●関口まさかの降格で安田が凱歌、Nクラスは中山が2勝目
|
|
画像Clickで拡大します |
午前10時40分と、前日の第6戦よりも涼しい時間帯に行われた第7戦決勝。21周の戦いは、気温32℃、路面温度47℃のコンディションでスタートの時を迎えた。
土曜の予選の結果は、ポールに関口雄飛、2番手に安田裕信、3番手に蒲生尚弥とここまでは第6戦と同じ。以下リチャード・ブラッドレー、山内英輝、西本直樹という順番。Nクラスでは野尻智紀がポールを獲得し、中山雄一、佐々木大樹、三浦和樹、千代勝正、ギャリー・トンプソン、野呂立、石川資章が続くこととなった。
レッドシグナルが消えた瞬間、好スタートをみせた関口に安田が続くが、その背後ではブラッドレーが蒲生をかわそうとするも、蒲生もアウト側で粘る攻防に。しかし、1コーナーで蒲生の右リヤにブラッドレーの左フロントが接触してしまい、蒲生はスピンし最後尾にドロップ。ブラッドレーは左フロントサスペンションにダメージを受け、リタイアとなってしまう。
関口、安田、山内、西本、そしてNクラスの後方に沈んだ蒲生というオーダーでスタートしたこのレースだが、トップに立った関口に安田、山内はついて行くことが出来ず、じりじりと引き離されて行ってしまう。関口は後続に隙を与えぬまま、トップを快走。21周を見事逃げ切りトップでチェッカーを受け、安田、山内が2〜3番手、終盤西本を捉えた蒲生が4位となった。
ところが暫定表彰を前に、チームの手違いで関口がマーキングタイヤではないタイヤで出走していたことが確認されたため、優勝は一転して安田の手に。40秒のペナルティーを受けた関口はCクラス5位となり、山内、蒲生、西本がそれぞれ2〜4位へと繰り上がることとなった。
波乱の展開となったCクラスだが、Nクラスでもスタート直後にアクシデントが発生する。加速中の千代と、これをかわしつつあったトンプソンが交錯。千代はフロント周りにダメージを受けてリタイア、トンプソンはグリーンに飛び出しスピンを喫したが、なんとか戦列に復帰を果たす。
背後の混乱をよそに、1コーナーでトップを奪ったのは中山。ポールの野尻は2番手と出遅れるが、さらに1周目のダンロップコーナーで佐々木の後塵をも廃した野尻は3番手に後退を余儀なくされる。
トップの中山は序盤こそ佐々木の追走を許したものの、追い上げて来たCクラス蒲生が絡んで来た中盤に佐々木とのギャップを拡大することに成功し、そのまま今季2勝目を飾ることに。
惜しくも中山には届かなかったものの、佐々木はポイントリーダーの野尻を寄せ付けず2位。野尻は3位、4位には前戦で初優勝を飾った三浦。これにトンプソン、石川、野呂が続く結果となった。
|
|
|
画像Clickで拡大します |