arcive
calender result report driver team ranking

09

専有走行レポート 予選上位コメント 第1戦決勝上位コメント 第1戦決勝レポート
第2戦決勝上位コメント 第2戦決勝レポート フォトギャラリー 第1/2レース
ダイジェスト映像


2019年の全日本F3選手権がいよいよスタート
3回の専有走行はフェネストラズがトップタイム

サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)

 いよいよ4月18日(木)、2019年の全日本F3選手権の開幕戦となる鈴鹿ラウンドがスタートした。走行1日目となる18日は、午後3時から2時間の予定で専有走行1回目が行われた。今季の開幕ラウンドのエントリーは14台。全車とも真新しいカラーリングが施され、シーズンの始まりを予感させた。

宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

 この日の鈴鹿は晴天。春を感じさせる暖かな気候のなか、各車が週末の予選、そして決勝に向けてメニューを重ねていった。時折コースアウトするマシンもいたものの、最後まで赤旗中断がないセッションとなった。

 そんななか、オフシーズンの2回の公式テストでも上位を占めていた2台がこのセッションでも上位に名を連ねていく。サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)という2台だ。これに大湯都史樹(TODA FIGHTEX)らが続いていった。

 やや陽が傾きはじめた残り15分を過ぎたあたりになると、各ドライバーがアタックラップを展開しタイムアップしていくことになるが、ここで1分52秒129をマークしたのは宮田。これに小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が1分52秒816で続く。最終的に2台のタイムを破るマシンは現れず、宮田が専有走行1回目のトップタイム。小高が続き、カローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sがワン・ツーとなった。

 フェネストラズは最後にピットアウトしたものの、タイム更新はならず3番手。大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が4番手、エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)が5番手に続いた。

■2日目午後は宮田がコースアウト

宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

 明けて走行2日目となる4月19日(金)は、やや雲があるものの気温も高く、前日に続き春を感じさせるコンディションのなか、午前9時55分から1時間の専有走行2回目がスタートした。このセッションでもフェネストラズ、シャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)が早々に1分52秒台へ突入。これに大湯が続いていった。

 1時間というセッションもあり、各ドライバーともせわしなくピットアウト〜インを繰り返しながら周回を重ねていくが、この専有走行2回目でも赤旗は出ないまま終盤を迎えた。

 ここで各車はニュータイヤを装着しアタックラップを展開するが、ここで1分51秒744までタイムを縮めたのは宮田。フェネストラズも1分51秒953をマークするが、宮田とは0.209秒差で2番手という結果に。このふたりだけが1分51秒台をマークした。3番手につけたのは小高で、ミレッシ、大湯というトップ5で専有走行2回目はチェッカーとなった。

 午後4時からスタートした専有走行3回目は、午前に比べてやや雲があるなかでスタートした。セッション中盤には宮田が1分52秒138までタイムを縮め、これにフェネストラズ、アーメド、ミレッシと続いていく。

 セッション終盤にはふたたび各車がコースインしていくものの、残り10分を切ったところで、宮田がデグナーカーブふたつめのアウト側のグラベルにストップしたため、3回の専有走行で初めての赤旗中断となってしまった。

■互いを意識する宮田とフェネストラズ

シャルル・ミレッシ(OIRC team YTB)

 そのため専有走行3回目は5分間延長され、17時05分にチェッカーを迎えることになったが、再開後1分51秒775、さらいチェッカー周には1分51秒340をマークしトップに浮上したのはフェネストラズ。ミレッシ、アーメドのふたりもタイムを上げたほか、多くのマシンがタイムアップしている。

 最終的に専有走行3回目はフェネストラズ、ミレッシ、アーメドというトップ3に。宮田が4番手、大湯が5番手につけた。

「富士テストと同様、宮田選手がフィニッシュしていないから、トップだけれど予選までにやることはたくさんあるよ。夕方は気温も落ちてタイムも出やすかったからトップだったけど、まだなんとも言えないね。とは言え、明日はいい日に、そしていい予選にしたいね」とフェネストラズは宮田次第のトップタイムだと語った。。

 一方、「デグナーで走り方を試しているなか、縁石で底打ちしてしまいました」とコースアウトの状況を語るのは宮田。

「ミスしたのは良くないですが、ぶつからなかったのは良かったので、そこは前向きにとらえています。フェネストラズ選手がいつも接近しているので、ライバルとなりそうのは良く分かりました。予選ではベストを尽くして、両方ともポールポジションを獲りたいです」

 3回の専有走行では、宮田とフェネストラズ、そして外国人ドライバーたちが上位を占める結果となった。4月20日(土)の2019年最初の決勝にむけて、はたして誰がイニシアチブを取るだろうか……!?


リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

大湯都史樹(TODA RACING) 久保田克昭(Hanashima Racing) 片山義章(OIRC team YTB)
大津 弘樹(THREEBOND RACING) 三浦愛(THREEBOND RACING) 山口大陸(TAIROKU RACING)
DRAGON(B-Max Racing with motopark) 河野駿佑(RS FINE) 小高 一斗(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)
アメヤ・ベイディアナサン(B-Max Racing with motopark) エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark)


news

li




gotoback
li