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フォトギャラリー 第13/14/15レース
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宮田莉朋がポール・トゥ・ウィン
ファステストも奪う完勝を見せる

宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

■灼熱のレースで宮田が見事なホールショットを決める

宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

 午前中に行われた第14戦同様、午後2時20分にフォーメーションラップがスタートした全日本F3選手権第15戦は、灼熱のコンディションのもとで行われた。週末を通して最も長い25周で争われたこのレースを制したのは宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。2位にはサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)、3位には小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)と続いている。

 前日に行われた第13戦の決勝結果がスターティンググリッドとなった第15戦。PPを獲得したのは宮田、2番手はフェネストラズ、3番手は小高。以下、エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)、ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark F3)、大湯都史樹(TODA FIGHTEX)、片山義章(YTB by Carlin)、河野駿佑(RS FINE K&N F318)、大津弘樹(ThreeBond F318)、アメヤ・ベイディアナサン(B-Max Racing with motopark F3)、エステバン・ムース(YTB by Carlin)、DRAGON(TEAM DRAGON F3)と続いた。

 昼過ぎには一時雲が空を覆い、暑さが和らいだかと思われた菅生だったが、F3の決勝が迫ってきたところで再び真夏の太陽が顔を出し、気温は30℃を上回り、路面温度も50℃前後まで上昇。そのコンディションのもと、午後2時20分にフォーメーションラップがスタート。1周の後シグナルが消灯、ここでホールショットを奪ったのはPPの宮田だった。
「午前中の失敗から、色々対策を考えて臨んだ」という宮田は、トップで1コーナーに入ると、そのまま後続を引き離しにかかる。背後には2番手スタートのフェネストラズ、さらに小高と続き、スタートで若干出遅れたアーメドに対して、いい動き出しを見せたニューウェイが1コーナーでアウトから並びかける。ニューウェイはそのままアーメドと並んで2コーナーを立ち上がったが、サイド・バイ・サイド状態の2台はここで軽く接触もアーメドが4番手のポジションをキープする。さらにその後方では、ムースがベイディアナサンをオーバーテイク。前を行く大津を追った。

■終始好ペースの宮田が独走して、今大会2勝目
フェネストラズはグリップ不足に苦しみながら2位

サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)

 トップを守った宮田は3周目に1分15秒050、4周目に1分14秒899と連続してファステストラップをマーク。その後も、1分14秒後半から1分15秒台前半の好タイムを連発して、フェネストラズに対してのギャップを広げていく。逆にフェネストラズは「まるで氷の上を走っているみたいにグリップがなく、ミスせずコース上に留まっていることに集中していた」という状況だった。

 序盤、そのフェネストラズに食らいついたのは小高。だが、オーバーテイクするまでには至らず、3番手を守っての走行となる。レース後半、タイヤのグリップダウンが進むと、15周目の1コーナーへのブレーキングでオーバーラン。タイヤにダストを拾うこととなり、後方から迫るアーメドに対して防戦一方となった。さらに、その後方では、接触でボディワークを一部失い手負いのニューウェイに大湯がジワジワと迫っていく。特に、レース後半、ニューウェイのペースが落ちてきたところで、大湯は1秒以内に迫った。またさらにその後方では、8周目に大津が河野をオーバーテイク。大津はそこから前を走る片山にジワジワと迫っていく。大津にかわされた河野は、その後もなかなかペースを上げられず、後方からムース、ベイディアナサンに迫られる形となった。

 しかし、その後はポジションの入れ替わりはなく、25周を走り切って宮田が優勝。ファステストラップも獲得した。2位には、今日が20歳の誕生日というフェネストラズ。この週末は、3レースともに2位で終えることとなっている。そして3位には小高。以下、アーメド、ニューウェイ、大湯までがポイントを獲得している。

 また、マスタークラスでは、第14戦をリタイアで終えたDRAGONが優勝。選手権リードをさらに伸ばす形となった。

 今大会を終えて、今年の全日本F3も残すは2大会5レース。ランキングトップのフェネストラズと2位につける宮田の差は28ポイントとなっているが、ここから宮田の再逆転はあるのか。あるいは早ければ次回もてぎ大会でフェネストラズがタイトルを獲得するのか。ますます目が離せない展開となってきた。




リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

  • 大湯 都史樹(TODA RACING)
  • エステバン・ムース(OIRC team YTB)
  • 大津 弘樹(THREEBOND RACING)
  • ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)
  • DRAGON(B-Max Racing with motopark)
  • 河野 駿佑(RS FINE)
  • 小高 一斗(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)
  • アメヤ・ベイディアナサン(B-Max Racing with motopark)
  • サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)
    宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)
    小高 一斗(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)


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