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専有走行レポート 予選上位コメント 第12戦決勝上位コメント 第12戦決勝レポート
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富士ラウンドの専有走行は超僅差
坪井が午前、午後ともベストタイム

坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 鈴鹿サーキットで行われた第5大会から2週間。全日本F3選手権は富士スピードウェイに舞台を移し、第6大会を迎えた。7月に入り季節は初夏。迎えた7月7日の専有走行日は、朝から晴天にも恵まれ気温がグングンと上昇し、汗ばむ陽気のなかで午前8時30分から専有走行1回目がスタートしていった。

アレックス・パロウ(THREEBOND)

 先頭でコースインしていったのは、鈴鹿大会で待望の初勝利を飾った坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。大津弘樹(TODA FIGHTEX)が続き、コースオープンとともに各車が積極的に周回を重ねていった。

 序盤から1分36秒台をマークしていったのはその坪井。また、チームメイトの宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)や高星明誠(B-MAX NDDP F3)、大津弘樹(TODA FIGHTEX)らも1分36秒台へ入れていく。全車が続々とタイムを縮めていったが、このセッションではコースオフこそあったものの、ランオフが広い富士らしくクラッシュには繋がらず、一度もレッドフラッグが出ないまま進んでいった。

 しかし、セッション終了間際にレクサスコーナーで久保田克昭(Planex スマカメ・F308)がストップ。残り2分を残してそのままセッション終了となった。最終的にトップタイムをマークしたのは、開始50分というところで1分35秒740までタイムを縮めた坪井。次いで、終了間際に1分35秒759にタイムを上げたアレックス・パロウ(THREEBOND)となった。

高星明誠(B-MAX RACING TEAM WITH NDDP)

 3番手につけたのは、こちらも終了間際に1分35秒973をマークした大津弘樹(TODA FIGHTEX)。宮田、阪口晴南(HFDP RACING F316)というトップ5となったが、坪井から阪口までのタイム差は0.391秒と非常に僅差となった。

 F3-Nは、鈴鹿で連勝を飾り、波に乗るDRAGON(B-Max Racing F306)がこのセッションでも1分38秒498をマークしベストタイムに。富士を得意とするアレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)が2番手、久保田克昭(Planex スマカメ・F308)が3番手に続いた。

■午後は坪井が最速もトップ4はさらに僅差

DRAGON(B-Max Racing F306)

 2時間30分のインターバルを経て、迎えた専有走行2回目は午後零時30分スタート。天候は変わらず晴天で、非常に強い日射しが射すなかでの走行となった。午前の専有走行1回目に続き各車が周回を重ねていったが、開始から47分というところで、長谷川綾哉(Alb新潟第一ホテルSugar)がアドバンコーナーアウト側のタイヤバリアにクラッシュ。レッドフラッグが提示されている。

 中盤までは各車がプログラムをこなしていき、終盤に向けて各車がふたたびタイムアタックを展開していったが、続々とタイムが更新されていくなかで、1分35秒484をマークし最速となったのは、午前に続き坪井。次いでパロウ、高星、宮田といずれも終了間際にタイムアップしたメンバーが続いたが、宮田までの4台が0.094秒差以内と、午前をさらに上回る超僅差のリザルトとなった。

宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)

「(鈴鹿から)流れは悪くないと思います。午前のトップは良かったのですが、午後は時間に追われてあまり良いアタックができなかった部分はあります。上位は接戦なので、明日はしっかりとアタックを決めたドライバーがポールポジションを獲れると思います」というのは坪井。

「明日は朝の予選で、午後とは路温がだいぶ違うと思うので、どう当てはめることができるかでしょう。それができたドライバーが上位にいくと思います」

 一方、2番手につけたパロウも富士は3回目ということもあり、自信もありそうだ。「いい1日だったよ。いろいろなことをトライすることができたし、ユーズドタイヤでもニュータイヤでもいいフィーリングだったからね」とパロウは走行後語った。

「トップ4はすごく接戦だったけど、予選もすごくチャレンジングだと思う。2周いいラップを刻まなければいけないけど、今から楽しみだ」

 F3-Nは、午前に続きDRAGONが1分38秒997というタイムで最速に。植田正幸(Rn 山下製作所 F308)が続き、ヤンが3番手となった。全日本F3選手権第12戦/第13戦は、7月8日(土)の午前8時30分から30分の予選が行われ、午後1時30分から第12戦が行われる。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

大津弘樹(TODA FIGHTEX) 阪口晴南(HFDP RACING F316) イェ・ホンリー(KRC with B-Max F315)
三浦愛(EXEDY B-Max F317) 片山義章(OIRC F315) 植田正幸(Rn 山下製作所 F308)
アレックス・ヤン(HuaJiangHU F3) 山口大陸(タイロクレーシング28号) 久保田克昭(Planex スマカメ・F308)


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