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専有走行レポート 第7/8戦 予選上位コメント 第7戦決勝上位コメント 第7戦決勝レポート
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快晴の下の専有走行は山下がベストタイム
マーデンボローが2番手に続く

山下健太/ZENT TOM'S F312

 全日本F3選手権の第4ラウンドは6月10日、鈴鹿サーキットで午前1時間、午後2時間の専有走行が行われ、1回目は山下健太(ZENT TOM'S F312)が、2回目はヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が最速タイムをマークした。

■快晴の金曜専有走行。午前は山下がトップタイム

ヤン・マーデンボロー/B-MAX NDDP F3

 岡山国際サーキットで5月28〜29日に行われた第3ラウンドから2週間のインターバルを経て、全日本F3選手権の2016年シリーズは、ふたたび開幕戦の舞台となった鈴鹿サーキットに戻った。

 迎えた6月10日(金)の専有走行1回目は、午前8時スタート。天候は初夏らしい快晴で、気温も走行中にグングンと上昇していった。コースオープンとともに一斉に走りはじめたF3マシンたちは、11日(土)の予選に向けたメニューをこなしていった。

 序盤、まず1分54秒台というタイムをマークした坪井翔(ZENT TOM'S F314)。しかし開始21分、復帰2戦目で第3ラウンド岡山の専有走行でもベストタイムをマークした高星明誠(B-MAX NDDP F3)が1分54秒493というタイムで、その時点の最速タイムをマークする。この頃には他車もタイムを上げはじめ、山下健太(ZENT TOM'S F312)、ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)も54秒台を記録していった。

 特に大きなアクシデントもなく進んでいった午前の走行だが、開始39分というところで大きくタイムを削ってきたのはマーデンボロー。連続でタイムを削っていき、1分53秒823をマーク。その直後にはチームメイトの千代勝正(B-MAX NDDP F3)もタイムアップ。B-MAX Racing team with NDDP勢が一瞬ではあるがトップ3を占めた。

坪井翔/ZENT TOM'S F314

 そんな3台のB-MAX Racing team with NDDP勢に食い込んで来たのは、TEAM TOM'Sのふたり。山下健太(ZENT TOM'S F312)が3番手に、坪井が2番手に浮上するが、このタイミングでは53秒台に入れることはできず。各車は一度ピットに戻り、残り10分というところでふたたびコースイン。予選のアタックシミュレーションを行っていった。

 そのなかで、各車は一気にタイムを縮めていくが、ここで最終的に午前の最速タイムとなる1分53秒320をマークしたのは、開幕ラウンドで2勝を飾った山下。マーデンボローは1分53秒600まで縮めたが2番手どまりとなった。

 F3-Nでは、今季すでに5勝をマークしている片山義章(Petit LM Racing)がこのレースも好調。いち早くタイムを縮め、最終的には1分58秒639までタイムアップ。首位で午前の走行を終えた。2番手には廣田築(アルビレックスF306TLM)が、3番手にはアレックス・ヤン(ALEX YANG Hanashima F3)が続いている。

■午後はタイム伸びず。マーデンボローがベストタイム

高星明誠/B-MAX NDDP F3

 専有走行2回目は、午後1時からスタートした。午前は1時間のセッションだったが、午後は2時間。1回目と同様に、各車ともコースオープンとともに周回を重ね、セットアップを進めていった。

 しかし、午後は赤旗が多数出るセッションとなってしまう。開始28分には、廣田築(アルビレックスF306TLM)がスプーンでサンドトラップ上にストップしてしまい、この回収のために赤旗が提示される。また、開始49分には今度は逆バンクで山口大陸(タイロクレーシング28号)がストップ。こちらも赤旗が提示された。

 その後はB-MAX Racing team with NDDP勢、TEAM TOM'S勢がベストタイムを塗り替えながら周回を重ねていったが、午前よりもかなり気温が上がった影響か、なかなか午前のように53秒台には入っていかない。

 さらに、開始1時間33分頃には、デグナーで阪口晴南(HFDP RACING F312)がタイヤバリアにクラッシュ。この回収のために三度赤旗が提示されてしまう。阪口は自力でマシンから降りたが、マシンはフロント部分を傷め以降の走行は出来なかった。

片山義章/Petit LM Racing

 終盤、各車がふたたびタイムを縮めていき、マーデンボローが1分54秒391でこのセッションの最速タイムをマークしたものの、最後まで53秒台には入らず。2番手は山下、3番手は坪井と、TEAM TOM'S勢が続いた。

 最終的にこの日のベストタイムは、全車午前のタイムが最速となり、山下がトップで初日を終了。

「4月の開催に比べると全体的にグリップが落ちていたので、修正しながら走行していきました。最後にはうまくまとめることができたと思います。今回スーパー耐久とのダブルエントリーで、決勝だけ走る予定なのですが、2連勝して気持ちよくスーパー耐久に乗りたいですね」と山下は走行後語っている。

 F3-Nは、午前に続き片山がベストタイムをマーク。廣田、ヤンというトップ3となり、総合でも片山が首位を守った。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

千代勝正/B-MAX NDDP F3 牧野任祐/TODA FIGHTEX
三浦 愛/EXEDY B-Max Racing F312 大津弘樹/HFDP RACING F312 高星明誠/B-MAX NDDP F3
石川京侍/TODA FIGHTEX 阪口晴南/HFDP RACING F312 アレックス・ヤン(ALEX YANG Hanashima F3)
DRAGON/B-Max Racing F306 山口大陸/タイロクレーシング28号 岡崎善衛/GlocalアルビTLM

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