっかく今日の明け方までかかってクルマを直してくれたチームのみんなに申し訳ない。明日はなんとかしっかり走りきることができればと思っているよ」

 

 

第63回マカオグランプリ クオリファイレース結果
Pos No Driver Nat Car Best Time Laps Gap kph Best Lap
1 29 Antonio Felix Da Costa PRT Dallara Volkswagen 27'07.011 10 -- 10 laps -- 167.42 2'11.594
2 20 Callum Ilott GBR Dallara Mercedes 27'07.861 10 0.850 167.61 2'11.445
3 27 Sergio Sette Camara BRA Dallara Volkswagen 27'12.041 10 5.030 166.5 2'12.321
4 11 Kenta Yamashita JPN Dallara Tomei 27'12.808 10 5.797 167.03 2'11.905
5 8 George Russell GBR Dallara Mercedes 27'14.362 10 7.351 166.72 2'12.151
6 1 Felix Rosenqvist SWE Dallara Mercedes 27'14.900 10 7.889 166.74 2'12.133
7 9 Daniel Juncadella ESP Dallara Mercedes 27'17.147 10 10.136 166.84 2'12.052
8 31 Daniel Ticktum GBR Dallara Mercedes 27'24.427 10 17.416 165.80 2'12.880
9 30 Alexander Sims GBR Dallara Mercedes 27'24.870 10 17.859 165.64 2'13.015
10 28 Jake Hughes GBR Dallara Volkswagen 27'27.575 10 20.564 165.69 2'12.969
11 3 Nick Cassidy NLZ Dallara Mercedes 27'28.061 10 21.050 166.13 2'12.617
12 22 Pedro Piquet BRA Dallara Mercedes 27'28.369 10 21.358 166.49 2'12.334
13 23 David Beckmann DEU Dallara Mercedes 27'28.618 10 21.607 165.33 2'13.260
14 17 Arjun Maini IND Dallara Volkswagen 27'29.007 10 21.996 164.90 2'13.612
15 16 Joel Eriksson SWE Dallara Volkswagen 27'31.205 10 24.194 164.80 2'13.689
16 12 CHANG Wing Chung MAC Dallara NBE 27'31.951 10 24.940 164.76 2'13.725
17 33 Ferdinand Habsburg AUT Dallara Mercedes 27'33.017 10 26.006 164.37 2'14.037
18 10 Nikita Mazepin RUS Dallara Mercedes 27'35.226 10 28.215 166.12 2'12.629
19 19 Tadasuke Makino JPN Dallara Toda 27'38.916 10 31.905 163.77 2'14.533
20 5 Jann Mardenborough GBR Dallara Volkswagen 27'39.600 10 32.589 163.10 2'15.079
21 15 Sho Tsuboi JPN Dallara Toyota 27'40.084 10 33.073 163.73 2'14.564
22 25 Keyvan Andres Soori DEU Dallara Mercedes 27'41.154 10 34.143 163.95 2'14.380
23 32 Sam Macleod GBR Dallara Mercedes 28'03.754 10 56.743 165.32 2'13.269
24 6 Daiki Sasaki JPN Dallara Volkswagen 27'52.615 8 -- 8 laps -- 159.90 2'17.784
25 18 ZHOU Guan Yu CHN Dallara Volkswagen 27'59.960 7 -- 7 laps -- 156.42 2'20.849
27 26 Lando Norris GBR Dallara Volkswagen D.N.F 0      
28 21 Anthoine Hubert FRA Dallara Mercedes D.N.F 0      
29 7 YE Hong Li CHN Dallara Volkswagen D.N.F 0      


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