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専有走行レポート 第5/6戦 予選上位コメント 第5戦決勝上位コメント 第5戦決勝レポート
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会心の走りをみせたマーデンボローが全日本F3初勝利!
ルーキーが表彰台を占める

ヤン・マーデンボロー/B-MAX NDDP F3

 全日本F3選手権第6戦は5月29日(日)、岡山国際サーキットで雨のなか25周の決勝レースが開催され、ポールポジションからスタートしたヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が全日本F3での初勝利を飾った。

■マーデンボローが雨中のレースをコントロール

全日本F3第6戦のスタートシーン

 金曜専有走行から僅差の争いが展開されてきた全日本F3選手権の第3ラウンド。迎えた第6戦の決勝日は、朝から曇天だったものの、午後1時の決勝レースに向け少しずつ雨がパラつきはじめ、昼のピットウォーク時には本降りに。午後0時35分のコースイン時には、完全に路面はウエットに。各車ウエットタイヤを履きグリッドへの試走に向かっていった。本格的なウエットでの走行は、岡山での第2回合同テストの午後以来だ。

 注目のスタートでは、2番グリッドの千代勝正(B-MAX NDDP F3)がポールポジションのマーデンボローに並び、1コーナーでトップに浮上する。しかし、スリッピーなコンディションのなかで「自信があった」というマーデンボローがふたたび首位を奪いにかかる。1周目のヘアピンで、千代とマーデンボローはサイド・バイ・サイド! しかし千代はブレーキングで止まりきれず、コースアウトを喫してしまう。

 これで首位はマーデンボローとなるが、その後方でも激しい戦いが展開される。混戦のなかで5番手グリッドからポジションを上げてきたのは、これまでのウエットでのテストで最速タイムをマークしていた牧野任祐(TODA FIGHTEX)。「スタートはそれほどでもなかったが、位置取りが良かった」とアトウッドカーブに至るまでに3番手に浮上すると、千代のコースアウトの間に2番手へ。1周目はマーデンボロー、牧野、坪井翔(ZENT TOM'S F314)というトップ3で展開していった。

 坪井の後方につけていたのは第5戦のウイナー、山下健太(ZENT TOM'S F312)だったが、なかなか山下のペースが上がらない。3周目のヘアピンで石川京侍(TODA FIGHTEX)が山下をパスすると、続くリボルバーコーナー〜パイパーコーナーで阪口晴南(HFDP RACING F312)も順位を上げていく。

 これで4番手にポジションを上げた石川は、さらに3番手を走る坪井のテールにピタリとつけていく。しかし、9周目のヘアピンで石川は痛恨のコースアウト。この間に阪口が4番手に浮上。石川はふたたび阪口を追撃するが、19周目のアトウッドでふたたびコースアウトしてしまった。

牧野任祐/TODA FIGHTEX

 首位に立っていたマーデンボローは、「チームが用意してくれたクルマが素晴らしかった。あとは楽しんでレースをしたよ」と各所でコースアウトが相次ぐようなスリッピーな状況のなかで、水を得た魚のように2番手牧野とのギャップをジワジワと広げはじめる。ファステストラップをマークしながら逃げたマーデンボローは、第5戦の悔しさを晴らすかのような会心の走りで25周を走りきり、待望の全日本F3初優勝を飾った。

 2位は初の表彰台となる牧野で、3位は坪井という結果に。今シーズンから全日本F3に参戦をはじめたドライバーが表彰台を占める結果となった。4位は阪口で、自己最高位を更新。石川が5位、山下は大津弘樹(HFDP RACING F312)をなんとか抑えきり、6位でレースを終えている。

■またも逆転勝利。片山が今季5勝目をマーク

岡崎善衛と片山義章の攻防

  F3-Nでは、これまで連続表彰台を続けていた廣田築(アルビレックスF306TLM)がフォーメーションラップでスピンをしてしまう波乱の幕開けとなる。迎えたスタートでは、DRAGON(B-Max Racing F308)が首位に浮上し、岡崎善衛(Glocal アルビTLM)、片山と続く展開となる。

 またもスタートでポジションを落としてしまった片山だが、「雨はそれほど得意ではなかった」と言いながらも、この第6戦でも変わらぬ追い上げをみせていく。2周目に岡崎をかわすと、3周目にはDRAGONもパス。ウエット路面でもまったく変わらぬ速さをみせ、逃げ切りに成功。今季5勝目をマークしてみせた。

 2位はDRAGONで、3位は岡崎という結果に。廣田はピットスタート選択後追い上げをみせていたが、12周目にもコースアウトを喫するなどウエット路面に苦戦。アレックス・ヤン(ALEX YANG Hanashima F3)が4位となった。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

全日本F3 第6戦表彰台 全日本F3 第6戦F3-N表彰台
山下健太/ZENT TOM'S F312 坪井翔/ZENT TOM'S F314 アレックス・ヤン(ALEX YANG Hanashima F3)
阪口晴南/HFDP RACING F312 ヤン・マーデンボロー/B-MAX NDDP F3 山口大陸/タイロクレーシング28号
三浦 愛/EXEDY B-Max Racing F312 千代勝正/B-MAX NDDP F3 DRAGON/B-Max Racing F308

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