全日本F3選手権 第13戦 決勝上位ドライバーコメント
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第13戦を制した坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)とF3-N勝者のDRAGON(B-Max Racing F306) |
■第13戦 優勝
坪井翔
(カローラ中京 Kuo TOM'S F317/Car No.1/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「鈴鹿で2連勝したところからいい流れを感じていて、今回も予選まではすごくいいかたちで来ていたのですが、昨日はそれを止めてしまうようなレースになりました。今日も序盤に逃げられればと思っていたのですが、なかなか引き離せず、中盤ではかなり詰め寄られてしまって厳しい状況ではあったのですが、最後にラップダウンとの絡みもあってマージンを築けたので、楽になりました。そのままリードを守り切れてよかったです。昨日マシンを直してくれたメカニックのためにも、なんとしても勝ちたいと思っていたので、しっかりと結果を残せてチームに感謝しています。流れはそこまで悪くないと思うので、次のもてぎでも勝利を重ねていきたいです」
■第13戦 2位
高星明誠
(B-MAX NDDP F3/Car No.23/B-MAX RACING TEAM WITH NDDP/VOLKSWAGEN A41(0XY))
「昨日の第12戦では勝つことができましたが、今日は同じような展開にはならないと思っていたので、自力で勝てるようにセッティングを変えて臨みました。坪井選手のペースがいいかなと思っていたのですが、ついていくことができたので、昨日に比べてマシンの改善ができたかなと思っています。結果は2位で悔しいですが、自分の実力は出し切ったので、あとに響くようなレースではなかったですし、シリーズを考えれば週末を通して優勝と2位という結果を出せたことは良かったです。もてぎは昨年スポット参戦して自信をもっています。今シーズンのハイライトにもなると思うので、しっかりとやっていきたいです」
■第13戦 3位
大津弘樹
(TODA FIGHTEX/Car No.2/TODA RACING/TODA TODA TR-F301)
「スタートで宮田選手を抜けましたが、逆にパロウ選手に前にいかれてしまいました。パロウ選手とは昨日もずっとバトルをしていたので、今日もいつかチャンスは来ると思って、ずっと狙っていたところ、アドバンコーナーで相手がミスしたことがきっかけで抜くことができました。そのあとギャップも作ることができて、なんとか表彰台に上がれました。チームがクルマをしっかりと仕上げてくれて、今週末は金曜日から乗りやすさを感じていました。こういう部分が2戦連続で表彰台に上がれた要因だと思います。もてぎは自分も得意としているので、さらにレベルアップして勝てるように頑張ります」
■第13戦 10位(F3-N 1位)
DRAGON
(B-Max Racing F306/Car No.30/B-MAX Racing Team/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「今日は2番手からのスタートで、タイヤのコンディションもよかったので、できるだけ早い段階でトップに立って引き離していきたいと思っていました。運よくスタートで前に出られたので、そこからは自分のペースをしっかり作ることを考えながら走りましたね。正直、バトルがあまりなかったので精神的には楽でしたけど、途中からはラップダウンにならないように、ペースを落とさずに最後まで走れるようにということを頭に入れて走りました。今回は予選で失敗してフルマークできませんでしたが、次のもてぎは、自分の中でも得意なコースなので、練習から最後まですべてでトップを獲れるように頑張ります」
■第13戦 11位(F3-N 2位)
植田正幸
(Rn 山下製作所 F308/Car No.11/B-MAX with Rn-Sports 山下製作所/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「スタートで前に出られたあとは、昨日と同じような感じでヤン選手とやりあっているうちにDRAGON選手に逃げられるという展開でした。昨日よりは早い段階でヤン選手を抜けましたが、そのときにはもうタイヤの状況も少し厳しくて、追いかけられるような状態ではなかったです。まずはヤン選手を引き離すことを考えて、単独走行になってからはペースを維持できるように、ということを考えながら走りました。僕は昨年の後半からF3に参戦しているので、実はまだもてぎを走ったことがありません。ただうちのチームはデータが豊富にありますから、それらを重ねながら、なんとかついていけるように頑張ります」
■第13戦 12位(F3-N 3位)
アレックス・ヤン
(HuaJiangHU F3/Car No.5/HuaJiangHU Racing/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「スタートはとても良かったのですが、やはり練習の機会が足りないせいか、なかなかバトルでポジションを守り切れませんでした。今回も一緒にいい戦いをしてくれた他のドライバーの皆さんに感謝しています。次のもてぎ大会は僕自身も得意としているところなので、今回よりもさらにいいレースができるのではないかと期待しています」