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スタートを制した宮田莉朋が第2戦を制す
アーメドが2戦連続の表彰台を獲得


 4月18日(木)から専有走行が行われてきた全日本F3選手権第1ラウンドは、いよいよ第2戦の決勝レースの時を迎えた。4月21日(日)午後4時35分にフォーメーションラップがスタートした第2戦は、午前に行われた第1戦よりも5周多い17周で争われている。

宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

 前日、30分間で争われた公式予選では、セカンドベストタイムで第2戦のグリッドが決定、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が最速タイムをマークした翌周、1分51秒692を記録し、第1戦に続きポールポジションを獲得。2番手にはサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)がつけ、小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が3番手、大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が4番手に続いていた。

 午前の第1戦では、スタートでリードを奪ったフェネストラズが開幕戦を制することになったが、第2戦ではどうなるのか……!? スタートの行方に注目が集まった。

■まさかのセーフティカー導入

セーフティカー

 直前に行われていたスーパーフォーミュラ第1戦で度重なるセーフティカーが出たことから、当初予定より10分遅れでスタートした全日本F3選手権第2戦のフォーメーションラップ。天候は晴天で、ドライコンディションのなかでスタートのときを迎えた。

 ポールポジションスタートの宮田は、第1戦での遅れを分析し、今回の第2戦はうまくスタートを決める。わずかに2番手のフェネストラズを牽制しながら、トップで1コーナーに進入した。2番手はフェネストラズ、そして3番手には5番手スタートのエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)がジャンプアップする。

 アーメドの背後には小高、大湯都史樹(TODA FIGHTEX)、そして8番手からポジションを上げた三浦愛(ThreeBond F314)が続くが、直後コントロールタワーにはセーフティカーの表示が出された。

 スタートでは6番手スタートのシャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)がストールを喫していたが、この処理ではなく、通常レース時に後方から安全のために追いかけるメディカルカーから、まさかのエンジンブローが起きたためだ。そのためセーフティカーはオイル処理の間、4周に渡って周回することになった。

 レースは5周目に仕切り直されることになるが、そのコントロールラインを切る直前の日立オートモティブシステムズシケインで、宮田のリヤにわずかにフェネストラズが接触してしまう。これでフロントウイングを壊してしまったフェネストラズは、そのままピットインしてしまった。

「SCのリスタートは初めてで、自分なりにうまく決めたつもりでしたが、まさかぶつかるとは思いませんでした」と宮田は状況を説明。

 一方のフェネストラズは「なかなか説明が難しいけど、ちょっと驚くくらい宮田選手のブレーキが早かったように感じたんだ。僕がうしろだったから自分のミスだけどね」と状況を語った。

「まだ選手権は長いから、次に仕切り直すよ」とフェネストラズ。

 これでレースは宮田が首位、アーメド、小高と続く展開に。フェネストラズはピットでフロントノーズを交換した後、ふたたびコースに戻っていった。ただ、その後宮田との接触により、フェネストラズにはドライブスルーペナルティが課されている。

■宮田が逃げ切りフルポイントを獲得

宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)
小高 一斗(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

 トップの宮田は接触の影響はなく、2番手のアーメド、そして3番手の小高、4番手の大湯の集団を大きく離していくが、宮田にとっては第1戦で失ったポイントを取り戻すべく、ファステストラップの1ポイントをもぎとっておきたいところだった。

 いったんピットに戻ったフェネストラズが1分53秒855をマークし、一時ファステストラップを奪いにかかるが、トップを走る宮田は中盤、燃料が軽くなってきたところでプッシュ。8周目に1分51秒219をマークし、2番手以下とのギャップをさらに広げていった。

 最終的に宮田は12.913秒の大差をつけトップチェッカー。開幕戦勝利を奪われた悔しさを晴らしてみせた。2位は小高の追撃をかわしたアーメドで、2戦連続の表彰台を獲得。小高は3位となったが、全日本F3選手権での初表彰台となった。

 4位は大湯、5位は河野駿佑(RS FINE K&N F318)という結果に。大津弘樹(ThreeBond F319)との戦いを制したシャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)が追い上げ、6位という結果となった。

 3台が走るマスタークラスは、山口大陸(タイロクレーシング28号)が10位でフィニッシュし、開幕2連勝。DRAGON(TEAM DRAGON F3)が久保田克昭(Planex スマカメ・F3)とのバトルを制し2位となった。


リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

  • 久保田 克昭(Hanashima Racing)
  • シャルル・ミレッシ(OIRC team YTB)
  • 片山 義章(OIRC team YTB)
  • 大津 弘樹(THREEBOND RACING)
  • 三浦 愛(THREEBOND RACING)
  • 山口 大陸(TAIROKU RACING)
  • DRAGON(B-Max Racing with motopark)
  • 河野 駿佑(RS FINE)
  • アメヤ・ベイディアナサン(B-Max Racing with motopark)


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