●第3ラウンド富士金曜占有走行
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前回大会で好調の関口雄飛、野尻智紀がトップタイム
前回大会と同じく富士スピードウェイを舞台に明日から行われるシリーズ第6、7戦を前に、7月15日、恒例の金曜占有走行が行われた。
前回は予選が雨もようとなるなど、天候には今ひとつ恵まれなかった富士スピードウェイだが、今週末は予報もまずまずで、この日も午前、午後共に眩しいほどの晴天の下でのセッションとなった。
午前9時50分にスタートした1回目のセッションでは、走行開始から前回大会で勝利を分け合った関口と安田裕信が1分38秒台でトップタイムを奪う合う展開。これに山内英輝、リチャード・ブラッドレー、蒲生尚弥、西本直樹が続くが、蒲生はセッション後半は足周りのトラブルのために満足にアタック出来ぬままこのセッションを終えることに。
午前10時50分、関口が38秒を切り、1分37秒656に突入、さらに1分37秒577にまでタイムを伸ばす。このタイミングでブラッドレーが1分38秒300として2番手に浮上するが、安田は開始30分ほどでマークした1分38秒552からタイムアップしないままこのセッションを終了。結局走行1回目、Cクラスはこのまま関口、ブラッドレー、安田、山内、西本、蒲生というオーダーとなった。
Nクラスでは序盤から1分39秒台前半の攻防。午前10時15分あたりにはギャリー・トンプソンが1分39秒344でトップに立つが、すぐさま野尻智紀が1分39秒335、39秒151と好タイムを連発し首位に。同僚の三浦和樹も1分39秒271にタイムを上げ、HFDP RACINGが1−2体制を築く。
しかし、セッション終了間際の午前11時08分に1分39秒226をマークした中山雄一がNクラストップに立つと、さらに39秒092にまでタイムを伸ばしてセッションは終了。中山、野尻、三浦が1回目のトップ3となった。
終了時には路面温度が50℃半ばに達するほどの暑さとなった1回目に続き、2回目のセッションは午後1時40分に始まった。
1回目のセッションであまり走行出来なかった蒲生が、開始早々に1分38秒台を連発するも、これを上回った安田が序盤トップに立つ。
午後2時を回ったところで、山内が1分38秒033で安田を逆転しトップに立つが、午後2時10分に1分37秒987と、午前同様38秒を切った関口が首位を奪還。関口はさらに37秒780、37秒744と37秒台を連発する。
その30分後、午後2時40分に1分38秒683をたたき出した安田が再び逆転も、残り5分となったところで関口は1分37秒255をマーク。午前、午後共にトップを譲らなかった関口は、このまま総合トップを獲得。
「かなり路面温度が高く、暑いコンディションでした。午前は程度の良いユーズドタイヤで、午後はニュータイヤでそれぞれアタックしましたが、コンディションの影響もありますが、出来ればもっとタイムアップしたかったです。ただ、今日総合トップで追われたので、明日は予選でポールを獲って優勝出来るようよう頑張ります」と明日への抱負を語った。
この関口に続く2番手には安田、3番手には山内。蒲生、ブラッドレー、西本がこれに続くこととなった。
一方Nクラスでは、セッション開始と同時に中山が1分39秒381、39秒263と好タイムをたたき出し、トップに。中山は午後2時30分過ぎには、さらに38秒873へとタイムを上げポジションを確固たるものにしていく。
しかし、セッション残り3分を切ったところで、野尻が1分38秒834をたたき出し、トップに立ち、そのままチェッカー。2番手は中山、3番手は三浦が続いた。
レースウィークを通じて暑いコンディションが想定される第6、7戦。どのような攻防が展開されるだろうか。