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専有走行レポート 第5/6戦 予選上位コメント 第5戦決勝上位コメント 第5戦決勝レポート
第6戦決勝上位コメント 第6戦決勝レポート フォトギャラリー  

スタート決めた山下健太が第5戦を制す。F3-Nは片山が今季4勝目

優勝した山下健太と2位の坪井翔

■予選はマーデンボローがダブルポール獲得

 暑いほどの陽気となった5月27日(金)の専有走行から一夜明けた岡山国際サーキットは、朝から曇天模様。時折細かな雨がパラつくことはあったものの、午前10時15分からの第5戦/第6戦の公式予選はドライコンディションで行われた。

 第5戦の予選では、全車がニュータイヤを装着しコースイン。多くのドライバーが3周をウォームアップに費やし、アタックラップに向かっていく。アタック1周目、多くのドライバーが1分22秒台のタイムをマークしていくが、すでに前日の専有走行のベストタイムを更新。直前に行われたスーパーフォーミュラの専有走行で、タイヤのグリップレベルが大幅に上がっていたのだ。

 アタック2周目、さらにタイムは伸び坪井翔(ZENT TOM'S F314)、山下健太(ZENT TOM'S F312)らが21秒台へ。しかし、それを上回ったのはヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)。1分21秒171のコースレコードをマークしたマーデンボローが、第3戦富士に続く今季2回目のポールポジションを獲得し、山下、坪井とTEAM TOM'S勢が続くことになった。

 10分間のインターバルを経た第6戦の公式予選では、グリップ向上に各陣営が対処。ふたたびアタックが展開されていったが、ここでただひとり20秒台となる1分20秒990と、さらなるニューレコードとなったタイムをマークしたマーデンボローが、ふたたびポールポジションを獲得した。「セット変更がいい方向に進んだ」という千代勝正(B-MAX NDDP F3)が2番手に続き、B-MAX Racing Team with NDDP勢が第6戦のフロントロウを獲得した。

 F3-Nでは、第5戦では「経験値の差が出せた」DRAGON(B-Max Racing F308)が首位に。しかし第6戦では、地元ラウンドで燃える片山義章(Petit LM Racing)が首位を奪ってみせた。

■スタートを決めた山下が今季3勝目。TEAM TOM'Sがワン・ツー

全日本F3第5戦のスタートシーン

 サポートレースやスーパーフォーミュラの予選を終え、午後3時45分に迎えた全日本F3第5戦の決勝レース。曇天模様は午前から変わらずで、心配された雨は降らず、ドライコンディションのままスタートのときを迎えた。

 スタートでは、「ここはスタートで決まるので、狙っていた」という予選2番手の山下が抜群のスタート! ポールスタートのマーデンボローはわずかに遅れ、さらに2コーナーへのアプローチで3番手スタートの坪井がマーデンボローのインへ。オープニングラップでTEAM TOM'S勢がワン・ツーを築いていく。しかし、マーデンボローは序盤から坪井をピタリとマーク。その後方では千代と今回から復帰の高星明誠(B-MAX NDDP F3)による4番手争いが展開されていった。

 一方、オープニングラップでは上位を争う存在だったTODA RACING勢に相次いでトラブルが。石川京侍(TODA FIGHTEX)はオープニングラップで接触があり、1周目を終え左フロントにダメージを抱えピットへ。また、5番手を争っていた牧野任祐(TODA FIGHTEX)もアトウッドカーブ立ち上がりでストップしてしまった。

坪井翔/ZENT TOM'S F314

 中盤戦に向け注目が集まったのは坪井とマーデンボローの2番手争いだったが、なんと7周目、3番手を走っていたマーデンボローにオレンジディスクが提示される。マシンのリヤに搭載されているリヤライトが外れ、ケーブルで引きずった状態になっていたためで、これで8周目を終えてマーデンボローはピットへ。3番手には千代が浮上することとなった。

 後方の混乱をよそに、スタートで首位に立った山下は、最終的に2番手の坪井に対して5.598秒のマージンを築き、18周のレースを走りきり今季3勝目をマーク。2位は坪井で、3位には最後まで高星の攻勢を防ぎきった千代が今季初表彰台を獲得した。5位には大津弘樹(HFDP RACING F312)が、6位には阪口晴南(HFDP RACING F312)が入り、ふたりはF3での初ポイントを獲得している。

■怒涛の追い上げみせた片山が地元戦で今季4勝目

廣田築と片山義章の攻防

 F3-Nはオープニングラップから波乱の展開となる。クラスポールのDRAGON(B-Max Racing F308)が、1コーナーで廣田築(アルビレックスF306TLM)と接触してしまいまさかのスピンオフ。この混乱のなか、首位は廣田となり、アレックス・ヤン(ALEX YANG Hanashima F3)が2番手へ。スタートで順位を落としていた片山が3番手となっていく。

 しかし、ここから「ホームコースだし、追い上げることができると思っていた」という片山が怒涛の追い上げをみせていく。4周目に片山はヤンをかわすと、5周目には廣田に接近。しばらく2台の攻防が展開されていたが、8周目のヘアピンで片山がアウトから廣田をパス。首位に浮上していく。

 その後、一気に廣田とのギャップを築いた片山は、18周のレースを危なげなく走りきりトップチェッカー。地元で今季4勝目を飾ってみせた。廣田が2位でチェッカーを受けたが、1周目の接触のため、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第15条 1.2)(他のドライバーのコースアウトを強いるもの)のペナルティが課され、決勝結果に40秒加算され3位に。2位はヤンという結果となった。岡崎善衛(Glocal アルビTLM)が4位、コースに復帰し粘りの走りをみせたDRAGONが5位となった。

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全日本F3 第5戦表彰台 全日本F3 第5戦F3-N表彰台
大津弘樹/HFDP RACING F312 千代勝正と高星明誠の戦い 千代勝正/B-MAX NDDP F3
アレックス・ヤン(ALEX YANG Hanashima F3) 三浦 愛/EXEDY B-Max Racing F312 ヤン・マーデンボロー/B-MAX NDDP F3
全日本F3 第5戦表彰台 山口大陸/タイロクレーシング28号 全日本F3 第5戦 グリッドの様子

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