arcive
calender result report driver team ranking

09

09

専有走行レポート 第11/12戦
予選上位コメント
第11戦決勝上位コメント 第11戦決勝レポート
第12戦決勝上位コメント 第12戦決勝レポート フォトギャラリー  

マーデンボローが高星を僅差で上回り最速
F3-NはDRAGONが全セッション首位

ヤン・マーデンボロー/B-MAX NDDP F3

 全日本F3選手権の2016年シーズンもいよいよ終盤戦。第6大会の週末を迎えた。舞台は栃木県のツインリンクもてぎだ。

 今回のラウンドでは、SUPER GTでのクラッシュの影響により、B-MAX Racing Team with NDDPの千代勝正が欠場。23号車に急遽、今季2戦で21号車をドライブしていた高星明誠が乗り込むことになった。また、F3-Nの岡崎善衛(Glocal アルビTLM)も欠場しているため、15台の参戦となっている。

■金曜走行は強雨で中断も。高星が最速

高星明誠/B-MAX NDDP F3

 また、今ラウンドは木曜日から走行が設定されていた。迎えた8月18日(木)午後2時からの3時間枠の専有走行だが、この日は全国的に大気の状態が不安定で、走行開始直前には雷鳴も轟くほど。セッション開始直後から雨脚は強くなる一方となってしまった。

 序盤はウエットを得意とする牧野任祐(TODA FIGHTEX)が2分02秒104でベストタイムをマークするが、チームメイトの石川京侍(TODA FIGHTEX)が2分01秒942で牧野のタイムを上回る。しかし、その直後からさらに雨は強くなり、開始25分ごろにはどしゃ降りに。全車がピットに戻ってしまった。その後、開始35分にセッションは強い雨のため赤旗中断となってしまう。

 強い雨は1時間ほど降り続いたため、午後3時30分にようやくセッション再開となった。しかし、その3分後に片山義章(Petit LM Racing)が最終ビクトリーコーナー手前でコースアウト。マシンを止めてしまった。さらに、直後にはヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が90度コーナーでコースアウト。車両回収のため、再度赤旗中断となっている。

石川京侍/TODA FIGHTEX

 この間にふたたび雨量が多くなってしまったため、セッションはしばらく再開されず。午後4時25分、ようやく走行再開となった。専有走行1回目は、結局午後5時30分まで延長されたものの、最終的には霧が出たため視界不良により午後5時過ぎには赤旗終了に。

 その結果、最終的な専有走行1回目のベストタイムは、高星がマークした1分39秒918となった。2番手は石川の1分59秒974。3番手は牧野の1分59秒978となった。F3-NはDRAGON(B-Max Racing F306)がベストタイムをマークしている。

■専有走行2回目は快晴に。VOLKSWAGEN勢が速さみせる

坪井翔/ZENT TOM'S F314

 明けた8月18日(金)は、前日までとは一転して爽やかな夏空が広がった。路面もすっかり乾きドライコンディションとなり、午前9時45分からの専有走行2回目では、ドライ路面を待ちわびたかのように全車が周回を重ねていった。

 ドライ路面となり見えはじめたのは、VOLKSWAGEN A41エンジン搭載勢の速さ。コースイン後ピットインを複数回こなしたマーデンボロー、そして高星がタイムを削りはじめ、高星は7周目以降4周連続で1分46秒台を連発していく。マーデンボローも11周目には46秒台へ突入した。

 終盤には各車がタイムアタックシミュレーションを展開していくが、そのなかで専有走行2回目の1分46秒082というベストタイムをマークしたのはマーデンボロー。高星は終盤のタイムアップはなく、1分46秒122で2番手となった。VOLKSWAGEN A41エンジン勢ではイェ・ホンリー(KRC with B-Max F315)が5番手、山口大陸(タイロクレーシング28号)も6番手に食い込んでいる。

 高星に次ぐ3番手につけたのは、走行1回目から好調の牧野。阪口晴南(HFDP RACING F312)が4番手につけた。TEAM TOM'S勢はこのセッションで山下健太(ZENT TOM'S F312)がミッショントラブルに見舞われるなど、苦しい展開となっている。F3-Nは前日に続きDRAGONが最速となった。

■午後もマーデンボローが最速に

DRAGON/B-Max Racing F306

 昼休みをはさみ迎えた専有走行3回目は、午後1時40分にスタートした。天候は午前と変わらず晴天だが、気温が上昇し、この時季らしい暑さとなった。

 途中、F3-Nの片山義章(Petit LM Racing)が130R立ち上がりでストップするなどのトラブルはあったものの、大きなアクシデントはなくセッションは推移していった。

 終盤、各車はふたたびタイムアタックを展開していくが、チェッカー間際まで高星が1分46秒089で最速だったものの、チェッカー間際にマーデンボローが1分46秒077にタイムアップ! わずか0.012秒差で高星をかわし、専有走行3回目のベストタイムをマークしてみせた。

 3番手に続いたのは、チェッカー前に一気にB-MAX Racing Team with NDDP勢とのタイム差を縮めてきたTEAM TOM'S勢。坪井翔(ZENT TOM'S F314)が1分46秒193で3番手、山下が1分46秒368で4番手に続く結果となった。5番手にはイェ・ホンリーという結果となっている。F3-Nは、この専有走行3回目でもDRAGONが最速。悲願のF3-N優勝に向け最高のすべり出しをみせた。

 全日本F3選手権第11戦/第12戦の予選は8月20日(土)の午前10時45分にスタートする。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

高星明誠/B-MAX NDDP F3 牧野任祐/TODA FIGHTEX
廣田築/アルビレックスF306TLM 山下健太/ZENT TOM'S F312 片山義章/Petit LM Racing
大津弘樹/HFDP RACING F312 三浦 愛/EXEDY B-Max Racing F312 イェ・ホンリー/KRC with B-Max F315
アレックス・ヤン/ALEX YANG Hanashima F3 阪口晴南/HFDP RACING F312 山口大陸/タイロクレーシング28号

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ


news

li




gotoback
li