鈴鹿ラウンドの初日は宮田がベストタイム
F3-NはDRAGONが午前&午後とも首位譲らず
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宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314) |
岡山国際サーキットで開催された第4大会から約1ヶ月。全日本F3選手権は第5大会となる鈴鹿ラウンドを迎えた。今シーズン2回目となる鈴鹿での開催だけに、各チームとも“慣れ”という意味で問題はない。前回の開催との違いは、スーパーフォーミュラの併催か否かだ。
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坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317) |
迎えた6月23日(金)の専有走行は午前10時〜午前11時30分の1時間半、午後3時10分〜午後4時40分の1時間半というスケジュール。この日の鈴鹿はほとんど雲がない晴天で、6月下旬らしい暑さとなっていた。
午前の専有走行1回目では、まずは坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)からコースイン。各車が続々と周回を重ねていくが、開始から34分というところで、長谷川綾哉(Alb新潟第1ホテルSugar)がスプーン二つ目でコースアウトしストップしたため、この走行1度目のレッドフラッグが提示された。
また、午前10時54分には、デグナーカーブふたつめで吉田基良(B-Max Racing F312)がクラッシュ。この車両回収のため、2度目のレッドフラッグが提示されたが、午前の走行はその2回のみの中断となった。
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高星明誠(B-MAX RACING TEAM WITH NDDP)
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そんな専有走行1回目では、今シーズンを象徴するかのように坪井、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)、アレックス・パロウ(THREEBOND)、高星明誠(B-MAX NDDP F3)の4人が1分54秒台のタイムをマークしていく。
終盤にはさらに上位のタイムが詰められていくが、最終的に1分54秒401という午前のベストタイムをマークしたのは高星だ。次いで坪井が1分54秒418と僅差の2番手に。宮田が3番手、エンジンにトラブルが起きたパロウは12周のみの走行だったが、10周目にマークした1分54秒943で4番手となった。
F3-Nは今回は6台の参戦となっているが、DRAGON(B-Max Racing F306)がただひとり1分59秒台に入れ最速に。植田正幸(Rn 山下製作所 F308)が2番手、クラッシュした吉田基良(B-Max Racing F312)が3番手となった。
■午後は宮田が最速。予選に向け手ごたえ
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イェ・ホンリー(KRC with B-Max F315) |
午前の走行後、今回の併催レースであるブランパンGTシリーズ・アジア、ランボルギーニ・スーパートロフェオ等の走行を経て、午後3時10分から専有走行2回目がスタートした。天候は引き続き晴天で、午前に引き続きメニューを消化するべく周回を重ねていく。
そんななか、開始から36分というところで、長谷川が2コーナーでストップ。午後1回目の赤旗となる。再開後、上位陣は1分53秒台に突入していき、終盤にはタイムアタックも展開されていった。
セッション終了間際、S字カーブでアレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)、さらにダンロップコーナーでブルーノ・カルネイロ(AlbirexRT-WILSON)がコースアウトしストップ。終了直前ということでレッドフラッグは出なかったが、両車ともそのままセッションを終えた。
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DRAGON(B-Max Racing F306) |
最終的に1分53秒240というベストタイムをマークしたのは宮田。0.058秒差で坪井が続き、高星が3番手。パロウは午後は29周を消化したが、セットアップの問題もあり、4番手で初日を終えた。
「4月の鈴鹿大会ではトラブルで予選〜決勝を走れなかったこともあり、自分がそこから成長できているのかを確認しつつ、クルマも再度バランス等確認しながら走りました。その意味で今回、僅差とはいえトップタイムで終わることができて良かったです」というのは宮田だ。
24日(土)の予選は30分1回の走行だが、宮田によれば、「FIA-F4の頃と同じ30分1回の予選方式なので、自分にとってはチャンスかもしれない」という。一方で、初日3番手だった高星はF3での経験が豊富だが、「前回の鈴鹿も30分1回だったので大丈夫とは思いますが、10分を2回やる方が慣れているし、自分としては楽ですね」というのも興味深いところだ。
F3-Nは、午前に続きDRAGONが1分58秒625までタイムを縮めベストタイムに。植田、ヤンと続くトップ3となっている。
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阪口晴南(HFDP RACING F316) |
アレックス・パロウ(THREEBOND) |
大津弘樹(TODA FIGHTEX) |
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三浦愛(EXEDY B-Max F317) |
山口大陸(タイロクレーシング28号) |
ブルーノ・カルネイロ(AlbirexRT-WILSON) |
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吉田基良(B-Max Racing F312) |
植田正幸(Rn 山下製作所 F308) |
片山義章(OIRC F315) |