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全日本F3選手権今季最終ラウンドが開幕
新チャンピオン坪井が専有走行最速

坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 4月に鈴鹿サーキットで開幕した2018年の全日本F3選手権も、いよいよ今シーズンの最終ラウンドとなる富士スピードウェイでの第8大会を迎えた。すでにスポーツランドSUGOでの第7大会で今シーズンのチャンピオンは決定しているとはいえ、坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が連勝・最多勝記録を伸ばすのか、それともライバルたちがそれを阻むのかなど、最終ラウンドまで興味は尽きない。

笹原右京(THREEBOND)

 そんな今大会には、3人の今季初参戦も。HANASHIMA RACINGの5号車には大草りきが、ALBIREX RACING TEAMの14号車には太田達也がエントリーした。ただB-MAX RACING TEAMの21号車は、昨年もF3-Nにスポット参戦した澤田真治がエントリーしたものの、出走が取り消されている。

 今大会はFIA世界耐久選手権との併催レースということもあり、専有走行は10月12日(金)に2回のセッションが設けられているスケジュール。迎えた午前9時45分からの専有走行1回目は、明け方まで降り続いた雨のため、ウエットコンディションでのスタートとなった。

 ただ走行開始の段階で雨は止んでおり、路面コンディションはどんどん好転。走行途中からは各車ともスリックタイヤを装着し始めた。ところどころウエットパッチも残っており、スピンやコースアウトを喫するマシンもあったが、大きなアクシデントはなく赤旗は出ないままセッションは進んだ。

宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 終盤、上位陣のラップタイムは1分36秒台に入り始めるが、そのなかで1分35秒台に入れていったのは宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)、笹原右京(THREEBOND)、そしてチャンピオンの坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。今季終盤戦で表彰台を占めてきているメンバーがタイムを削っていく。

 そのなかで、最後に1分35秒825というベストタイムをマークしたのは坪井。笹原も1分35秒831と僅差で続いた。さらに3番手は1分35秒976をマークした宮田となった。4〜5番手には阪口晴南(TODA FIGHTEX)、大湯都史樹(TODA FIGHTEX)とTODA RACING勢が続いている。

■坪井がただひとり1分33秒台へ

 専有走行1回目の後、WEC世界耐久選手権のフリープラクティス1をはさみ午後2時15分からスタートした専有走行2回目。コースコンディションは完全にドライとなり、ラバーグリップも乗るなかでタイムも向上。セッション後半には片山義章(YTB F318)を先頭に、タイムは1分34秒台に突入していく。

 大きなアクシデントもなく、セッション後半には上位陣はタイムアタックの準備を行っていく。そのなかで、宮田が1分34秒277をマークするが、これを上回ってきたのは笹原。残り5分というところで、1分34秒173をマークしトップに浮上した。

 しかし残り3分を切ったところで、1分33秒940というタイムをマークしトップに躍り出たのは、またしても坪井。ただひとり1分33秒台をマークし、2回の専有走行をトップで終えた。2番手には0.233秒差で笹原、そして坪井からは0.337秒差で宮田というオーダーとなった。

片山義章(YTB F318)

「午前はコンディションもあったのでタイムはあまり気にしていませんでした。午後もトップタイムを獲れたので速さはありそうですが、予選はどうなるか分かりませんね。ただ富士は抜くことができるので、ポールポジションを獲れればいちばんですが、フロントロウで十分なので、気負わずいきたいです」と語ったのは専有走行をトップで終えた坪井。

 また、2番手につけた笹原は「午後は早めにニュータイヤを入れましたが、その段階ではトップを獲れていたので悪くないフィーリングです。もちろんポールも獲りたいですが、やはり勝ちたいですね。ここはスリップも効きますし、抜けるコース。予選でしっかり前にいき、レースでちゃんと走れればチャンスはあると思っています」と振り返っている。

 4番手には、チェッカー間際に片山が浮上。5番手には1分34秒531をマークした金丸悠(B-MAX RACING F3)となったが、6番手には今回が全日本F3選手権デビューとなる大草が続いた。

金丸悠(B-MAX RACING F3)

「レースウイークにF3に乗るのは初めてだったので、他車と走ることで、クルマの動かし方等すごく参考になりました。まだ足りない部分が多かったので、その伸びしろを埋めていきたいです。初めてのレースで表彰台に乗れればいいと言われましたが、もちろん出るからには優勝を目指していきたいと思っています」と大草は語った。

 全日本F3選手権は、10月13日(土)の午前11時30分から公式予選が行われ、午後3時25分から第18戦の決勝レースが行われる。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

大草りき(Planex スマカメ・F3) 河野駿佑(HubAuto F318) 阪口晴南(TODA FIGHTEX)
大湯都史樹(TODA FIGHTEX) DRAGON(TEAM DRAGON F3) 三浦愛(EXEDY B-MAX F317)
ジェイク・パーソンズ(NODAレーシング) 山口大陸(タイロクレーシング28号) 太田達也(Albirex-RT)


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