●全日本Ｆ３選手権 第7戦 決勝上位ドライバーコメント
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■優勝：安田 裕信
（ThreeBond Racing/Car.No12/ThreeBond/スリーボンド東名SR20VE）
「フォーメイションスタートの直前、エンジンを始動する時点で関口選手の横についていたオフィシャルが、"だめだよ"というような動きをしていたので、タイヤが違っているのだな、ということは僕も確認出来ていました。それとは別に、スタートでトップに立とうと思っていたのが、クラッチが昨日からちょっと微妙なところがあったのと、ちょっと考えながら行ったことで出遅れてしまいましたね。クルマ自体は昨日よりも良くてリヤタイヤの消耗も少なかったのですが、この高い気温の中で水温がかなり上がってしまうので5周目あたりから本来のパワー感がなく辛い状況で……。無理して攻めて壊してしまってもいけないので、結果的に2位キープになってしまいました。しかし、今週これで2位、1位でポイントを加算できたので、シリーズ争いを考えれば良かったかなと。次のもてぎはコース的に多少苦しい部分が減ると思いますので、なんとしても連勝してシリーズ争いを優位に進められるよう頑張ります」
■２位：山内 英輝
（HANASHIMA RACING/Car.No5/PLANEX ハナシマ F308/トヨタハナシマ1AZ-FE）
「スタート直後の1コーナーで前の2台が飛び出してくれたので、うまく3位に上がることが出来たのですが、そこからはペース的になかなか前の2台にはついて行けなかったですね。今週末は金曜からなかなか歯車が合わない部分があったのですが、昨日の決勝をトラブルで走れていない中で、レース後半どういう状況になるか分かりませんでしたが、なんとか安田選手について行って抜こうと思ったのですが……。なんとか全力でプッシュしながら、安田選手から盗める部分というか、ここが足りないというところもかなり分かったので、それを次戦以降に活かしたいと思います。そのためにもチームと密に連絡を取り合って、しっかり準備してもてぎに向かいたいと思います」
■３位：蒲生 尚弥
（PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス1AZ-FE）
「スタート後の1コーナーでチームメイトと接触してしまって……。リチャードのほうがスタートが良くて、スタート直後に抜かれてしまったのですが、彼がイン側に行ったので、僕がアウト側から抜き返そうとブレーキをかなり遅らせて被せるような形で行ったのですが、そこで僕の右リヤと彼の左フロントが当たってスピンしました。クルマ的に影響はなかったですが、それで最後尾に落ちてしまい、そこから追い上げて行ったのですが、始めのうち1コーナーでイエローフラッグがずっと出ていて、そこではオーバーテイク出来ず、Nクラスを抜くのに手こずってしまって。その間にCクラス勢と離れてしまったという展開でした。クルマの状況も、トップとの差は昨日とあまり変わらなかったというか、スピードが足りなかったと思います。」
■４位：西本 直樹
（SGC by KCMG/Car.No19/SGC by KCMG/トヨタトムス3S-GE）
「チェッカー後に順位が繰り上がっての４位でしたが、今週は予選ではちょっと失敗があったものの、決勝では2戦ともにスタートで前の方に出られたということもあって、その後のペースも良く、内容は良かったと思います。蒲生選手に抜かれなければ表彰台に立てたのですが、さすがに状況的に厳しかったですし、抜かれはしましたが自分として出来るだけのことはやれたように思っていますので、レース内容に満足しています」
■優勝：中山 雄一
（TOM'S SPIRIT/Car.No37/TDP SPIRIT F307）
「2番手スタートでしたが、コースインの際のスタート練習でも、フォーメイションラップに出る際にも、スタートのフィーリングが良かったので、自信を持ってレースをスタートすることが出来ました。予想どおりスタートがかなり決まって、Nクラストップで1コーナーに飛び込めたのですが、前のＣクラスマシンとの速い部分の違いでコーナーで詰まったりして、なかなか1～2周目にペースを上げられなかったものの、前が離れてからは徐々にペースも上がって行って。最初は後ろの佐々木選手に詰め寄られる場面もあったのですが、自分の走りが出来るようになってからは少しずつ引離して。後半も昨日同様ペースがあまり落ちることが無かったので、落ち着いてマシンの限界を引き出して勝つことが出来ました」
■２位：佐々木 大樹
（NDDP RACING/Car.No22/NDDP RACING）
「スタートは3番手からだったのですが、動き出しはあまり良くなくて後続の三浦選手に横に並ばれてしまったんですが、1コーナーのポジション取りでうまくポジションキープが出来て。その後は前の野尻選手のマシンにずっと接近していて、1周目のダンロップコーナーでインからパスすることが出来、2位に上がりました。その後は中山選手を捕まえようと、最初のうちはついて行くことができて抜けそうな感じもあり、ペースも似たようなものでプッシュすることも出来ましたが、やっぱり後半のペースが……。10周を過ぎて、12～3周あたりからは中山選手が速くて、そこで離されてしまったのが敗因でした。自分のドライビングでもっと後半にペースが落ちないよう、練習からロングランをするなど、改善していかなければならないと思いました」
■３位：野尻 智紀
（HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F307）
「昨日あまり良いレースが出来なかったので、今日は良いレースをしようと臨んだのですが、結果的に今日もふがいないレースをしてしまって、本当にチームには申し訳なく思います。こんなレースをしていたら、レベルアップも出来ないし、上のカテゴリーに乗ることは出来ないと思うので、次回以降のレースではその辺をしっかりレース出来るように改善して行きたいと思います。レースのペースに関しても、中山選手、佐々木選手の方が若干速かったので、ドライビングなどすべての面でもっともっとレベルアップしていかなければと思います。1周目に佐々木選手に抜かれたのは、ヘアピンを立ち上がってからミラーで見て、それなりに離れていると感じていたのですが、ダンロップコーナーでインに飛び込まれてしまって。僕のミスだったと思います」
■４位：三浦 和樹
（HFDP RACING/Car.No7/HFDP RACING F307）
「４番手からスタートが決まり、前の佐々木選手に並びかけるくらいまで行けたのですが、結局抜けずに４番手のまま1コーナーを立ち上がりました。クラストップを走っていた昨日とは違い、やはり前にマシンがいるとダウンフォースが抜けるような状況がある中で、序盤から舵角の多い状態で走っていたのがすべてだったと思います。タイヤを自分で消耗させてしまって、中盤以降はペースが上げられず苦しい走りになってしまいました。結果として４位でしたが、千代選手などがリタイアせずちゃんと走っていたら、今日の状況では抜かれてしまっていたかもしれませんし、自分にとって悔しいレースでした」
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