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全日本F3選手権 第11戦 決勝上位ドライバーコメント

全日本F3第11戦を制した坪井翔と2位のアレックス・パロウ、3位の高星明誠

■第11戦 優勝
坪井翔
(カローラ中京 Kuo TOM'S F317/Car No.1/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「スターティンググリッドのラインが濡れていたので『滑るかな』と思っていたら、やっぱりホイールスピンしてしまいました。それで高星選手に距離を詰められましたが、なんとか1コーナーで順位はキープできました。序盤でなるべくリードを作ろうとプッシュして、2番手も後ろと争っていたことで差を広げられましたし、そのマージンがあったので今日は勝てたと思います。昨日の1勝はやっぱり大きくて、なにか吹っ切れたというか、気持ちに余裕が生まれて今日のレースもしっかりとコントロールできたと思います。次の富士では前回ファステストを獲っていますし、速さは十分あると思うので、どうレースを戦っていくかをしっかりと練って臨みます」

■第11戦 2位
アレックス・パロウ

(THREEBOND/Car No.12/ThreeBond Racing with DRAGO CORSE/ThreeBond TOMEI TB14F3)
「難しいレースだったね。昨日ほどはタイヤのデグラデーションも厳しくはなく、昨日と比べて大きなステップを得られたけれど、週末を通してライバルのパフォーマンスの高さも痛感したよ。タイヤのデグラデーションに関しては富士大会後のテストで改善したかな、と思っていたけど、今回昨日の第10戦ではレース中のペースをなかなか保てなかったから、まだまだやるべきことは多いね。富士に向けてはもうテストなどで走る機会はないけれど、データを分析して改善できるように頑張るよ」

■第11戦 3位
高星明誠
(B-MAX NDDP F3/Car No.23/B-MAX RACING TEAM WITH NDDP/VOLKSWAGEN A41(0XY))
「昨日よりもいいポジションからスタートできたので、そこを意識してスタートに臨みました。イン側グリッドのほうが濡れていたこともあって2番手に上がれましたが、すぐ3番手に後退したあとは、ずっとペースを上げられませんでしたね。今回はセッティングを失敗してしまったということに尽きると思います。シリーズポイントとしては、今週を終えてパロウ選手との差は鈴鹿大会の前と変わらなくて、それが良かったのか悪かったのかはまだ何とも言えないところですが、次の富士はポイント差を広げられるようにしたいですね。ライバルが速くなってきたこともあるので、僕たちもレベルアップしなければと思います」

■第11戦 11位(F3-N 1位)
DRAGON

(B-Max Racing F306/Car No.30/B-MAX Racing Team/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「雨に向けた心の準備はしてきたのですが、晴れてしまいましたね。乾き気味のアウト側のグリッドだったのはラッキーで、ここを決めれば逃げられると思っていたのですが、スタートでホイールスピンをしすぎて逆転されてしまいました。そのあと混戦のなかでトップに戻ることができて、そのまま勝てたので良かったです。富士は前回大会で車両トラブルが出て勝てるレースを落としてしまいましたし、岡山でも細かいトラブルが出ましたが、そういったところを今回の鈴鹿大会で改善できました。富士は自分自身も得意としているコースなので頑張ります」

■第11戦 12位(F3-N 2位)
植田正幸

(Rn 山下製作所 F308/Car No.11/B-MAX with Rn-Sports 山下製作所/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「イン側のスタート位置だったので、結構濡れていて厳しいかなと思っていましたが、意外とうまくいってDRAGON選手の前に出ることができました。相当使い込んだタイヤでスタートしたので、中盤からは苦しいだろうから前半勝負か、もしくは後半の数周が勝負だと思っていましたが、やはりDRAGON選手には中盤で差をつけられてしまいました。徐々にF3というマシンに慣れてきて、セッティングにしてもエンジニアとのコミュニケーションにしてもうまく取れつつあります。このいい流れで、富士から何とか挽回していきたいです」

■第11戦 13位(F3-N 3位)
長谷川綾哉

(Alb新潟第一ホテルSugar/Car No.22/ALBIREX RACING TEAM/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「3番手スタートでしたが、ホイールスピンが多くて順位を下げてしまいました。なんとか離されることはなかったので、相手がたまたまコースアウトして3番手に戻れましたが、DRAGON選手と植田選手にはどんどん離されていく状況だったので、改善しなければと思います。富士では必ず優勝したいですね。マシンも自分の好みには仕上がってきていますが、そのマシンに自分自身が追いついていないところがあるので、早く合わせられるように頑張ります」


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