全日本F3選手権 第3戦 決勝上位ドライバーコメント
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全日本F3選手権第4戦富士 表彰台 |
■第3戦 優勝:佐々木大樹
(B-MAX NDDP F3/Car No.21/B-MAX Racing Team with NDDP/VOLKS WAGEN A41)
「前回の鈴鹿ではTEAM TOM'Sの2台に差をつけられてしまっていたので『なんとか富士では……』と集中して今回のレースに臨みました。ヤンとワン・ツーができて、チームとしての総合力が上がったことも良かったと思います。ヤンとのレース中のバトルはすごくエキサイティングでした。特に最終コーナーは相手の方が速く、なかなかストレートで後ろにつくチャンスが作れなかったのですが、最後に自分もアジャストして、オーバーテイクまでもっていけました。フェアにレースができて良かったです。明日はポールポジションからのスタートになります。そんなに簡単ではないでしょうが、明日は逃げ切って勝ちたいですね」
■第3戦 2位:ヤン・マーデンボロー
(B-MAX NDDP F3/Car No.22/B-MAX Racing Team with NDDP/VOLKS WAGEN A41)
「レース序盤からうしろを引き離そうとプッシュしたら、タイヤを使いすぎたのか中盤からなかなかペースを上げられず、ダイキに差を詰められてしまった。ずっと背後に迫られている状況でなんとか頑張っていたんだけれど、最後にミスをしてしまって、オーバーテイクされてしまった。その後もなんとか挽回しようとしたけれど、セクター2で僕のクルマにスピードがなく、逆転のチャンスは作れなかった。鈴鹿と比べてもいいスタートを切ることができたけれど、ポールポジションからスタートしたのに優勝できなかったのは残念に思う。ただ、先週のSUPER GTも含めて、日本に来てこれで4回も表彰台に上がれたことは素直に嬉しいと思っているよ」
■第3戦 3位:坪井翔
(ZENT TOM'S F314/Car No.37/TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「フロントロウからのスタートでしたが、ライバル勢の速さも分かっていたのでスタートでしっかりと前に出てから、最初の数周が勝負になると思っていました。スタートではポジションキープになり、ダンロップコーナーで勝負をかけましたが、止まり切れずに失敗してしまいました。あれは反省点ではありますが、アウトからいかずにインをさすという選択肢は良かったのかなと思っています。ただ、その後のペースが良くなく、前の2台がバトルしているにもかかわらずついていけませんでした。うしろのマシンと団子状態でのレースになりましたが、最低限表彰台に残れたのは良かったです。今日良くなかった部分をしっかりと分析して、明日に向けてアジャストしていきたいと思います」
■第3戦 12位:アレックス・ヤン(F3-N 1位)
(ALEX YANG Hanashima F3/Car No.5/HANASHIMA RACING/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「僕を含めた4台のF3-Nのドライバーは、レース中ずっと接近戦になっていました。そのなかで何度も順位を入れ替えることになりましたが、とてもいいレースができたと思っています。ファイナルラップに入った時に2番手に上がりましたが、最後のチェッカーを受ける瞬間にもうひとつ順位を上げられるかどうか、チャンスは五分五分だと思っていました。DRAGON選手も経験のある選手なので、どんな勝負になるか分からなかったのですが、とにかく全力を尽くした結果、前に出てチェッカーを受けることができました。明日もいいレースをして勝ちたいし、その自信もそれなりに持っています。あとは、幸運も祈っています」
■第3戦 13位:DRAGON(F3-N 2位)
(B-Max Racing F308/Car No.30/B-MAX RACING TEAM/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「スタートでのエンジンストールがすべてでしたね。初めてF3-Nのポールポジションを獲った緊張感もあったと思います。最後のバトルに関しては、正直逃げ切れたと思っていました。最終コーナーでミスをしたわけでもなく、あの距離で最後に抜かれるとは思っていなかったので本当に驚いています。ただ、クルマの特性としてストレートが厳しく、1コーナーでなんとかうしろを抑え込んでいた状況だったので、最後までクロスゲームになってしまいました。今日はイメージトレーニングで優勝するイメージを掴んで、明日こそは勝ちたいですね」
■第3戦 14位:廣田 築(F3-N 3位)
(アルビレックスF306TLM/Car No.9/ALBIREX RACING TEAM/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「スタートはまずまずでF3-Nのトップに立てたのですが、DRAGON選手の方がペースが良かったので逆転されてしまいました。ただ、もう一度チャンスはあると思って狙っていたところに岡崎選手、アレックス選手も加わり、4台でのバトルになりました。そこで自分のペースを乱し、誰かと接触したところでマシンにダメージを負ってしまったようで終盤は他の3人についていけなくなってしまいました。このダメージが修復できれば、明日も上位争いのチャンスはあると思うので、頑張ります」