arcive
calender result report driver team ranking

09

専有走行レポート 予選上位コメント 第18戦決勝上位コメント 第18戦決勝レポート
第19戦決勝上位コメント 第19戦決勝レポート フォトギャラリー  

今シーズンの最終戦は雨中のレースに
逆転勝利の坪井が17勝目で幕を閉じる

坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

全日本F3選手権第19戦のスタートシーン

 全8大会、18戦に渡って開催されてきた2018年の全日本F3選手権も、いよいよ今季最終レースとなる第19戦の決勝日、10月14日(日)を迎えた。前日の13日(土)に行われた公式予選では、序盤に阪口晴南(TODA FIGHTEX)のミラー脱落による赤旗中断があったものの、終盤に向けアタックが展開され、坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)がポールポジションを獲得。宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が2番手、笹原右京(THREEBOND)が3番手に続いた。

 迎えた午前9時05分のフォーメーションラップスタート時、前夜から降り続いていた雨はほぼ止んでいたものの、路面は濡れている状態。各車ウエットタイヤを装着してグリッドについた。

■スタートで宮田が先行

坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 迎えたスタートでは、ポールポジションの坪井の加速がわずかに遅れ、2番手スタートの宮田がTGRコーナーで坪井のインを突く。さらに、3番手スタートの笹原もコカ・コーラ・コーナー、トヨペット100Rコーナーと坪井に仕掛けていくが、ここは坪井がポジションを死守。オープニングラップは宮田、坪井、笹原と続くオーダーとなった。

 一方後方では、4番手に阪口晴南(TODA FIGHTEX)、5番手に大湯都史樹(TODA FIGHTEX)、さらに片山義章(YTB F318)、金丸悠(B-MAX RACING F3)と続いていくが、1周目のコカ・コーラ・コーナーで接触があったため、片山は13コーナー立ち上がりでマシンに不調をきたしハーフスピンを喫してしまい、そこに金丸がクラッシュ。片山はリタイア、金丸はピットに戻ることになってしまった。

 ウエットコンディションで滑りやすい状態のなか、トップに立った宮田は坪井とのギャップを築こうとするも、4周目を過ぎたあたりから少しずつギャップが縮まっていく。また、笹原も離されずに坪井の背後につけ、序盤はトップ3が一団となってバトルを展開していった。

■坪井が宮田をパスし12連勝

笹原右京(THREEBOND)

 そんななか、5周目には宮田の1秒以内に坪井がつけると、6周目のTGRコーナーでは坪井が宮田のインを突き、トップを奪い返した。さらにその後は笹原も7周目のTGRコーナーで宮田をオーバーテイク。これでトップ3は坪井、笹原、宮田という順位に変化した。

 トップ3の背後では、2周目に大湯が阪口をパスし4番手に浮上。阪口はさらに9周目のコカ・コーラ・コーナーで河野駿佑(HubAuto F318)にかわされ6番手にドロップしてしまう。また後方では、DRAGON(TEAM DRAGON F3)と大草りき(Planex・スマカメ F3)が激しい9番手争いを展開した。

 そんななか、トップの坪井は最後は笹原に対して3.949秒のマージンを築き、トップチェッカー。チャンピオン獲得となった2018年シーズンを通算17勝、そして第8戦からの連勝記録を12に伸ばして締めくくった。

 2位は笹原、3位は宮田。4位は大湯、5位は河野という結果に。阪口は6位でチェッカーを受けた。最終的なランキングは坪井が今季のチャンピオン、宮田が119ポイントで2位、笹原が63ポイントで3位となっている。

 F3-Nでは、ジェイク・パーソンズ(NODAレーシング)がこのレースもバトルを展開しながら12位でフィニッシュ。今季通算18勝でシーズンを終えた。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

全日本F3選手権第19戦表彰台 大湯都史樹(TODA FIGHTEX) 阪口晴南(TODA FIGHTEX)
太田達也(Albirex-RT) 三浦愛(EXEDY B-MAX F317) 山口大陸(タイロクレーシング28号)
吉田基良(B-MAX ENGINEERING F3) ジェイク・パーソンズ(NODAレーシング) 片山義章(YTB F318)


news

li




gotoback
li